毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「玄奘法師と孫悟空もこの道を通ったか」No.2018

2017-07-31 15:41:58 | 中国事情

敦煌に着くまでの道のりは、まさに『西遊記』の世界でした。

私的には三蔵法師や孫悟空、猪八戒、沙悟浄などが旅したと言うより、

(夏目雅子や堺正章、西田敏行、岸部シローや日本のテレビ局スタッフたちが、

この道を歩いて西をめざしたのかなあ)と、思わず

 ♪ガンダーラ、ガンダーラ They say it was in India~♪

と歌いたくなる圧倒的な景色がほぼ丸一日続きました。


こんな感じです。

 

途中、「雅丹地貌(雅丹悪魔城とも呼ばれる)」に立ち寄りました。

地元の名勝で、路上にたくさんの車が止まっていました。

 

施芳芳さんの服装は日本的に見て、普通の旅行客風ですが、

周文毓さんは砂漠の民と言っても通用しそうです。

下は周文毓さん。

こちらは施芳芳さん。

二人並ぶとこうなります。

下のどこかに余立君さん・宋老師親子がいるはずですが、

小さすぎて分かりません💦

 

足もとの石を拾い、ちょっと力を入れて地面に叩きつけるとすぐに割れます。

泥岩ですかね?


ここから青海省・甘粛省・新疆ウイグル自治区の共同統治区域を通り、

甘粛省の敦煌市に入りました。

しかし、途中……(-_-;)


ガイド兼ドライバーの馬さんがパンクを直す間、

偶然道路の側にあった名もなき湖に遊びに行きました。

しかし、25歳のしっかり者、馬さんが

「湖の側に行ってはいけない。危険だ!」

と大声で注意するので、途中までで引き返しました。

大雨の時には川ができるのでしょう。川の跡がありました。

私たち以外誰一人としていない静かな、静かな景色でした。

しかし、ここにも命が!

下の写真をよく見てね。


また、川の跡の傍にはこんな植物が生きていました。

 

触ると、バリバリの硬い棘のような感触です。

なるほどなあ!

名も知らぬこの植物の頑張りに、思わず涙が出そうに……。

そして、命尽きたものも。

 

かたや、どこまでも脱力感溢れる周文毓さんの姿。

砂漠でパーティーか!?

 

しかし、旅行の服装についての感覚が、

多くの中国人と日本人とでは大いに異なることが後で分かりました。

一般に、中国では旅行で写真を撮るため、

特に女性はおしゃれな服装をするのだそうです。

日本の皆さんは「砂漠旅行」などの際はまず、

動きやすく、虫刺され・日焼け対策などを考えた服装を

考えるのではないでしょうか。

また、大都市への旅行など考えたこともない私はいつも、

旅行では汚れてもいい服、途中で捨ててもいい古い服などを選びます

下の余立君さんはこの旅行のために、

「砂漠に映える服」を何枚か買ったそうです。

宋老師も……。

なるほど、絵になりますね。


さて、パンク修理を終えた馬さんは私たちを乗せて、

一路敦煌へ!

車窓の風景です。

もう少しで甘粛省敦煌市に入る直前、

工事かなんかで初めて交通渋滞に遭遇しましたが、

それも30分以内のことでした。

遠く、道路の下にトンネルがありますが、

それは羊やヤク(牦牛:maoniu)の通り道だそうです。

北海道の知床にも鹿の通り道がありますよね。


その日の晩は敦煌市の鳴沙山麓のテントに泊まりました。

砂山での橇滑り、オフロードモーターバイク走り、

バーベキュー、クイズショー、キャンプファイヤーなど、

若い教え子たちにとっては、この旅で最高のひと時になったようです。

私は贅沢にも一人で一テントを使わせてもらいました。

左から5番目の濃いブルーテントが私の泊まったものです。

暑くもなく、寒くもなく、5時間しっかり寝ました。

なんと、水洗トイレもちゃんとありましたよ!

