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シラキ・1~樹皮

 長沼公園“栃本尾根”で「シラキ(白木)」が見られると都の公園情報で知り、昨年の夏から何度か訪れ探していたが、結局、果実や紅葉が見られないまま年を越してしまった。尾根道のすぐ脇にあれば見つけ易いが、どうやら尾根道より外れた位置にあるようで秋の頃でも他の樹の葉に紛れてその特徴の白い樹皮がわからなかった。樹々の葉がすべて落ちたので改めて訪れ1本1本確認していると、尾根道から3~4メートル先の急斜面に白い樹皮の株立ちの樹がある。斜面の笹を掴みながら慎重に近づき灰白色の樹皮を確認した。太さは12~13センチでおそらくこれがシラキだろう。花期は5~6月なのでその頃にまた確認しよう。シラキはトウダイグサ科シラキ属の落葉小高木で雌雄異株。これまでにアオキアカギ(沖縄)を見ているが、中国・四国・九州地方に分布するハイノキ科のクロキをまだ見ていない。
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クマシデ・1~果苞

 アカシデイヌシデの果苞を観察したので「クマシデ(熊四手)」の果苞も確認しておこう。丸々と太った果穂はほとんど風に飛ばされ残りわずかとなっていた。果苞の長さは3センチほどで基部に直径2~3ミリの果実がある。果苞の形はイヌシデに似ているが、イヌシデよりもやや大きく見える。クマシデはカバノキ科クマシデ属の落葉高木。
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