中国の連休は嬉しいことと腹立たしいことがセットになっています。
休みの前に、必ず代替授業や代替出勤が付いているからです。
純粋に休暇を楽しむ前に、土曜日まで働かされて、
しかも、授業の振り替えは前日の金曜の授業をしろというのです。
「月・火・水・木・金・金!」
私にとって、最悪の曜日指定ですよ・・・・・・。
金曜は、午前に4年の「ビジネス日本語」があって、
今は就職・進学を控えた学生たちのために「模擬面接会」をしています。
毎授業時に二人ずつ学生たちが自己アピールをして、
面接官(これも学生)数名が質問をし、私が講評するというものです。
そのためには、
まず学生がアピール原稿をメールで私に送って寄こし、それを私が添削した後、
時間を取って個別に発音・アクセント、面接の態度などを練習させ、
最後に金曜日を迎えます。
これ、一週間に一度で十分なんですよね。
私にとって準備を要する最も忙しい授業日です。
今週は一度に2週間分をこなさなければならないので、
放課後の個別指導も毎日詰めつめでした。
金曜日は午後から一年生の聴解授業です。
始まったばかりなので、掲示物などを作らなければなりません。
五十音表、発音の口の形の図、アクセント表など、
この大学には何一つ無いので、私が手書きで作っています。
それは土日の休みなどに少しずつ作る予定なのに、
今回は間に合わず、まだ五十音表だけしか貼っていません。
さらに、金曜の放課後は週末とて、
日本語能力試験対策の聴解の力を付けたい学生が
研究室を訪れ、特訓をする日なんですよ・・・・・・。
しかし、それは急遽、明日の土曜日に替えてもらいました。
今日は、三年生が私のために
誕生祝をしてくれたからです。
(本当は明日なんですけど、国慶節休暇で学生たちは
帰省や旅行などで学校から消えるのです)。
(ああ、いそがし)と思って過ごした一週間でしたが(まだ明日もある!)、
このひと時は三年生たちの気持ちが嬉しく、ふっと肩の力が抜けました。
この写真の場所は、一年生の教室です。
一年の授業直後に三年生が大きいケーキ二つと
おやつ・飲み物を持参して来てくれたのでした。
今まで、日本語学科で最年少のクラスだった彼女ら・彼ですが、
新一年生を前にすると、大人に見えましたねえ。
入学した時のことが昨日のことのように思えるのに。
三年生が一年の最初に覚えた「あいうえおの歌」と
「君をのせて」(『天空の城ラピュタ』の挿入歌)を歌うと、
一年生も一緒に歌っていました。
一年生、心温かい先輩たちに囲まれて大学生活がスタートできて、
ラッキーだと思います。
私はケーキをたらふくいただいて宿舎に帰ると、
もう夕食はそんなに食べられません。
買い置きのネギ(菏澤のネギは美味しいんですよ!)を
フライパンで蒸し焼きし、鰹節としょうゆをかけて食べました。
これまたすっごく美味しかった~♪