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「旅行疲れで眠い中、黒田清さん追悼のつどいに」No.2017

2017-07-30 01:11:38 | 自分事情

 

25日夜に帰阪して以来、毎日、眠くて眠くてブログを書く前に寝ていました。

何しろ10日もの間、睡眠時間4~5時間でやり繰りしていたのですから、

しわ寄せが来ないはずがありません。

今日(と言うかもう昨日になってしまいましたが)、

新聞うずみ火主催の「黒田さんを追悼し、平和を考える集い2017」に行って、

意欲満々に一番前の真ん中に陣取ったまではいいのですが、なんと、

松崎菊也さん・石倉直樹(ちょっき)さん(「ザ・ニュースペーパー」の結成メンバー)

のコントを聞いても、

面白い、眠い、しかし面白い、だが眠い、の相克が続いて実に大変でした

しかし、「24日衆院予算委員会の閉会中審査におけるアベ首相と野党のやり取り」という

ホットな話題のコントではすっかり目も覚めて、

「李下に冠を正さず・・・デンデンでごじゃましゅ」(首相:松崎)、

「『こんな人たち』の声をお聞きなさい!ほら、聞こえるでしょう」(野党:石倉)

に応えて、会場から湧いた

「アベ、辞めろ!」コールに当然私も和した次第です


帰宅途中、梅田のパン屋さんで懐かしいクリームパン(菏澤にはない)やらを

山盛り買って家に戻り、

パンと中国茶という取り合わせでお腹いっぱい食べて、後はまた昏々と寝ました。

夜中の今、ようやく、ついに、活力がこの身に戻ったのを感じています。

というわけで、滞りがちでしたブログ更新ですが、

次回から覚醒してまた書き始めますので、宜しくお願いしま~す

⇧石倉ちょっきさんの作品(右端は黒田清さん、左端は永六輔さん)


 

 

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「敦煌の壁窟で人間の歩みを思う:青海省・甘粛省・陝西省の旅(その4)」No.2016

2017-07-27 03:48:04 | 中国事情

山査子の一種だそうです。敦煌莫高窟に行くバス乗り場脇で。

 

今回の旅で、最も印象深かったのがこの敦煌の莫高窟(千仏洞)でした。

大抵のものがサラサラと崩れ去る砂漠の中、

想像を超える作業によって全長25kmにも及ぶ壁窟が造られたということに、

当時の人間の底力を思わずにはいられません。

下4枚は修復された9階建ての楼閣と外観(自分で撮ったもの)。

 


何が当時の人間たちにその力を与えたのかについて、

教え子たちの意見では、過酷な砂漠の自然状況が人々を宗教に向かわせ、

その信心が不可能を可能にしたのでは?という事でした。

確かに信心が力の土台になったことでしょうが、

それでも、サラサラの砂地に石の絶壁があり、

そこに人びとが千年以上も壊れない穴を掘り、

色彩鮮やかな仏像を残したことの不思議さと凄さは、

この洞窟の一つ一つを実際に見たとき、心震える思いで受け止めました。

現在、492個の石窟のうち12個しか見られませんが、

年々、公開する洞窟は減っており、

今回、私たちが見られた横臥する仏の像の窟も今年限りで公開を中止するそうです。

下は全長25kmを4分割した写真です。(研究所の写真を撮ったもの)


もう一つ、私が感銘を受けたことがあります。

1900年の発見以降、イギリス、フランス、日本、ロシアなどが

洞窟から膨大な文献を安く買い取っていったり、

アメリカが壁の絵を剥ぎ取り、奪っていったりしましたが、

新生中国の人々は、

1950年代から膨大な時間をかけてしっかりと修復を行い、

その修復作業中の人々の表情がある人は慈愛に満ち、

ある人は希望と力に満ちていたことです。

はじめに建設した人々から千年の歴史を経て

パスされたものを心から大切に修復する人々の姿。

井上靖の『敦煌』の世界がまだここには息づいているのを感じました。



↓壁窟周囲に植えられた梨の実を取っているところ。

↓同じく小麦(いや、燕麦だったかな)の収穫。

(以上、研究所掲示の写真のまた撮り)

