迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【京都沖縄京都】08・奇遇と僥倖

2012年04月06日 | 旅する。

4月6日 金曜日 那覇→関空→堺→京都

沖縄を出る前に『錯乱のニューヨーク』を読み終えてしまおうと、スパートをかける。そうしているうちにまたキロ弁をもらいに並ぶことになる。話題のキロ弁は20個か30個ほど用意されているが、いつも最初になくなるので、早めに行って35分前から並ぶ。その間、私は『錯乱のニューヨーク』を読みふける。

で、前に並んだ家族が残り少ないキロ弁をさらえるように人数分をもらっていき、最後に残ったひとつは執念を燃やしていた師匠に渡った。結構タフな勝負だった。そういうわけで、今回の那覇滞在では朝食をすべて無料弁当でまかなう。それもまた乙。

 (これが噂の「キロ弁」、おかずとご飯は別包装)

 

荷物をまとめ、本を読み、気まぐれに撮影し、また本を読む。

〈MOON BOW〉に行ってチャイをいただく。森クン、まぁさと話をしたり、本を読んだり。

月光荘に戻って、爪を切ったり、ギターを弾いたり。

さて、実は堺で今晩ライブに出演するみなさんと、どうやら同じ便の飛行機らしい。奇遇なり。私は例によって「780円」だから那覇-関空便を押さえたんだが、偶然とは恐ろしいものである。

 

あとは、さぁやに借りた『錯乱のニューヨーク』を返してtolot写真集のバンコク編を返してもらえば出発できる段取りなんだが、さぁやが起きてこない。

ううむ。淑女の部屋には入れないし。

飛行機の時間もあるので、大ちゃんにお願いして起こしてきてもらう。しかし、やはりまだ寝ている。

ううむ。お仕事でお疲れか。

結局また大ちゃんの手をわずらわせて、寝ているさぁやの横から本を交換してもらう。

ようやく、空港へ出発。

16:07離陸、17:32着陸

関空で、ライブ出演メンバーと一緒に行動していたら(手荷物を預けていないので、さっさと京都に行くこともできたんだけど)、なんとお出迎えのクルマになりゆきで同乗させてもらい、堺のライブ会場へ。僥倖というべきか。

西に夕日、東に満月という素晴らしいタイミングで橋を渡り、夕暮れの工業地帯が美しい影絵になり、生き物のように煙をはくさまに「工場萌え」を体感する。

 堺のライブでは懐かしい面々とも会えて、なんだか同窓会のようだった。パーティはまだまだつづくが、私は21時過ぎに抜けて京都へ。

今度は南海から天下茶屋で地下鉄に、淡路で阪急に乗り換えて大宮駅下車、〈餃子の王将〉大宮店で夕食にする。ここが実は第一号店で、昔ながらのメニューもあるんだが、私がこの店をよく使うのはバス停が目の前だからなんである。 

金曜日深夜の206系統はけっこう混んでいた。

京都の月光荘は明日の花見に向けて超満員になっていて、「高いところですが」と案内されたのは、通常はスタッフが使うらしい階段上ロフトのような位置にあるベッドだった。もうすぐ日付が変わる時刻だ。船岡温泉に行ってから寝る。