毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

映像の力・人間の力-世の中お前だけで何が変わると言う人に対して

2024-05-31 22:11:00 | 民主主義について

デモにも行ったり行かなかったり、

ネットのしょうもないコメントにげんなりして一日しょげ返ったり、

こんな世の中どうとでもなれと投げやりになったり・・・と、

いかにも中途半端な私ですが、

どこかで人間が人間に訴える姿を見ると、また背筋を正して

しっかりせなあかんな、と思いなおします。

そんなことの繰り返しですが、

人間としての自分を捨てるのは

死ぬ間際、意識が混濁し始めたときぐらいでいいんじゃないかと思います。

 

今、身近な友人がホスピスケアの病院に入院していますが、

彼女もそう思って、日々過ごしているのだろうと感じています。

 

下は以前X(旧ツイッター)で観たものですが、

またTRT WORLD(トルコ公共放送)が取り上げているのを今日観ました。

この動画の若者たち一人・ひとりの言葉がどれほど世界の人々を動かしたことでしょう。

私もその一人です。

 

↓「ニューヨーク市の議員に対して若者たちが次々と発言し、引きずり出される様子」

拙訳

あなたがニューヨーク市民の代表だなんてどうして言えますか。この国の70%、ニューヨーカーの45%がガザの停戦を要求し、53%のニューヨーク市民がイスラエルの軍事のための資金援助を望んでいないこのときに。(途中、近くに座っている議員支持者が何度も「止めろ(しゃべるな)!」と怒鳴るが、彼女たちは負けない)アメリカは何十億ドルもの国民の税金を子どもを殺すために送っているんですよ!30,000人が殺されているんですよ!

How can you say that you represent New Yorkers, when 70% of this country demands a ceasefire in Gaza,when 45% of New Yorker demand a ceasefire, when 53% of New Yorkers do not want to send Islaeli funding for military aid anymore.  We are sending (Stop! Stop!) billions of our taxpayer dollars(Stop!!!) to kill children (Stop!!!) 30,000 people have been murdered. (Stop!!!)

ギリブランド議員、あなたはこの前の選挙期間に366,000ドルをイスラエルの運動団体から受け取りましたね。あなたはなぜ外国の政府があなたの利害を買うのを許すのですか。

Senator Gilliband, you received $366,000 from pro-Islael lobboes in this past election cycle.  Why are you allowing your interest to be bought by foreign governments?  

あなたが停戦を決める前に、どれだけの人数のパレスチナの子どもたちが殺されないといけないんですか?あなたの手は血だらけだ。人は生きるに値するんだ!

How many Palestinian children need to be killed before you call for a ceasefire?  You have blood on your hands.  My people deserve to live! 

My people deserve to live!

My people deserve to live!

 

 

 

 

 

 

 

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「産まずして何が女性か」(上川外相発言)批判は切り取りで的外れ?

2024-05-28 10:51:48 | 人権

写真:東京新聞webより

上川陽子外務大臣(静岡一区選出・法務大臣歴3回)が

連日、静岡県知事選挙の自民党候補応援に入り、

5月18日に「今一歩を踏み出していただいたこの方(大村候補)を女性が産まずして何が女性でしょうか」

と驚きの発言をした。当然ネットは大騒ぎで、野党から

「産みたくても産めない女性への配慮に欠ける」などと批判され、翌日に

「女性パワーで未来を変えるというわたくしの真意と違う形で受け止められる可能性があるというご指摘を真摯に受け止め、この度撤回をいたします」

という展開になった。

上川さんは「女性パワーで大村候補を当選させる」というのが発言の真意で、

「子どもを産まなければ女性ではない」と意味したものではないと言いたいようだ。

ネット上の上川発言支持者の主張も、

〈上川氏は「自分も含めた女性たちが自民党の候補を知事にしよう」という趣旨を、「女性」「うむ(産む、生む)」という言葉で表現しているだけだ。切り取り過ぎの的外れな批判に対してひるむ必要は全くない〉というものだ。

