毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

カメムシ逝く

2024-03-02 10:46:46 | 自然

三日前はいつもより暖かい日でした。

冬ごもりで固まっていた身体が少し伸び伸びして、

裏庭に出る硝子戸の桟に薄っすら溜まった埃にまで気が付いたのです。

割り箸と濡れティッシュでスーッと汚れをふき取っていて、

端っこに固まっている緑の塊を発見しました。

開ければすぐ外に通じる方の端です。

(外から入ってきたのかしら)と掌に取りました。

 

10秒後ぐらいに、ふと(あれ?まさか)と不安が過ぎり、

木立ベゴニアの葉で冬眠している家のカメムシを確かめに行きました。

カメムシは居ませんでした。

掌で固まっているカメムシを見ても、

10秒間「家の」カメムシと全く思わなかったのです。

これが安全バイアスというものなんだと分かりました。

いつかは死ぬと思っていても、今日であってほしくないので

思考をストップさせる回路が働いたのです。

確かに、ただのカメムシと家のカメムシは違いました。

約4カ月の間、同じ空間で生きてきたのです。

ほとんど同志と言ってもいいくらいでした。

哀惜の念が湧かないはずがありません。

 

遺骸は外の柚子かグレープフルーツか定かでない木の下に埋めました。

命が芽吹く春に、逝く命もありました。

 

 

 

 

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冬の終わりにーカメムシとわたしの越冬

2024-02-21 13:07:12 | 自然

今朝、蛇口から出る水が手に少し温かく、

水ぬるむ春が来たんだと思った。

この冬、私は例年になく暖房器具を極力使わずに過ごした。

昨夏、扇風機以外の器具を使わず暑さを凌ぐ実験をしたので、

その続きとして寒さも我慢しようと思ったのだ。

例外として、室内に退避させた植物たちのために

室温が10℃未満の時だけガスファンヒーターを付け、

12℃になったら止めた。そんな日が10日ほどあったと思う。

住まいが近畿地方であること、

今年が暖冬だったこと、

部屋でも外と変わらない装束を纏っていたことなどで

夏よりずっと耐え易かった。

 ←寒い日の室内での装い

思えば中国に行ったばかりの冬、現地の学生や先生方が

部屋でもジャケットを脱がないことにかなり違和感があったが、

今冬の室内の私の姿を見たらその中国の人々も呆れただろう。

暖気のない部屋は、

子どもの頃の北海道の薪ストーブの家の中や、

母が私たち子どもをストーブの傍に立たせて、

何枚も何枚も下着から上着まで丁寧に着せていたことなどを

思い出させて懐かしかった。 

また、暖房を断つことで、寒さに震えるガザや能登の人たちに

ほんの少しだけでも近づけるような気がした(所詮安全に保護された室内だが)。

 

部屋にいる人間は私だけだが、

植物や虫たちが同じ部屋、同じ室温でともに時を過ごしてきた。

私が特に気になっていたのはツヤアオカメムシだ。

⤵昨年11月、裏庭で見つけたときのもの。少なくとも二匹居た。

 

  

 

寒くなり、気がつけばカメムシも一匹、草木とともに部屋に移動していた。

⤵室内が16℃以上になったとき、植木の間をウロチョロ散策するツヤアオカメムシ。

 

⤵室温が10℃~12℃で推移した12月から今まで、カメムシは一か所でじっとして微動だにしなかった。

  

⤵二月に入り、ぽかぽかと暖かい日に外で日向ぼっこさせた。

生きているかどうか確かめたくて、

私がふうっと息を吐きかけると、触覚がピクピク動いた! 

