迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【京都沖縄京都】10・祭とさくらと鉄道と

2012年04月08日 | 旅する。

4月8日 日曜日 京都

祭囃子が聞こえてきた。やすらい祭り、昨日行った玄武神社の例祭がこのあたりを回っている。

 

近所だというので、少し追っかけてみた。

 

狂乱の花見のあと、みんなやや放心している。なんだかお腹がすいた。で、平野神社の桜を見に行って、〈ガネーシャ〉でカレーとナンを食べようという企画が持ち上がる。

男4人で歩いて行く。

 平野神社はしだれ桜が多いこともあってもう満開に近く、有料の桟敷も賑わっていた。

なぜか、鹿や猪やパンダがいる。

 

〈ガネーシャ〉ではいつものBセット(900円)にナンをお代わり(300円)。チャイで仕上げて満足。

 

ついでに北野天満宮に行くが、さすがに梅は見頃を過ぎていた。

赤ちゃんと記念撮影するご家族から、少し幸せをおすそ分けしてもらう。 

ここには「御土居」が残っていて、豊臣秀吉が築いたお堀を見下ろして土堤の上を歩ける。

 

マーキンが京都駅に向かい、タッキーは月光荘に戻る。いしいちゃんと私は梅小路へ。私はともかく、いしいちゃんは由緒正しい鉄ちゃんなのである。

市バス50系統に乗って六条西洞院で下車、西本願寺に寄り道し、ついこの間開館した京都水族館を横目に見つつ、ひたすら蒸気機関車をめざす。貨物列車の引き込み線跡を推定したりしていたら、ちょうどチンチン電車がやってきた。

もちろん乗る。なんと明治時代に走っていた京都電気鉄道初代のモデルで、終端ではポールを回すタイプである。わずか250m乗って、駅員さんに話を聞く。「駅舎」には社紋入りの飾りまで再現されていた。

 

さて、われわれの目的地は梅小路蒸気機関車館なのだが、実はチンチン電車に乗ったためにわざわざ遠回りしていたようだ。こんなこともある。

この蒸気機関車館は旧JR二条駅を移築したもので、実は学生時代に見ているはずなんだが、記憶がない。

いしいちゃんの解説を聞きつつ、館内を回っていたら、ちょうどSLスチーム号の運転時間になり、もちろん乗る。

短い距離を往復し、さらに転車台に乗って回転し(サービスなのか1回転半してくれた)、石炭を補給し、また転車台に乗り、車庫に入るまで。こんな近い距離で動く蒸気機関車をたんのうできるのがすごい。「生きている」し、さらにみんなに「愛されている」。

 

扇形車庫で機関車を見ていたら、閉館時刻が近づいていた。

 

 

ゆっくり京都駅まで歩く。途中も橋脚やらトンネルやらに昔の痕跡を探して楽しむ。

そして京都駅からわざわざJR嵯峨野山陰線で二条駅まで行く。新旧の二条駅を歩く、という趣向なんだが。駅前の〈コメダ〉でミニシロノワールとアイスコーヒー。

 

バスで月光荘に戻れば、当然のように宴会になっていた。

これから京都月光荘を担うヒロシくんから卒業する(一部は中退?)カモちゃん、大ちゃん、愛一朗へと卒業証書が手渡され、伝統は受け継がれていくのであった。

そして本日も船岡温泉であたたまってから寝る。