そこでおやおやと思うのは上川外相、ネット支持者の双方とも

「女性」=「うむ(産む・生む)」ということを前提にし、

それに何の疑念も違和感も抱いていないことである。

つまり、女性も男性もようやく

多様な生き方が是認されるようになった現代日本社会にあって、未だに、

女性は産んで当たり前の存在だ」というステレオタイプを肯定しているために、

「産まずして何が女性か(産まなかったら女性ではない)」などという言葉が

たじろぎもせず口から出るのだろう。

この価値観は次の‟筋金入り”の人々の発言と全く同じ脈絡にある。

故石原慎太郎(当時都知事)

「❝女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です❞って

「❝男は8090歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だ❞って…。(引用の形で自説を述べたもの。2001年)

杉田水脈(自民党衆院議員)

「彼ら、彼女ら(LGBT)は子どもを産まない。つまり生産性がない(だから彼ら・彼女らに税金をかけるべきでない)」(2018年)

森喜朗元首相(当時自民党衆院議員)

「子どもを一人も作らない女性が、好き勝手して自由を謳歌して楽しんで年取って…。それを税金で面倒見るのはおかしい」(2003年)

柳沢伯夫元厚労相(自民党)

「女性は産む機械」(2007年)

 

上川陽子さんは静岡雙葉高校というカトリック系女子高校出身でカトリック教徒だそうだ。

カトリックの教義では、「結婚(子づくり)とは、神創造への協力と考えているため、子どもを産むことは神への貢献」なのだそうだ。

国家主義的「産めよ増やせよお国のために」というのが、

上に挙げた石原慎太郎・森喜朗・杉田水脈・柳沢伯夫などの考えだが、

上川さんは宗教的信念に基づき、子を産むことを是としているのかもしれない。

(そうは言っても法相時代に、「殺すな」というカトリックの信念も何のその、

死刑執行を断じたのだから、彼女の宗教的信念というのも

国家のシステムの前には大したものではないようだ)

結局、上川陽子という人は所詮、権威に弱いただの優等生なんだろう。

だから、「神への貢献」などと真面目に考えたその頭で、

ほどなく自民党に巣食う「国家への貢献」病にも適応してしまうのだろう。

 

いずれにしても、今回の「産まずして何が女性か」発言は、

自民党の時代錯誤的価値観を余すところなく露呈しているように私には思える。

しかし、野党が「産みたくても産めない女性への配慮がない」とだけ批判するとしたら、

それはまた同じ穴の狢ではないか。

安心して命を育めない環境に置かれている場合、あるいはそもそも機会がない場合、

「(身体的には)産めるけど産まない女性」がいるのも当たり前だ。

産む、産まないは国家や神様ではなく、個々の女性が自分で決めることである。

・・・・・・・・・・・・

結局、静岡知事選で自民党候補は落選した。

「大村知事」を産まなかった静岡県には女性がいなかったのだろうか(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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少しずつイスラエルの孤立が進んでいる

2024-05-25 12:10:57 | 民主主義について

最近のニュースより

5月18日イスラエル戦時内閣メンバー・ガンツ前国防相が戦闘終結後のガザ統治を巡り、ネタニヤフに6項目の行動計画を提示。「策定しなければ戦時内閣から離脱する」と声明。ネタニヤフは「ハマスでなく首相に最後通告するのか」と反発。ガンツ氏は次期首相の最有力候補。

5月20日国際刑事裁判所(ICC)は、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐる戦争犯罪容疑で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、ガラント国防相(2名)、イスラム組織ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏、軍事部門トップのモハメド・デイフ氏、ガザ地区における指導者ヤヒヤ・シンワル氏(3名)の逮捕状を請求した。イスラエル、ハマス双方反発。アメリカは「イスラエルとハマスを同等に論ずるのはイスラエルに失礼だ」とイスラエルを擁護し、ネタニヤフ首相は、自身が「大量殺人者」と呼ぶハマスと「民主的なイスラエル」が比較されることを嫌悪感をもって拒否すると述べた。日本はICC加盟国。