今も梨の木にはたくさんの実がついていました。


砂漠の緑化もこの地域は成功裡に進んでいるようです。

葡萄畑もたくさんありました。

↓入場チケットの写真の季節は秋でしょう。

紅葉が美しいですね(遠景には雪が見えます)。

 

万里の頂上ほどではありませんが、テントの遥か後方まで人びとの列が見えます。

しかし、実に大勢のガイドさんがいて、回転が速く、

待ったのは20分くらいでした(10人程度の小グループに一人のガイドさんがつきます)。

石窟の中の写真撮影は禁止です。

 

↓見学後、敦煌市内に戻って、昼食か夕食か分からない時間帯に食べた

敦煌ならではのロバの肉です。

ロバには申し訳ないことですが、たいへん美味しくいただきました。

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「ゴビ砂漠で(その1)」No.2015

2017-07-25 00:39:10 | 中国事情

はいはい、これがゴビ砂漠の砂です。

5色あるということですが、写真ではあまりわかりませんね

この砂があるのは、鳴沙山という完全に観光化されたところです。

気持ちいいので裸足になった宋老師と施芳芳さんは、足の大きさを比べました。

左の大きい足が宋老師、右が施芳芳さんです。

二人とも靴屋に行っても合うサイズがなかなか見つからないそうです。

 

下は客を乗せて歩く仕事をするために戻ってきたラクダたち

 

 

客を乗せて砂漠を何時間か回って来るラクダの群れ。

毎日、毎日、何回もこれを繰り返しているのかと思うと、

ラクダが気の毒です。

人間のお客は意気揚々と出かけて行きます。


一方、砂山滑りの人々も蟻のように見えます。

少し拡大するとこうなります。

 

赤ちゃんも気持ちよさそうです。

 

2000年以上の歴史を持つ砂漠のオアシスには、お寺もありました。

この西北地域の人々はたいへん宗教心が強いように感じられますが、

この厳しい自然条件を考えると、それも頷けることです。

この日は「月のさばく」という歌が何度も口をついて出ました。

しかし、いずれも冒頭部分しか歌えませんでした。😿

このような条件下でも草花はしっかり生きています(オアシス傍で)。

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「仙台市長選野党共闘勝利・アベ支持率26%を西安で知りました」No.2014

2017-07-23 18:21:30 | 中国事情

今日は青海省西寧市から陝西省西安市に移動し、

いよいよこの旅行も最終段階を迎えました。

明日24日は兵馬俑を見学し、明後日25日上海経由で大阪に戻ります。

 

さっき、ネットで仙台市長選挙の結果、野党共闘の郡和子さんが当選したこと、

アベ政権の支持率が26%と、またまた下がったことを知りました。

いよいよ、共産・自由・社民・民主の野党がしっかりと団結し、

国民が(まだ日本にも未来がある)と安心できる政策を提示するための

共同作業に取り掛かってほしいと思います。

国民も政治家に丸投げするのではなく、

政治家はあくまでも自分たちの代表であり、

自分たちがどんな社会を作っていきたいかという大きな観点に立って

政治家を育てていく責任があります。

今のアベ政権の腐敗は、国民が政治家に何もかもお任せして、

のおこぼれを頂戴しようとしてきたセコイ考えの結果だと私は思います。

 