⤵今日2月21日も、カメムシは木立ベゴニアの一枚の葉に張り付いている。

カメムシに張り付かれている方の葉は

冬でも少し、また少しと大きくなり、色も濃くなってきた。

春になったら

カメムシはまたブーンと羽音をたてて飛ぶだろうか。

 

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1月の植物たち:河川敷編

2024-01-16 18:56:25 | 自然

心中穏やかでいられないことのあまりに多い今日この頃、

気持ちが鎮まるのが近所の河川敷への散歩で草や木を見るひとときです。

大阪市のすぐ隣の尼崎市園田には藻川と猪名川という二つの川があり、

藻川へは我が室から徒歩2分の近さなので

朝昼晩、一日何回でも行けるのですが私もそこまで暇ではありません。

河川敷は舗装されているところも、されてないところもあります。

 

⤵下は枯草が地面を覆い、歩くとフワフワするお気に入りの道で、

私は「アボンリーへの道」と勝手に名付けています。

 

今日も逃げ惑う人びと、殺され斃れる人びとが

この地面の向こうに確かにいるのに、

ここはこんなに穏やかなのが、申し訳なくやるせない思いです。

世界中、一刻も早く平和な日常が戻るよう心から願います。

 

⤵可愛いセンダンの実をみつけました。

 

⤵河川敷なのに自然に生えて成長した雑木がミニ林を形成しています。

⤵セイタカアワダチソウがまるで子羊や子象のよう。

⤵カラスノエンドウとホトケノザ、1月中旬でもう花が咲いています。

去年の同時期は今年より寒かったので枯草だらけだった気がします。

  

 

⤵靴箱の上には散歩のときに採取した

オギ、セイバンモロコシ、野ゲイトウを飾っています。

今日新たにセンダンも加えました。

緑色のは庭に自生するアオオリズルランの子どもです。

 

天災、人災で苦しむ人々に早く平穏な日々が戻ることを

祈りつつ……。

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我が心の故郷の山

2023-11-24 19:17:13 | 自然

故郷、北海道斜里に住む兄が、最近懐かしい知床の山や海の写真を送ってくれました。

中国で私は「日本から来ました。北海道人です。」と自己紹介していたのです。

両親が亡くなってから故郷に帰る機会がありませんが、

今も私は日本人というより北海道人として自負心を持ち続けています。

北海道に生まれることができたのは本当にラッキーでした。

なぜならば、圧倒的な自然に全身すっぽり包まれていたからです。

↑海別岳(うなべつ岳)は知床連山南端の小さい山です(標高1,419m)。

 

