ぼくのほんだな

フワフワした僕が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな 114・・「まんが たけくらべ」 すずき大和

2009年06月28日 | 漫画・イラストレーション・アニメーション
「『たけくらべ』ってしってる?」 「もちろん しってる!」 よね。題だけ。そ~じゃなくて 全部 ぜ~んぶ読んだことある?読んでないよな。少し難しいからね。おたずねしたのが間違いでした。ぼく?もちろん読んでません!  

24歳で亡くなった樋口一葉の 『たけくらべ』は いかにも明治時代が話してるような擬古文( シャキッ!つうか カチっとしてる) で書かれてるって。その文章から子ども達のイキイキしたきらめきや悲しみと明治のたたずまいが読んでいるとジワ~ッと立ち現れてくるんだって。そう! お話に迷い込んでしまって まるでそこにいる子ども達になっちゃうみたいだよ。引き込まれるんだね。さすがって。

いつの時代も変わらない子ども達の心情を この「まんが」を読めば甘くほろ苦く味わえるとおもう。 だから一緒にチャレンジしよおよ! お~っ!


カバー


表紙 (この色、きれいだね。)

「まんが たけくらべ」 すずき大和 樋口一葉/原作 森 綾/デザイン 2004 定価(本体1500円+税) 晶文社

じゃあ、本文ををチョコッと見てみよう。

トップページ 「さあ はじまるぞ。」


ドキドキのページ 「まってました!御両人」


ラストページ 「せつないなぁ。」


ジ~ンとくるね。どぉ もっと読んでみたいでしょ?

硬いのがお好きなガリガリ君は次の本と た・べ・く・ら・べ。

 

 

〈上左から〉
「にごりえ・たけくらべ」(新潮文庫) 樋口一葉 1949 ¥380(税込) 新潮社
「たけくらべ・にごりえ」(角川文庫) 樋口一葉 岡田八千代 1968 ¥380(税込) 角川書店
〈下左から〉
「たけくらべ」(集英社文庫) 樋口一葉 1993 ¥370(税込) 集英社
「にごりえ・たけくらべ」(岩波文庫) 樋口一葉 1999 ¥420(税込) 岩波書店
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ぼくのほんだな 113・・また、「おてんばルル」イヴ・サンローラン

2009年06月25日 | 漫画・イラストレーション・アニメーション
イヴ・サンローランの絵本 「おてんばルル」の[ソフトカバー版] が出たね。それにテレビでアニメ化されたり もうすぐ雑誌で特集されるとか 公式HPがあったりとかで すこし騒がしくなってきたよ!しばらく注目だzo。

 ☆「おてんばルル」の公式HP http://www.otenbalulu.com/top.html



ソフトカバー版 「おてんばルル」 イヴ・サンローラン 東野純子 2009 ¥2,100(税込) 河出書房新社

「ぼくのほんだな 38・・おてんばルル」 (07/10/15付) のページも もういちど のぞいてみてくれッ!
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ぼくのほんだな 112・・「ビリチスの歌」 ピエール・ルイス 鈴木信太郎

2009年06月20日 | ほんだな
「ビリチスの歌」。これはフランスの象徴派詩人ピエール・ルイスが紀元前六世紀ギリシャの女流詩人ビリチスの歌った詩を訳したもので 「ルイス訳 ギリシャ古詩 」と記しています。 巻頭には「ささやかなこの古代恋愛の書は 未来の社会のうら若い女性に恭々しく献げられる」とあります。
ギリシャの詩人ビリチスは まるで現代を呼吸しているみたいに じぶんの恋愛生活をイキイキと歌いまくります。 まるで今のアラマー世代 (その大胆な行動がまわりからアラマーとひんしゅくをかう世代) のようですね。ところが それもそのはず 実は・・・・。

   
  表紙/扉

本文

「ビリチスの歌」(新潮文庫) ピエエル・ルイス 鈴木信太郎 1956 定価100円 新潮社

生田耕作もやってます.

  函/表紙

「ビリチスの唄」ピエール・ルイス 生田耕作 NOTOR/挿絵 1986 定価4,000円 奢灞都館

バルビエも (「バルビエ・コレクション 2 」)

表紙 

裏表紙





「ビリチスの歌―バルビエ・コレクション 2 」 ジョルジュ・バルビエ 鹿島茂 箕浦卓+阿久沢紀子/造本・装幀 1993 ¥3,360(税込) リブロポ-ト

 
(菊池信義の装丁が美しい)

「ビリチスの歌― 現代日本の翻訳」 (講談社文芸文庫) ピエエル・ルイス 鈴木信太郎 1994 ¥1,121(税込) 講談社
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ぼくのほんだな 111・・ルドゥーテのバラ

2009年06月16日 | 美術・工芸
ボタニカル・アートというか 植物画だけど スケッチ風なんかは軽やかで楽しいね。それとは違った緻密に克明に描いた図鑑のような画もまた別の雰囲気があって どこかホッとさせてくれるよね。画を見てると なんだか自分がどんどん大地とつながっていくような感じがしてス~ッと落ち着くんだ。それはヒョッとして ぼくがいつもフワフワしてるせいかな? ぼくだけ??
下はドイツの出版社から出てる本だけど これなんぞ 最高~にいいなあ!

新書変形判



「Erlesene Pflanzen」 Christoph Jakob Trew 1981 Harenberg

植物の中でも とりわけ華やかで美しいのが薔薇ですね。(ウァッォ)

次の本は世界でもっとも美しいバラの絵を描いた植物画の天才画家ルドゥーテの最高傑作だそうです。

   

 

「Les Roses バラ図譜」 ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテ 2008 ¥14,700(税込) 河出書房新社

もっとあるよ。



「薔薇空間―宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々」('08「薔薇空間」展カタログ) 2009 ¥2,699(税込) ランダムハウス講談社



「ルドゥーテのバラ」 ピエ-ル・ジョゼフ・ルドゥ-テ 2002 ¥1,050(税込) タッシェンジャパン

他にも いちめん満開ですので さがしてみてください。
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ぼくのほんだな 110・・「オルフェの遺言」 ジャン・コクトー

2009年06月11日 | 映画・クルマ
ジャン・コクトーと言えば 何でもこいのおそるべき才人ではあります. いったいコクトーの頭の いや心の中はど~なってんの?と思っちゃうよね.この映画でコクトーは「こんなもんだよ」って見せてくれるんだけど ますますわからんぞ.でも画面をみてるだけで愉しいんだ。まるで魔法みたいに不思議なことが次々おこるからね。 そうか!映画は魔法なんだとあらためて想い出させてくれたんだ.心の中も同じだよってね.

 表紙



「アートシアター 2号」 1962.5.20発行 定価100円 日本アートシアターギルド

「オルフェの遺言-私に何故と問い給うな」

 製作: 1959年 仏 1962年6月封切
 上映時間 80分 東和配給

 監督: ジャン・コクトー
 撮影: ローラン・ポントワゾー
 音楽(選曲):ジョルジュ・オーリック
 出演: ジャン・コクトー / エドアール・デルミ / マリア・カザ     レス / フランソワ・ペリエ / ジャン・マレー / ユル・ブ     リンナー / パブロ・ピカソ / シャルル・アズナブール他

 

↑「オルフェの遺言」の日本公開に際してコクトーよりA.T.Gヘ贈られたメッセージ.


当時の朝日新聞の記事('62.5.31)                     



DVD 「オルフェの遺言-私に何故と問い給うな」 2009
 時間: 77 分
 販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
 1,500円 (初回限定)    
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