5月22日ノルウェー、アイルランド、スペインの3カ国は、パレスチナを国家として承認する方針を発表した。パレスチナについては、国連加盟のうち日本、フランスを含む143カ国が既に国家として承認しているが(5月10日国連総会)、今回の3か国の発表はイギリス・ドイツなど、西欧でパレスチナを正式に国家と認めていない国々への圧力になる。イスラエルはこうした動きを「テロリズムに褒美を与えるもの」「過激主義と不安定をあおる」と非難しスペイン・ノルウェー・アイルランドから大使を呼び戻した。

5月23日イスラエル軍が「イスラエル軍情報局は昨年3月~7月の間4回に渡りネタニヤフ首相に文書でハマス攻撃の可能性を警告していたが政府は無視していた」と発表。首相府はそれを「正反対だ」否定。NGOの質問に軍が答えた。

5月24日国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに対し、ガザ南部ラファでの軍事作戦の即時停止を命じた。軍事作戦停止命令は初めて。命令には法的拘束力があるが、ICJに強制的な執行手段はない。一方、関係国にはそれに従う義務があり、履行しなければ国際法違反になる。日本はICJ加盟国。

イスラエルの残虐非道をICJ(国際司法裁判所)に二度にわたり訴えた南アフリカ共和国、

イギリスやドイツなど未だパレスチナ国家未承認の国々に圧力をかけるスペイン、アイルランド、ノルウェー、

イスラエル及びイスラエルを支援している欧米の製品をボイコットしているイラン、エジプト、マレーシアなど多くのアラブ・イスラムの国と人々、

最も質(たち)の悪い国アメリカの内側で逮捕、退学、失職を覚悟し「アメリカは犯罪者だ」「恥を知れ」「パレスチナに自由を」と自国を糾弾し続けるアメリカの人々、

パレスチナの苦闘・苦悩・痛みを我が事と思い、共に戦っている中東アラブ諸国、

アジアの人々、中東の人々、アフリカの人々、中南米・北米カナダの人々、ヨーロッパの人々、

世界中の人々が、殺された命に胸をかきむしられ、今殺されるかも知れない命を救いたくてたまらないでいる。

ネタニヤフのイスラエルはこんな世界を相手にしているのだ。

彼の国が着実に政治的経済的孤立を深め、国家として存続できなくなればいいと思う。

それでも、イスラエルの民衆が生きる道は残さなければならないが。

 

さて、日本にいて今できること。

・イスラエル・欧米製品を買わない。 

・日本政府に「ICC・ICJの命令に従い、イスラエルに武器部品を輸出するな。アメリカに追随するな」旨メールを送る。

・近くでパレスチナ支援デモがあったら参加する

・パレスチナ、イスラエルの歴史を学ぶ勉強会を開く。

他に何ができるかな…。

↓黄色はパレスチナ国家承認の国々(139か国当時)。未承認国は欧米と、

カナダ・オーストラリア・日本などの欧米追随国。

 

 

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パレスチナを正式に国家承認したスペイン・アイルランド・ノルウェーの勇気

2024-05-23 20:15:28 | 反戦平和

三国の話し合いをリードしたのはスペインのサンチェス首相だというが、

この三国はどうしてパレスチナを国家として承認するという最大の連帯を示したのか。

ざっくり歴史を振り返ってみた。

世界史上、スペインが強盛を誇ったのは16世紀ごろで(無敵艦隊、レパントの海戦等)、

その後は産業革命を経たイギリス、フランスに押され、

さらにアメリカが門戸開放宣言で帝国主義の植民地争奪戦争に加わって、

スペインは西側帝国主義列強の傍流となった。

19世紀末から1923年までの議会制民主主義の内政をひっくり返したのは、

ムッソリーニにヒントを得たプリモ・デ・リベーラ、フランコ将軍の独裁政権で、

人民は思想の違いを超え、スペイン人民戦線(反ファッショ統一戦線)を形成して戦うも

フランコに敗れ(cf.『誰がために鐘は鳴る』E.ヘミングウェイ)、

戦後、親ナチスだったフランコのスペインは国際連合からファシスト国家と見做された。

1955年、反共国家だというので何とか国連に加盟できたが(米露冷戦の都合で)、

フランコ独裁は彼が死ぬまで(何と1975年まで!)続いた。人民が苦労した国なのだ。

 