さて、旅行の話に戻りましょう。

昨日までの西北ツアーは当初上のような日程でしたが、

4日目と5日目の二日間を敦煌市で泊まり、

6日目は丹霞まで車を飛ばすことに変更しました。

そもそも、予定が変わったのは、

二日目宿泊予定の黒河川(日の出が美しいと評判)に向かう途中、

旅行社スタッフの指示がいい加減だったため、

一時間も周辺をグルグルと宿舎テントを探し回る羽目になり、

余立君親子は電話で抗議して、

その日からその旅行会社の宿泊予約は全てキャンセルしたためです。

その結果、ドライバー兼ガイドの馬暁旭さんが

毎晩行った先毎に、自分の知り合いの立派なホテルや、

家庭的でこれまた豪華な民宿などに連れて行ってくれ、

安く泊めてもらった次第です

馬さんがまだ25歳なのに、

ものすごい人脈を持っていること、

仲間同士の付き合い方が半端じゃないことに私は驚嘆しました。

そんな彼は回族出身です。

そして、日本人の客は私が初めてだとのこと。

私が「よかったら日本に来てくださいね」と言うと、

「自分は少数民族なので、漢民族のように自由に海外に出られません。

だから、日本で誰かが招待してくれるなら喜んでいきたいです。」

とのことでした。

心がムズムズとくすぐられましたよ。

誰か招待してくれる人はいませんかね。

招待者は日本国内で少しでも収入がある人でなければならないんですけど。

 

下は草原で宋老師の舞踊の真似をして踊る馬さん。

午後になるほどヒートアップしていくのでした(笑)。

 

17歳から親から一切お金をもらわず、自分の力で生きてきた馬さんは、

自分の車を数台持ち、今のシーズンは休む暇なく働いています。

これほど実力があるんだから、

自分で小さな旅行会社を経営したらいいのに…と心底思います。

 

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「チャカ塩湖から可鲁克(カルク)湖へ」No.2013

2017-07-23 00:00:57 | 中国事情

7月15日に山東省菏澤市を出発して、既に8日が過ぎ、

青海省の省都西寧に戻りました。

16日から今日22日までの一週間は、

西北の起点西寧から敦煌まで行って帰って来る長旅でしたが、

西寧市在住のガイド兼ドライバーのMr.馬(馬暁旭さん)の車での五人旅は

たいへん楽ちんで、しかも、毎日毎日が新鮮な体験の連続でした。

明日23日は、施芳芳さんと余立君さんのお母さん(宋老師)が家路に向かい、

余立君さん、周文毓さんと私はさらに旅を続けて、陝西省西安を目指します。

このブログをフェイスブックで見てくださっている方が

コメントを寄せてくださっても、

私はフェイスブックを開くことができないので、残念ながら読めません。

そういう訳で、いずれ日本に帰ってからゆっくりお返事させていただきますね。

 

7月17日:青海省の黒馬川からチャカ塩湖を経て可鲁克湖を見、

その夜は靑海省の西北で西寧市から732キロ、

そして甘粛省敦煌市から320キロ地点の大柴旦で泊まりました。

写真はその日の道々撮ったものです。

黒馬川からチャカ塩湖までは羊やヤクの群れが

山腹で草を食むのを見ながら進みました。

 

チャカ塩湖入場口は大変な人込みで、

私たちはトイレを使うのに一苦労しました。

(おお、障碍者用トイレがある!)と喜んでそこを使おうとしたら、

 

なんと鍵がかかっており、

ご丁寧に煉瓦までおいて封鎖していることを説明していました。

 

女性トイレは例によって満員もいいとこで、長蛇の列ができています。

一方、男性用トイレは・・・

列なんか全然できていません。

日本では改善されてきたように感じるこの女性差別現象ですが、

中国では多くの女性たちが訴えているのに、

まだ全体的に取り組みができていないようです。

 

それでも何とか歩いて約30分でチャカ塩湖にたどり着きました。

遠くまで人々が列になっているのが見えますね。

下は塩の結晶が見えるかなと思って水際?を撮ってみたものです。

まるで氷が張っているようで水は全く見えませんでした。

 

靴カバーは、途中の道で子どもが5元で売っていたのを買いました。

夏休みなので、お家の手伝いをしているんだろうなと思い……。

 

塩の塊の彫刻があちこちに。

前に立っているのは周文毓さんです。

 

