日本の衆院解散について、世界各国のメディアも小池百合子東京都知事の台頭を伝えるなど関心を寄せている。

米ブルームバーグ通信は、安倍首相が衆院解散に踏み切った理由について、 28日の配信記事で「北朝鮮が日本列島を越えてミサイルを発射した後、支持率が上昇したことに乗じたものだ」と分析した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で「(安倍氏の)戦略は裏目に出るかもしれない」と論評。6月に総選挙に打って出て敗北した英国のメイ首相を引き合いに出し、「似ている?」と首相の決断を皮肉った。

英国メディアの多くは小池氏に焦点を当て、「日本初の女性首相候補」と紹介した。ザ・タイムズ紙は、民進党の前原代表が新党への事実上の合流を決めたことについて「政治的ハラキリ」と表現。「政治風景が一変し、結果の予想が不可能になった」と指摘した。