毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

なんだ、植物育成のはずが

2024-01-23 21:43:31 | いのち

11月から室内に入れ、天気のいい日に日光浴させてきた植物たち。

今年1月に入って低温日が続いていたので、

多肉植物以外は屋内に置きっぱなしになっていました。

植物育成ライトがあるから、まあいいかなと思って。

水遣りも春~秋と違い、表面が乾いて数日経ってからあげたらいいので

私は世話もせず、昨今はただボーッと見ているだけです。

しかし、ぼんやり見ていたある時、

イノモトソウの葉のあちこちが球状に丸まっているのを発見しました。

その球をブチッと千切って広げてみると、

案の定、中で虫がぬくぬくとして葉を食べています。

 

冬になれば虫は勝手に死ぬと思ったら大間違いでした。

 

ある晩、いつものようにぼんやり葉っぱを見ていたら、

ありゃりゃ、庭の紫陽花にくっついていたカメムシさんまで室内移動していました!

カメムシは昨年日本国内で異常発生したそうですね。

週刊文春の1月18日号に(松本人志関連の記事が読みたくてネットで買った)

「カメムシの死ぬ頃でありタイヤ替ゆ」(滋賀県 隆松 70歳)

という句がありました。

越冬できないと人々が思うカメムシさんですが、

10℃以上あるこの室内ではまだ生きていました。

目と触覚、身体の形がなんともキュートです。

この撮影の後間もなく、カメムシはいずことも知れず隠れてしまいました。

 

さて、毎日毎晩ボーッと観察を続けていたら次に飛び込んできたのはこれ、

なんと!斑紋夜盗(ハンモンヨトウ)の野郎です。でかい!

 

下の多肉植物(朧月夜)を堂々と食べている姿を発見した時は吃驚仰天しました。

昼間は全く無傷だったのに、夜、短時間でここまで酷く食い荒らすとは( ;∀;)

ヨトウ蛾の幼虫も冬は死ぬはずなのに、

部屋が暖かいのでこんなに丸々と育ったようです。

 

植物にとって過ごし易い環境は虫たちにも同様なのですね。

私としては植物だけのための特権的環境を付与したつもりだったのですが、

植物と虫は切っても切れない仲なのでしょう。

なんやかやで、もうこの室内育成も2カ月半が過ぎました。

弥生三月の中頃から徐々に庭に戻す予定です。

 

その後、カメムシはさすがにもう死んだかなと思っていたら

一昨日の夜、室温が13℃と暖かかったためでしょう。

ブーンと虻みたいな羽音をたてて部屋を飛び回り始めたではありませんか。

時々天井に停まります。

このカメムシは春まで生き延びられるでしょうか。

ヨトウムシどもに対してとは全く違う待遇で温かく見守る私です。

 

 

 

コメント (2)
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