塩湖の前での宋老師の舞踏。

塩湖の白さに衣装の赤が映えています。

 

塩湖から遠ざかる途中の道端はこんな感じでした。

塩分が強くて育ちにくいのでしょう。

 

さて、チャカ湖の次は可鲁克(カルク)湖です。

チャカ湖がファイブスターの一級観光地なのに比べて、

ここは星3つ、まあまあの名所なのでしょう。

しかし、人が少ないのでとても気持ちよく風景を満喫できましたよ。

 

可鲁克とは、ある若くて美しい女性の名前です。

この湖ともう一つの対をなす湖には、

親に結婚を反対され、砂漠に散った若い二人の物語があるんだそうです。

「砂漠に散る」というのがこの地域ならではだなあと感心しました

 

途中、景色がいいところでは写真撮影をしながら

一路西を目指して車は進みます。

下はガイド兼ドライバーの馬暁旭さん。

気配りが半端じゃなく、機転は聞くし、軽妙なジョークは飛ばすし、

テレビで覚えた日本語を脈絡なく喋って

車内の雰囲気を明るく保とうとするその態度を見て、

(いったいこの子はどんな人生を歩んでこんなになったんだろう)

と、興味を覚えました。

実は、後日彼にインタビューして

すっかり事情が呑み込めたのです。

非常に面白いインタビューでしたので、また改めて書きたいと思います。

余立君さんが上海からドローンを携えてきて撮影するので、

みんな珍しくて見ています。

日が暮れるのは午後8時半ぐらいです。

まだまだ車は進みます。

西北の人々の生活は夜型のようです。

この旅では晩御飯が毎晩10時か11時になることが多く、

その後、ブログを書こうとしてwifiのパワーが弱かったりすると、

もう眠くてたまらず、

待っていられなくてそのまま寝ることとなるのでした。

(続く)

 

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「写真で綴る青海省から甘粛省、陝西省の旅2:青海湖とチベット家屋」No.2012

2017-07-21 00:37:46 | 中国事情

毎日朝早くから夜遅く(10時半頃)まで移動したり、食べたり、観光したりと、

ドライバー兼ガイドさん付きレンタ車で精力的に旅しています。

そういう訳でブログを書く時間がほとんど無く、残念ですが一人旅でもないので

文句は言えません。

今日は、16日午後に行った青海湖と、その夜泊まったチベット家屋(テント)を

写真でご紹介します。

今日のホテルは今までで一番wifiの調子が良く、

写真をこのブログにコピーするのに

2時間もかかったりしないので、

一気に載せることができます。嬉しい…😿

【青海湖】

今の時期、青海湖は一年で最も美しいシーズンを迎えているそうです。

菜の花畑が一面に広がり、一同「ワア~!」と歓声を上げると、

青海省出身の若いドライバー青年が、

「スゴーイ!!」と日本語で言うのでギョギョ。

彼はとても機転が利く若者で17歳のときから運転をはじめ(無免許で)、

22歳の今は押しも押されもせぬ、立派な観光ガイド兼ドライバーに育っています。

(いつも若者を見るとき、教師の目になってしまうこの癖💦)

下の馬は観光客を乗せるために繫がれていました。

馬の足元には名も知らない小さな花が群生していました。


中国でも、2000年に入った頃から、

自転車旅行を楽しむ人が急激に増えてきているそうです。

女性もたくさん自転車で軽やかに通過して行きました。

青海湖の側に行くには有料チケットを買わなければなりませんが、

宋老師の恩師がこの辺に住んでいらっしゃって、ご招待くださったおかげ様で

1300元の豪華クルーズ観光が楽しめました。

下の写真は埠頭から船に向かうところ。

 

