サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチング。楽しく名前を覚えましょう。写真はクリックで大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part1
オオツクバネガシ
南大沢八幡神社の境内にある樹齢600年の「オオツクバネガシ(大衝羽根樫)」。不死身のアカガシと呼ばれる八王子市の指定天然記念物。説明板には、 『明治13年の神社の火災により樹幹はすっかり空洞化したが生気盛ん。オオツクバネガシは、アカガシとツクバネガシの間種で高尾山中のものが標準樹として発表された。衝羽根樫は、正月遊戯の “追い羽根” に使用する羽根に似て葉が小枝の先に4枚出ていることから名付けられた。』 とある。
ところで “カシ” という樹はなく、ブナ科コナラ属のうち常緑のものをカシ類と総称するとのこと。そう言えばカシが “堅し” から転訛したのは聞いたことがあった。
ところで “カシ” という樹はなく、ブナ科コナラ属のうち常緑のものをカシ類と総称するとのこと。そう言えばカシが “堅し” から転訛したのは聞いたことがあった。
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>明治13年の神社の火災により樹幹はすっかり空洞化したが生気盛ん・・
これだけの被害にあいながら枯死しなかったのは、都立大の丘が涵養する地下水が豊富ということもあるでしょうが、なんといってもこの樹の不思議さかもしれません。
飯能に住んでいたので、八高線はよく利用してました。
八王子は何度も出掛けたのに、オオツクバネガシについては知りませんでした。
いま思えば残念ですね。(笑)
ここ南大沢は八王子駅から南東方向に野猿峠を越え、もう一つ首都大のある小さな丘陵を越えます。飯能からだとちょっと不便だったかもしれませんね。NTの人の流れは新宿方面を向いています。
この樹の存在は知っていたのですがじっくりと観察したのはこれが初めて。地元民としては抜かっていました。
大木は風格があって、心惹かれますね。
600年も生きているこの木は、もしも鋭敏な(地獄のような)耳と千里眼を持っていたならば、足利義満の頃から人の世の変遷を見聞・体験してきたことになりますね。
人間の寿命と比べれば圧倒的な優位ですが、空洞化しても生を続けるこの樹のこの力が長寿の源なのでしょうね。
近くに名物があったのになかなか紹介できませんでした。写真では分かりにくいですが、空洞は結構大きかったですね。たいしたものです。
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