アイルランドと言えばケン・ローチ監督の映画「麦の穂を揺らす風」が有名だが、

イギリスの圧政に何世紀もの間虐げられて、この国もメチャ苦労した国だ。

イギリスは「自由と民主主義」を掲げて第一次世界大戦に参戦していたわりに、

自分の足元ではアイルランドに対して陰惨な大弾圧をしていたのだから、

本当に嘘くさい腐臭を放つ国だ。

(イギリス帝国主義がパレスチナ問題に対しても決定的に重大な責任があるのは周知の事)。

さて、1921年英愛条約によってアイルランド自由国(南部だけ)が一応独立国となったが、

北アイルランドは分離され、その後IRAは長らく英国軍と戦争を続けるのみならず、

アイルランド自由国(身内)とも内戦に突入する悲劇的展開になった。

一応の和平が成立したのはなんとあのブレア政権時で、一体それまで何年闘っていたのか、

胸が痛くなるほど長きに渡る苦しい歴史を持つ。

パレスチナ人の苦しみを自分の事のように思う感性はこうした歴史が培ったものに違いない。

 

ノルウェーは古代・中世を通してデンマークやスウェーデンに併合され続け、

1901年にようやく独立したら今度はナチスドイツに国を占領されてやはり苦労した国だ。

戦後は発足と同時に国連に参加した原加盟国で、

北欧で唯一NATOに入る※も外国の軍事基地は置かず

(※ウクライナ戦争のため昨年フィンランド、今年スウェーデンも加盟した)

非核原則を貫いてEUには参加せずという独自の道を歩んでいる。

1993年「オスロ合意」仲介当事国。これによりパレスチナ自治政府が発足した。

1913年普通選挙実施時に女性も参政権を得、女性首相も誕生した。

女性の地位が高い国でもある。

ーーーーーーーーーーーー

こうして見るとこれら三国が、

ど厚かましいジャイアン=アメリカやスネ夫=イギリスとは心根が違う事情がよく分かる。

いずれも人民が踏みつけにされ、塗炭の苦しみを舐めてきた歴史を持つ国々だ。

アメリカやイギリスはいまだに帝国主義の勝ち組で

(自国の国土を侵略・征服されたことがない、というかもっぱら他国を蹂躙してばかり)、

オレ様グセが骨の髄まで沁みついていて、

19世紀~20世紀の「自国さえよければ他国は踏み躙っても問題ない」価値観に浸り切った

超古臭い「帝国主義国家」なのだ(都合のいい時だけ民主主義国家面をする質の悪さ)。

世界が紛争のない平和な状態を持続させるには、高慢・自己中なアメリカ型ではなく、

他国の人々の苦しみ・痛みに共感し行動できる西・愛・諾三国型国家が増えることが必要だ。

 

さて、日本は、どうかというと……

アメリカに「宗主国様、どうぞ私を植民地にしてください」と身を投げ出している日本政府、

こんな国のリーダーに唯々諾々と従っているとしたら、

わたしらじつはホンモノの馬鹿じゃない?それか木偶。

 

スペインマドリードのガザ支援デモ1月20日ロイター

 

 

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白菜値段高騰、キャベツ高騰、生活疲弊、それでも政府は消費税を止めず

2024-05-17 13:48:06 | 街角

 

