毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「復興7年・・・被災者の8割はお金のことが頭から離れない」No.2204

2018-03-11 11:32:33 | 東日本大震災復興

「五年で一区切りした」だの

「節目を越えた」だの政府に言われてきた震災被災地ですが、

復興資金は堤防・区画整理等の工事関係(ゼネコン)の利益になり、

住民の8割以上がこれから先の経済生活のことを不安に思っていると

FB友達の佐々木公哉さん(岩手県下閉伊郡・漁業)が投稿しています。


2020年の五輪誘致の際、「復興オリンピック」と名づけていたはずですが、

オリンピック開催が復興にどのようにプラスになるか

全く懐疑的である被災者が非常に多いと聞きます。

そりゃそうですよね。

オリンピックは政治的プロパガンダと大企業の金もうけの手段です。

(スポーツ選手たちの全力の努力とは無関係に・・・・・・)。

オリンピック招致の際、安倍首相が福島原発の影響について

「完全にコントロールできている」と豪語した言葉が忘れられません。

「福島から何百kmも離れているから大丈夫だ」とも。


原発のみならず、

7年間、日本政府が庶民の生活保障を中心に据えて

まじめに震災復興に取り組んできたとは口が裂けても言えません。

見ている方向が真逆なのですからね。 


ーーー全ての写真と下の文はフェイスブックの佐々木公哉さんの記事からお借りしました。 

おはようございます。

今日は、あの東日本大震災からまる7年目の命日です。


私とすれば、「不安と焦り」ばかりが、頭の中から離れなかった。

それは、漁師とて再建はしたが、大不漁で、預金も底をつき、

生命保険など全て解約し、船の負債を返済してきた、

そう、貧乏になった苦です。

それが頭から離れなかったのです。

だから、大きなストレスの7年間でした。

今も不眠状態は治りません。

「お金のことで不安」と答えてる被災者は8割以上のもいる現実です。

個人経営者の店など、人が分散して再建すらできていないのす。

雇用の場もないのです。

復興工事では、60歳以上で未経験者は採用されません。

7歳高齢化し、更に所得を得るのが難しなっている。

これが現実なのです。


テレビでは、美談しか報道しません。

被災者の心の不安と焦りはなんなのか。

その課題に迫る報道は皆無です。


今日は、慰霊の日です。 

どうか、みなさん。

今日の1日の中で、手を合わせて東北に向かって

亡くなった2万人以上の方々を冥福を祈っていただいきたいのです。

東日本大震災はまだまだ現在進行系で課題が山積みです。

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コメント
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