ぼくのほんだな

フワフワしたノリやすい僕が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな 142・・「雪中相合傘」 鈴木春信

2010年01月03日 | 美術・工芸
皆様 あけましておめでとうございます。いいお正月を お迎えですか?寝正月のあなた 食べるだけ食べて あとはゴロゴロ。またまた太りますよ!あ これ僕のことでした。おめでたいお正月にはやはりここ一番 和のテイストの「浮世絵」が ピッタリ良い感じですね。
そとは寒くて雪もちらちら。と、くればこの一枚。鈴木春信の 「雪中相合傘」。このご両人には傘に積った雪の重さなんぞ気にならない様子。いいな、いいな雪の中を相合傘で。よっ、ご両人!なんて声をかけたくなりますね。
うらやましい気持は置きっぱなしで、よっく観れば、お互いの気持を密めながら傘を持つ二人の手に痛いほどの緊張感と 傘の下の二人だけのしづかな世界には恍惚感(よく知らないけど) さえ感じられます。雪が二人を包み込み いっそ二人の間を溶け込ませる大事な脇役を演じています。雪が降っている今、この僅かな いっ時だけが・・・・。



鈴木春信 「雪中相合傘」 中判錦絵



鈴木春信 「風流四季哥仙・二月水辺梅」 中判錦絵

今年は貴方の飛躍の年。清水の舞台から飛び降りよう。脚腰に気をつけて。ひら~り!



鈴木春信「清水の舞台より飛ぶ美人」

手軽な画集なら、



「春信」(浮世絵を読む) 浅野秀剛・吉田伸之 多川精一/AD・レイアウト 1998 朝日新聞社
コメント
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