私が生まれたのは斜里郡山奥の引揚者のための緊急措置的な開拓村でしたが、

小学生のとき、平野部の親の実家付近に引越しました。

家から地元の小学校まで30分ほど歩いて通っていたのですが、

学校が終わると左手にこの海別岳、真正面に斜里岳を見ながら帰ったものです。

今思えば、何と贅沢なことでしょう。学校なんか行っている場合じゃなかったかも。

下の写真見覚えがあります。この道路の一つ左側の道を通っていたように思います。

↓斜里岳(標高1,547m):これは兄の写真ではなく、ネットinfo.trek-shiretoko.comから借りました。

この斜里地域(シャリ=アイヌ語で「葦の茂るところ」)には

元来斜里アイヌの部族が暮らしていたそうですが、

第二次世界大戦後に生まれた私が成長する頃にはほぼ絶滅状態でした。

江戸幕府がクナシリ、エトロフなどの北方領土をロシアに取られる前に「開発」したときに

斜里アイヌを連行し、男たちは強制労働で死ぬまで働かせ、女たちは和人の男たちの慰みものにして

妊娠したら子供を殺した、と故チカップ美恵子さんからお聞きしたことがあります。

和人は明治以降も北海道「開拓」という名の侵略をし続けたと。

旭川支庁がある場所はアイヌから百年借りるという約束だったのに、百年過ぎても返しもしないと。

戦後も学問の名のもとにアイヌ人の墓を暴き、アイヌ文様の手作り上着を無断で持ち去り、

アイヌ人の肖像権を無視して勝手に自分の顔を写真に撮り、専門誌に掲載したと。

私は(ああ、またここでも)と、秀吉の朝鮮「征伐」や、琉球王国に対する琉球「処分」とともに、

日本には、帝国主義の時代以前から他民族を人間と思わぬ領土拡張を目論む

アグレッシブな政権が存在していたこと、

戦後民主主義の時代にもアイヌを人と思わぬ思想が蔓延っていることを恥ずかしく思いました。

話は飛びますが、タイ人の知人が

「タイはどの国にも従属したことがない。ずっと独立を貫いている」

と胸を張って言ったことがあります。

日本もそれでいいのに。

他国に攻め込んでその国を分捕ろうとかせず、

自国の独立をきちんと保持できたら、それで十分なのに。

日本は今「攻撃は最大の防御なり」と嘯いて敵基地戦闘能力(長距離ミサイル)を保有し、

一方、アメリカには何でもかんでも即座に言うことを聞き、地獄の果てまでも付き従うという

どちらもとんでもパターンに突き進んでいます。

そういう政治勢力を衰退させないと、と思うのですが事態は悪い方へ転がり落ちていますね…。

 

さて(笑)、

アイヌ語で海別岳はウナペツ(灰川)、噴火で山全体が灰に覆われたことに由来しているとのこと、

斜里岳はオンネヌプリ(老いた山、大きい山とも)と呼ばれて尊敬の対象だったようです。

私は小学生の時、きりっとして秀麗な姿の斜里岳が大好きでした。

海別岳が急に目に飛び込んできたのは高校生の頃、バスの中から見えた雪の海別岳の

夕日に照らされた色彩が余りにも美しかったためです。

こんな二つの山に見下ろされて、ちっぽけな女の子はとてつもなく呑気に育ったのでした。

今思えば、奇跡のようにありがたいです。

 

⤵下は兄が送ってくれたものです。

ジャガイモの収穫が済んだ畑、海別岳、高い空のそれぞれの色は私が子供だった頃と一緒です。

 

⤵オホーツク海。小学校の春の遠足でここに来た時、潮風に晒されて手や顔が腫れました(笑)。

向こうに知床連山が見えます。

 

⤵知床連山と手前の斜里漁港。高校の美術の時間に写生に出かけました。

高校の先生方は個性的な方々が多く、今も心に深く刻まれています。

世界史の授業で、

フセイン=マクマホン協定、バルフォア宣言、サイクス=ピコ協定も教わりました。

先生、お元気ですか。

あの授業、人生のいろんなときに思い出して生きてきました。

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河原の草オオバコやら

2023-07-22 20:08:54 | 自然

少し前になりますが、曇り空の午後、

歩いて2分の河川敷にぶらぶら出かけました。

てきぱきとウォーキングする日除け重装備の女性、

ギャン泣きの子をプリプリ怒りながら担ぎ行く男性(たぶん父親?)、

歩いてんだか走ってんだか判然としない年配男性、

と、すれ違う人たちも風景の一部に感じつつ、

少し歩いては草に吸い寄せられて

しゃがみ込んで眺めたり、写真を撮ったり、

川のある広い空間のひと時を楽しみました。

 

(あれ、見覚えある草)と近づくと、やはりオオバコです。

子どもの頃、母が葉っぱを千切って揉み、

ほんの少し滲んだ汁を私の手に擦りつけた草だ、と半世紀以上前の事が蘇りました。

このオオバコ、楽天やアマゾンで健康食品として売られているんですね。

トカゲやヤモリまで売られているし、いや、どうしたん?みんな。

そんなにまで自然のないところに住んでいるんですかね。

そんなとこ引っ越せば?と思うのはだめ?

 

↓これはアカザかな。これも母親からの伝授なので自信がありません。

 

↓川の傍には鬱蒼と葦の茂っているところもあります。

古事記や日本書紀に

豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)と謡われた日本はこの辺かも。

ああ、ここでタイムリープして万葉びとに出くわさないかなと

ちょっと妄想しました。

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「さようなら胡瓜にトマト…猫の額の畑の野菜と虫たち」No.3978