上の写真は2日前、近所の業務スーパーのもの。

業務スーパーと言えば西日本では格安スーパーの代表に挙げられる食品小売店舗だ。

小規模飲食店を経営している息子はコロナ以降仕出し弁当の製造販売で糊口をしのいでいる。

その息子に写真を送ると、

「何とかメニューを工夫する努力をしてみる」とのこと。

長引く物価高騰で収益は確実に減っている。

これでは弁当箱のサイズを小さくするか、食膳量を少なくするか、

もしくは弁当代を値上げするかしかないと私は思うのだが、

息子は職人のプライドからか、そういうことを良しとしない。

弁当を買ってくれている作業所の人たちは量と品数の多さを何より喜んでくれるのだそうだ。

コロナ勃発でとことん困った店が、何とかやってこれているのは

作業所が仕出し弁当を注文してくれるようになったからで、

息子はそのお得意さんをとても大切に思っている。

ケチな私は心中(このハンバーグ大きすぎるんじゃないの)とかブツクサ言っているが、

まあ、元気になった息子が頑張っている限り、応援するしかない。

こんな時、消費税をなくしてくれたらどれほど現政権の株が上がるだろう。

しかし、あの人らはそんなことしない。庶民など人間だと思っていないのだから。

「政府に頼るな、まず自分たちで自助努力しろ」(菅首相)

「あなた方は貧乏になる自由と権利がある。成功者の邪魔するな」(竹中平蔵)

庶民はなぜこういう立場の政治家を支持するのだろう。意味わからん。

・・・・・・・・・・・・

新婦人の会尼崎支部東園田班有志は5月12日に17回目の「食のおくりもの」を行った。

「政府が十分な対策をしないからみんな困っている。困ったときはお互い様。

コロナ不況が収まるまで続けられたら…という思いで始めた」

と創始者の一人であるNさんは語った。

今、コロナの疫病は一応落ち着いたかに見えるが、

不況はさらに、どんどんエスカレートしている。

お金や物品の寄付で成り立っているこの活動だが、

米を寄付してくれていた農家さんが廃業するなど、

本当にいつまで続けられるか分からない状況だ。

有志の人たちも身体のあちこちが痛む中、それでも淡々と続けている。

コロナワクチン接種直後に亡くなったメンバーもいる。

 

それでも、弁当を受け取った女性が「本当に助かります」と言ってくれたと喜ぶ有志たち。

国民が這うようにして助け合っているからと言って、

政府はいつまでも調子に乗らないでもらいたい。

私は次の選挙で間違っても自民・公明・維新・国民民主・立民には投票しない。

(立民は泉体制がチェンジすれば考えないでもないけどさ)

 

↓贈り物の食品を袋詰めするメンバーたち。すっかり慣れた手つき。

↓頭痛を押して参加したメンバー。ちょっと痛々しい。

 

 

 

 

 

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息をのむ展開…今、世界は

2024-05-11 12:27:49 | 民主主義について

↓オレゴン州立大学5月2日

言葉もなく事態を見ていたこの一週間だった。

・アメリカなど世界の若者たちを中心とした大規模なガザ支援行動。

・西側国家権力による支援行動への大弾圧。

・エジプト・カタールによる停戦仲介案のハマス同意。

・イスラエル政府の仲介案拒否とラファ制圧支配。

・アメリカのイスラエルへの武器供与一旦停止。

・イスラエルだけでも戦闘継続するというネタニヤフ声明。

・・・・・・

日本の報道はアメリカおよび西側諸国の権力者にひたすら歩調を合わせている。

それでも、事実は報道の隙間から溢れ出て私たちの心を揺さぶっていると思ったりもするが、

例えばアメリカのコロンビア大学で多くのの逮捕者を出したガザ連帯行動に対して、

日本のテレビ報道(You Tube)へのコメント欄に書かれた言葉が何ともスゴイ。

(コメント抜粋↓)

・もう直ぐ夏休みが始まるから、嬉しすぎて酔っぱらってるのかな学生さんw

・まとめて退学でいい

・いい気なもんだ学生は

・逮捕された学生をイスラエル移送し、ハマスのレイプ部隊に虐殺されて家族の前で、同じ主張させて如何か、彼らは無知なのか?

・大学の窓ガラスを割ることとパレスチナと何の関係があるんだろう

・まあアメリカは有名大学に行くほど学力ではなくコネとか人間関係の力で入ってくるんで勉強より思想絡みの活動ばかりの人生だろうから直ることは絶対ないと思う

・法秩序を乱す汚物は消毒した方がいい

・そもそもハマスが先にイスラエル人を拉致&虐殺したのだがなぜイスラエルが抗議されなければならないのだ?

