ぼくのほんだな

フワフワした僕が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな 173・・コラ・ヴォケール (Cora Vaucaire)

2011年09月22日 | 音楽
シャンソン歌手と聞いてあなたはまっ先に誰を思い浮かべますか?エディット・ピラフ? ジュリエット・グリコ? イヴ・ボンタン それともシャーベット・ジロー? 違うか。じゃダレア?いやダミア?ウ~ン分かんないな・・・。それぞれ好みがあるからね。かまいませんそのまま好き勝ってでいて下さい。そこで、ほらキッと訊きたいですよねワタクシの好み。もちろん人に訊いておいて自分が応えない訳にはいきませんからね。じゃお応えしましょう。

その名は コラ・ヴォケール。

何だか僕が呼ばれてるような気がしてスグ馴染めてしまったとても覚えやすい名まえです。彼女は いろんな歌を歌ってます。好きな曲はたくさんあるんだけど・・例えば「モンマルトルの丘」や「桜んぼの実る頃」「三つの小さな音符」「ルノー王の哀歌」「ミラボー橋」。ほかにアレもコレも。特に「モンマルトルの丘」なんかはスキ。如何にもフランスって感じでね。1954年の映画「フレンチ・カンカン」の主題歌です。とろ~んとした不思議な甘さ。いいなあ。 こどもには分からない味です。
それとやっぱり「桜んぼの実る頃」もいい。「桜んぼの実る頃」は1992年にアニメ映画『紅の豚』の挿入歌として使われていましたね。
又、ジャック・ブレヴェールの詩を好んで取り上げてたりしていて「バルバラ」などの朗読もいい。
そうだ 彼女はあの「枯葉」をヒットさせたことでも有名ですね。

これはコラ・ヴォケールのアルバムです。

 

Cora Vaucaire Vol.1 (Vol.1・Vol.2 2枚組)

ジャケットを'レイモン・ペイネ'が愉しそうに描いています。彼にピッタリ!



la complainte de la butte Cora Vaucaire Label Pathé

彼女はたくさんある歌の中から美しい言葉で織り上げられた詩や歌を選びぬいて、独特の深みのある心にとまる声で聴く者(僕のことね)の情感にジンワリとヒタヒタと訴えかけるんです。そして・・あっダメだぁ!この感じ口に出したら消えていく~。もういいや! とにかく聴いてみてくれい。 シル ヴ プレ。

そんな彼女が 先日、逝ってしまいました。
コメント
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