2020-09-30 07:54:53 | 自然

今年の夏、野菜たちは猛暑に耐え切れず力尽き、

それでも最近の涼しさの中で小さい花をいくつか咲かせました。

実を結ぶことも叶わぬ花を咲かせるトマト。

ありがとう。

胡瓜はもう全部しおれたと思って柵から切り取ったところ、

一つだけキリッと咲いている花があったんです。

本当に最後の一花ですので花器のない私は

せめてもの、故郷斜里の窯元が作ったコーヒー碗に飾りました。

しなびた葉を下に敷いて。

なんと数時間後、葉が広がり蘇ったので

器を大きいものに変えました。

最後の最後まで、ありがとう。

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「夏の終わりに」No.3967

2020-09-10 23:44:55 | 自然

これは何だと思いますか。

ラーメンマン?いえいえ、

実はこれは、

結実しようとして果たせなかった胡瓜の残骸です。

余りにも今年の夏の暑さは野菜たちにとって酷でした。

95%が枯れた猫びたい庭の胡瓜ですが、

ここ数日気温が35℃以下になってきて

残り5%がまた花を咲かせ始めています。

最後まで諦めない植物に

私の希望をつなぎます。

 

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「我が庭の胡瓜、熱中症でほぼ死す」No.3953

2020-08-23 10:08:59 | 自然

名前に魅かれて苗を3本買った胡瓜の「つよしくん」。

今となったらまるで墓標のようです。

90%の葉が白化しちゃったり、枯れちゃったり、

連日37℃以上の暑さと、周りの家々からのエアコン熱で

これでもか、と昼夜茹でられてついにこんな有様に……。

↓それでもまだ比較的頑張っているのは南瓜とトマトです。

結実しませんが、まだ葉が生きています。

左が南瓜、右が胡瓜。つよしくん、あんまり強くない。

それでも一昨日、昨日と恵みの雨が降り、

今日は久しぶりに35℃まで下がりそうです。

  南天の 焼け葉に雨の 一滴(ひとしずく)・・・

息子の店の溝から救出したツユクサも雨が嬉しかったようで

花をつけました。

昨日、久しぶりに帰ってきたハグロトンボ。

このトンボさんがいるだけで庭全体が落ち着きます。

今朝の空気は穏やかです。

気温が数度下がるだけで快適感がこんなに違うとは……。

異常気象の主原因に

人間の「今だけ・金だけ・自分だけ」があるとしたら

茹でられながら金儲けする人間は

あまりに愚かと思えます。

今日の胡瓜、明日の我が身。

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「EM堆肥で土壌改良」No.3939

2020-08-03 23:58:35 | 自然

捨てれば生ゴミ、生かせば堆肥。

EMぼかしを使って生ゴミを堆肥にし、

日陰の庭でもなんとか野菜が育っています。

ついに梅雨が明けて以来、突如として胡瓜の結実が多くなり、

毎日必ず1本以上採取できる嬉しさよ、ああこりゃこりゃ。

しかし、人生全て塞翁が馬、

野菜とともに虫も元気に育ち、

成長が早いか虫に喰われるのが早いか、

野菜たちも安穏とはしていられません。

トマトの葉の裏で蛹化した虫たちを発見。

ここまできたらもう何も食べないので、放置してどんな成虫になるか

様子を見ることにしました。

 

今日は、小学校が17日間の夏休みに入った孫娘がやってきました。

一か月前に見たときよりさらに足が長くなり、

前歯の乳歯が一本ぬけ、もう一本も抜けかけで、

すごい勢いで成長していました。

今日は塗り絵に情熱を注いでいる様子だったので

殺風景な襖の色付けをしてもらいました。

最初は「ええ、それは落書きでは?」

とビビっていましたが、

「下手くそだと落書きだけど、上手だとすばらしい芸術だよ」

と言うと、前向きに挑戦しました。

たったのお花3つですけどね。

また今度来た時、続きをしてもらおうと思います。

楽しみ~。

 

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「雨、雨、雨……」No.3933

2020-07-25 23:45:17 | 自然

毎日、兵庫県尼崎は雨が降り続いています。

梅雨だから仕方がない、と自分に言い聞かせていますが、

コロナで引きこもり、雨で出かけられず、

一体、いつまで待てば梅雨は明けるのでしょう。

わたしは2010年から2020年まで一年を除き、

この時期はずっと中国暮らしでしたから

本州の梅雨は10年ぶりです。

(一年だけ日本に戻っていた時も、6月から7月にかけて

ちょうど沖縄でゲストハウスの手伝いをしていたので、

灼熱の太陽に晒されるか、もしくは嵐状態でした

 