・デモという名のテロ行為を正当化する思考回路が怖い

・アクション映画過ぎる…

・人様に迷惑をかけながら、よくも平和で安全な場所から声をあげるもんだ

・どうして他国のことでこんなに熱くなれるのか。他国のことよりも自国の不法移民、非合法麻薬の蔓延の方が切実な問題なんだが。

・・・・・・・・・

これらのコメントのあまりのものの知らなさにゾッとして

わたしの心は一日以上ネガティブ感情に支配された。

そもそも1948年のイスラエル建国は欧米の利害が絡んだ後押しによって実現したが、

その時の国連決議はアラブ、ユダヤ双方の建国だったはずだ。

にもかかわらず、どさくさに紛れてイスラエルのみが建国し、承認され、

アラブ国家は正式に認められないまま現在に至っている。

その後イスラエルは何度かの中東戦争を経て、

パレスチナ入植の拡大という国際法違反の侵略を続けているが、

そのことが国際的に裁かれたことはない。

西側がイスラエルを守っているからだ。

 

西側-欧米に加担した日本の報道の罪は大きい。

だが、想像力、感受性、洞察力、調査力のうち一つでもあれば、

人々はこうまでアホ丸出しの言辞を堂々と晒さないのではないか。

思考しない人間が国中にうようよいる今の日本の痛さよ。

・・・・・・・・・

しかし、コメント欄にこれらへの反論が加わり、

まあ、あれだ、こういうのが民主主義の過程なんだと思い直した。

人生の時間が毎日すり減っている我が身としては

いちいち議論するのは面倒なので各々自分の頭で考えたらいいと思うのだが、

しかし、脳がかろうじて動き、口が言葉を発する限りは

思考し続け、観察し続け、語り続けることを、

この厄介な民主主義というものは

一人一人の人間に(従って私にも)要請しているんだなあ、きっと。

※(昨日5/10国連総会はパレスチナの国連加盟を支持する決議を143か国賛成で採択、

イスラエルはその決議に怒り、国連憲章をシュレッダーにかけた。あたおか)

↓世界各地の大学でのガザ連帯行動↓

 

 

 

 

 

 

 

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"World has failed" civilians in Gaza ー世界はガザ市民を見捨てた

2024-05-02 22:23:28 | 戦争反対

Susan Abulhawaさん

パレスチナ人の著名作家スーザン・アブルハワさんが

2日前アルジャジーラ放送局から発信した内容が胸を打つ。

「私はハンユニスにあるナセル病院の近くにいます。イスラエルが軍隊を引き揚げてから、ここでNGOは(今のところ)2つの巨大な死体遺棄現場を発掘しました。

ここで見出された多くの遺体は医療センターの従事者たちのもので、それらの遺体はなお手術着をまとい、また患者たちは腕に静脈注射のカテーテルをつけていました。多くの人はプラスチックの(血圧測定用?)加圧帯で縛られた状態で至近距離、もしくは遠距離から撃たれたり、生き埋めにされたりしていました。

世界は、この基本的に身を守るすべのない住民たちを見捨てています。

・・・しかし、神様のお陰で学生たちが結集してくれています。ありがとうございます。ここの人々は彼らがどんなに自分たちを愛しているか、どんなに自分たちとともに立ち上がっているかをほとんど知りません。ですから、私はここで出会った人たちみんなにそのことを伝えています。学生のみなさんが今していることを私が伝えたとき、ガザの人たちの表情がいかに変わるか、私は言葉で言い表すことができません。

 ↓下はスーザンさんの動画(英語)

  (20+) 動画 | Facebook  

 

4月30日アメリカの複数の大学の学生・教職員がパレスチナ連帯の抗議行動を行い、多くの逮捕者を出した。コロンビア大学だけで100人以上が逮捕。ベトナム反戦闘争以来の様相を呈してきた。

コロンビア、イェール、NYU…アメリカの大学で次々とパレスチナ連帯の抗議活動。学生や教職員らが逮捕される | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp)

 

 

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