ぼくのほんだな

フワフワしたノリやすい僕が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな 132・・譯詩集「月下の一群」 堀口大學

2009年09月24日 | 詩歌・俳句
この訳詩集「月下の一群」は大正14年にあの第一書房から刊行されました。日本の現代詩にスゴイ影響を与えたんだね。中原中也や三好達治なんかにね。それよりなにより分かりやすくて美しいのが良いです。読めばきっと口ずさみたくなるよ。 で その装丁は豪華め。背表紙なんかはおっそろしくキラビやかで印籠がこちらを向いてニッカリ笑っているようではありませぬか。ヘヘ~~っ。今からみれば些か時代がかっているけれど 風格という望み難くなってしまったものを何となく感じさせてくれるのが魅力ですねェ。デン。

 
函 &本体背表紙

表紙

アポリネールの頁

「月下の一群」(名著複刻詩歌文学館) 堀口大学 1980 連翹セット 日本近代文学館

文庫だったら



「月下の一群―現代日本の翻訳」(講談社文芸文庫) 堀口大学 1996 ¥1,733 講談社

「月下の一群」の献辞はおともだちの佐藤春夫に。学生時代とても仲が良かったようです。堀口大学は外国生活がながくて ジャンコクトーやマリーローランサンとも交遊があり マリーローランサンに「日本の鶯」と呼ばれたそうです。優美・艶やかなる詩人でフランス文学者。

 Ri◇
「堀口大學」の つもり
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ぼくのほんだな 131・・漫画家サンペのこの一枚

2009年09月16日 | 漫画・イラストレーション・アニメーション
ぼくが好きなサンペの漫画の中でも とてもとても好きなものの一枚を紹介しま~す!一枚だけ。この漫画はぼくの家のダイニングルームの白い壁に掛けられています。何故にダイニングルームかって?それはこの漫画をよく見ればキットなっとくです。そのスピリッツ そのすっとぼけ。 食事をしながらゆっくりながめていると おおらかで贅を尽くした極上の絢爛豪華なお食事タイムを過ごすことができるんだ。たとえどんなおかずであろうともです。



↓"SAUVE QUI PEUT"より



"SAUVE QUI PEUT" Jean‐Jacques Semp´e 1964 Denoel
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ぼくのほんだな 130・・室生寺 十一面観音立像

2009年09月08日 | 美術・工芸
どお?こちら いいでしょ!いいでしょって言っても ぼくのもんじゃありませんよ.この不思議な魅力.彼女みたいな 彼みたいな。 おとなのようで 子どものような。きびしそうだけど あったかそうだし。 それぞれ相反する要素を併せもっているところが憎いんですね。そこが魅力なんだろね。誰でも どちらの要素も持ってるんだろうけど どちらかに決めようとするんだね。どちらも生かせれば言うことないよね。でもそれって言うは易く なかなか行えませんよねぇ。(どっちつかずでもあり・・)

 
室生寺リーフレット

「十一面観音立像」 平安時代 木造彩色 像高 195cm 室生寺

 表紙


  



「魅惑の仏像 十一面観音―奈良・室生寺」(めだかの本) 小川光三 2001 ¥1,260 毎日新聞社
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ぼくのほんだな 129・・久里洋二とモロゾフ・チョコレート

2009年09月05日 | 漫画・イラストレーション・アニメーション
モロゾフはチョコレートや西洋菓子をつくっている会社です。1931年にロシアのフョードル・モロゾフが神戸のトアロードでチョコレートショップを創業したのが初め。なつかしくもあり新しくもある会社です.モロゾフといえばやっぱりチョコレートです.老舗です.そのお味も しにせ~って味ですね.(?・・) この久里洋二のイラストレーションも これまたチョコレ~~~トって味わいですね.(???・・)

        

                

        

                

モロゾフが1936年英字新聞「ジャパンアドバタイザー」に日本で初めてバレンタイン広告を掲載したそうです。

ぼくも 次のバレンタイン・デーには 絶対わすれられないように今からアピールしとこっと!(本命で。)
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