一体、梅雨はいつ明けるのでしょう。

日本気象協会の今後のお天気予想では、

日本はこんなことになるようです。

沖縄は平年より気温が高いとのこと、

平年でも暑いのに、マスク着用がたいへんですね。

今、北海道は平年並みかちょっと低いかですか。

作物に影響はないでしょうか。

長雨で気温も低いし、日照時間が少ない本州は

すでに野菜の生育に悪い影響が出ているそうです。

「飴と鞭」ならぬ「雨と虫」で。

(私の庭の胡瓜12本は奇跡かも知れません)。

でも、8月中旬からは日本全土が

平年並みか平年より高くなるので、

マスクで熱中症が心配……。

皆さん、生き延びましょうね。

 

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「終日雨、石牟礼道子の本が届く」No.3915

2020-07-06 23:11:39 | 自然

熊本県の大雨被害のニュースが伝えられ、気を揉む中、

熊本出身の石牟礼道子さんの本が届きました。

池澤夏樹個人編集の日本文学全集(河出書房新社)の第24巻です。

友人から第一巻『古事記』をもらって甚く気に入り、

その後、ヤフオクで第八巻『今昔物語・宇治拾遺物語等』を買い、

これは三冊目です。

引っ越しの時は、(絶対これ以上本を増やすまい)と思ったものの

電子書籍で我慢できるものとできないものがあり、

このシリーズは、気に入った巻だけでも

手に取ってベッドで寝ながら読みたいと思っています。

石牟礼道子さんの言葉には、

ほんの数行読んだだけでも

自分の心の深いところが感応します。

これから時間はたっぷりあるので、丁寧に読もうっと。

 

終日の雨で野菜が水浸しになるといけないので、

水が流れるようにしました。

小さい川ができたようでずっと見ていても飽きません。

昔、子どもだった時

北海道で春に家の前の氷が解け始めたときも

熱心に小川作りをしたものです。

手前の小窓には中国にいた時と同じく人参&大根。

人参は、チーズトーストに葉っぱを散らしたり、

みそ汁やスープにパラパラと浮かせたりしています。

今度の家にはなぜかやたらと蜘蛛がいるのです。

私はヤモリの方が好きなんですけど、

まあ、蜘蛛もコバエを食べてくれるからいいわと

放置というか共生しています。

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「側溝から救出した三つ葉のことやら」No.3860

2020-05-04 23:07:20 | 自然

上は3月19日に撮影した我が狭き庭とも言えない土部分です。

緑の円部分に、

息子の店の側溝で青息吐息だった三つ葉をヘドロの土ごと

救出し移植したのが何とか根付いた頃で

葉っぱに艶がなく色も冴えません(下の写真)。

↓今朝、5月4日の三つ葉です。

大げさではなく、この三つ葉を見ると勇気づけられます。

三つ葉の隣には庭に点在して咲く雑草を連れてきました。

仲間で固まったら、「雑草」と言うより

「花」と呼ぶほうが礼儀にかなった扱いに思えます。

 

↓こちらは赤い円部分です。

3月には根元から切られた切り株がありました。

最近、それがナンテンであることが分かりました。

中国に居る時、

リフォーム業者さんがメールで

「庭の木、切っときましょうか」

と何度も言うので、つい同意してしまったのですが

実際に住み始めて無残な切り株を見るたびに

(ごめんね)と思わずにはいられませんでした。

今は(死なないでくれて、ありがとうね)の気持ちです。

プランターのバジルも発芽し始めました。

見ただけで勇気凛々ですよ~

コロナだのへちまだのと

クサクサしてられますかっての。

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「海の自然の使者が問いかけるもの」No.2409

2019-09-04 00:00:04 | 自然

「辺野古ブルー」のCさんが海での抗議活動のさ中、

幸運にも回り逢った海の自然の使者の写真をフェイスブックに掲載されていたので

お借りしました。

辺野古大浦湾の海で、毎日、海への赤土投入を一分でも一秒でも具体的に遅らせるため

木の葉のようなカヌーを漕ぎ出すカヌーチーム「辺野古ブルー」。

容赦ない陽光を帽子ごときでは遮れるわけもなく、

みんな、健康な日焼けレベルをはるか超えているはずです。

沖縄の新基地建設は、

アベ政権による沖縄県民の人権蹂躙であり、

沖縄の自然の蹂躙です。

山本太郎さん的に言えばアベ政権によるDVです。

「人権」「自然」と、言えば簡単ですが、

本当に大切で、お金だのと交換できる安物ではないのですから、

そこのところをみんな、よくよく感じ取って

アベ政権を具体的に止めさせなければ、DVは続くよ、どこまでもです。

 

