迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【京都沖縄京都】04・琉球弧の美学

2012年04月03日 | 旅する。

4月3日 火曜日 那覇→もとぶ

屋根を叩く雨音で目が覚めた。

例によって何にも決めていないが北部には行きたい。シャワーを浴びて、ニクちゃんに電話し、結ねぇに電話して「もとぶゲストハウス1泊、結家1泊」を決める。

荷物を片付けていたら「キロ弁に行く?」と誘われたので、今日も並ぶ。豪雨と強風のために、傘がひとつおしゃかになる。沖縄の雨に傘で抵抗しようとするのが無謀なのかもしれない。

今日は生姜焼き弁当で、ご飯が炒飯であった。いろりの回りでみんなに見せびらかしながら食べる。今回の旅行は「タダ」が多い。

 

紅芋パウダーを探しているこうじ氏をマックスバリュに案内しがてら、沖縄県立美術館に行く。田中一村展と常設展のコンバインチケットで1040円。

田中一村は「死ぬ前に作品を作る覚悟と計画」を持って奄美にやって来た。なんと凄絶な意志であることか。

常設展では森山大道の写真を久しぶりに体系的に見る。「たしかな世界を捨てる」「写真よさようなら」あの時代の気分を思い出す。

 

月光荘に戻る。爆弾低気圧で飛行機が欠航しているそうだ。本土では電車が止まっている。まるで台風のような強烈な低気圧だが、沖縄ではこの程度の風速は日常的なのか、交通機関は乱れていない。那覇バスターミナルまで歩いて高速バスに乗る。

名護から65番に乗り換えてバス停山川から徒歩でもとぶゲストハウスへ。今回は初心に戻って、普通の交通手段でたどりついてみた。

 

そして夕食はいつものところへ。

 

もずく、煮魚、三枚肉をたんのうする。