↓中国山東省の西の端の地方都市、菏澤の小さい大学のキャンパスにも

自然は巡っています。

今年は石榴の実がどれもこれも大きいのですが誰も取りません。

皆、もう少し熟するのを待っているのでしょうか、私のように。

 

 

 

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「命を全うした人参のタロ」No.2946

2019-06-12 19:26:26 | 自然

連日34℃以上の暑さで、ついに人参タロの根元も腐り、切り落としました。

先週、親友の大根くんと最後のツーショットです。

その数日後、ドライフラワー状態になってきたので

もう、水に挿すのも止めました。

細胞が枯れ果てたのです。

(そうか、命が消えていくとはこういうことか)

と、毎日少しずつ枯れていく様子を見て

自分の逝くときのことを思いました。

それにしても、深緑色の粒々が

もし種だとしたら……偉すぎる(涙)。

7ヶ月を葉っぱの状態から生き抜いた人参タロ。

生きることをこんなふうに見せてくれるとは

想像もしていなかったこの植物に手を合わせ、

感謝しています。

   

さて、独り残された大根くんですが、

こちらもジリジリと枯れていっています。

と、ふと足元を見ると……。

植物は凄いです。

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「やんばるの森の花と蝶・沖縄からのホットな写真」No.2929

2019-05-28 01:51:46 | 自然

もう昨日になりましたが、5月27日は山東省菏澤市に強風が吹き

37℃あった気温も一気に吹き飛ばされて涼しくなりました。

沖縄辺野古の海も朝から風が強くて、

海上での抗議行動は中止されたそうです。

カヌーチーム「辺野古ブルー」のCさんは、

そういう時いつも、やんばるの森を散策して花や昆虫の写真を撮り、

フェイスブックに掲載しています。

届きたてのCさんの文と写真を一挙御紹介させていただきました。

どうぞこの自然の命たちが、

未来までずっと引き継がれていきますように……。

コモススベイケリ

ーーーCさんの紹介文

 2019.05.27(月)、やんばるの森

 天候:晴れ/曇り、気温は高い。

 本日の海上行動は朝7時半の時点で風が強く、

カヌーも抗議船も中止となった。

私は部屋に戻ってから、やんばるの森に歩きに行った。

やんばるの森と辺野古/大浦湾の海は一対のものであり、

どちらが壊れても成り立っていかない。

つまり海の生物を守るという事は森の生物、草木を守るということにつながる。

この豊かな多様性の辺野古の海とやんばるの森とを未来の人に残したい。

*たまにはやんばるの森を散策した気分でのんびりしてください。

  — 楽しい。

↑コモススベイケリ(花径約6~7cm)

↑ハシカンボク(花径約1cm

↑イジュ(花径約3cm)

↑イジュ:春~初夏の梅雨時に咲くツバキ科ヒメツバキ族の常緑高木で、白く小さな花をたくさん咲かせます。一斉に咲いていると、辺り一面にほのかに甘くさわやかな香りが漂い癒されます。

 コメントも拝借琉歌にありますね。

♪🎶いじゅの花のあん美らさ咲ちゅさ、ワヌンいじゅの花なとてぃ美らささかな🎶

いじゅの花が美しい咲いている。私もいじゅの花の如く美しく咲きたいものだ。

 

↑オキナワスズメウリ(約2.5cm)

↑ホウオウボク(これだけ名護市内。あとはやんばるの森で自生しているもの)

ノボタン(花径約6cm)

ツマグロヒョウモン

ミスジチョウ

アオスジアゲハ

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