さて、青海湖から日月山という標高4800mもあるところを

車で通過しました。Mr.馬が私たちにブドウ糖を買って飲ませてくれたお蔭で

心臓が時々バクバクした程度で済みました。

羊たちがたくさん草を食んでいます。

青海省、甘粛省はどこの店でも羊肉料理がメインです。

私は、北海道出身でジンギスカン料理は大好きなのですが、

中国の羊料理は味付けがちょっと違い、あまり箸が進まないと言うか

できれば食べたくないです。

16日の夜は悲惨でした。

余立君さんが契約していた旅行会社のエイジェントがいい加減で、

道を電話で確認しても、曖昧なことしか言わず、1時間以上周辺をグルグル回って探し、

その途中で、余竜君さん・宋老師親子は怒りのあまり、この日から後の宿舎(ホテル)を

全てキャンセルしてしまい、

急きょ、Mr.馬が全権委任されて毎日夜どこに泊まるかを決めることになりました。

下のテントもMr.馬の紹介テントです。

モンゴル式と違い、四角い形で中はちゃんとベッドがありました。

しかし、水なし、トイレは一か所に悲惨なものがあるだけでございました。

でも、約20年前に行った打つモンゴル自治区の草原はトイレが全然なかったので、

みんな傘でお尻を隠して臨時トイレとしていたことを思えば、

あるだけありがたかったです。

テント脇には香草が生えていてとてもいい匂いでした。

この草を食べるので、羊もおいしい肉になるのだと。

(つづく)

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「写真で綴る青海省から甘粛省・陝西省の旅1」No.2011

2017-07-19 22:55:25 | 中国事情

今日のホテルでは何とかかんとか写真をコピーできましたよ♡

下の4人が今回の旅の友です。

写真は青海省西寧市で16日朝、出発前のご飯を食べるところ。

左から江西財経大学卒業生の周文毓さん、施芳芳さん、余立君さん、

右端は余立君さんのお母さんの宋老師(ダンスの先生です)。

 

私の朝ご飯は平たいパンみたいなのとヨーグルトです。

このヨーグルトの美味しさがこの旅行の楽しみの一つになりました。


中国の朝には、どこでも見られる蒸篭です。

中身はここではじゃが芋饅や人参饅など(回族なので肉饅はないです)。

 

さあて、いよいよ青海省の省都西寧から西北の旅に出発ですよ~♪

まずはチベット寺のタールージ(塔尓寺;標高2696m)。

中国西北部第一のチベット仏教寺で、

ここで修行した僧は各地の寺のトップとなって散っていくそうです。

仏教と言ってもカラフルな色遣いや中東の建築物と相通じるデザインの建物に、

なるほど東西交流とはこのような形としても結実するのかと感心しました。

 

さあ、ここで余立君さんのお母さん、宋老師の登場です。

頭に付けているのは、実は衣装ではなく晴雨兼用の傘なんですけど、

このお寺にいかにもフィットしていますよね。(;'∀')

宋老師はここを手始めに、どこに行っても踊り出すのでそれも旅の楽しみでした。

 

午後、歩く度の息苦しさと胸の動悸に

(ああ、こんなところで高山病に罹るのか、トホホ)と案じつつ、

今さら引き返せないのでグングン上昇しました。

もちろん車でです。

余立君さんが全て手配してくれたのです。

日月山(標高4877m)の山腹(標高3800m)まで行きました。

途中、ヤク(牦牛)の群れ、羊の群れなどを見て一服しました。

下はヤクの群れです。

 

角で頭衝きしていますね。

 

宋老師がここに立つと、何か荘厳な雰囲気が漂います。

下ではヤクが喧嘩しているんですけどね。

 

宋老師の舞踏姿を取っているのは娘の余立君さんです。

彼女のカメラはsonyのでした。

 

こちらは顔だけ完璧に防御していますが、

町にお買い物に行くような格好の周文毓さんです。

 

高山の花たちの何と可憐なこと。

 

 

 

別な場所でまた精神的な祈りをダンスで表現する宋老師。

青海省の空は晴れ、空気はどこまでも澄んでいました。

(つづく)

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「ゲストハウスのwifiが弱弱しい」No.2010

2017-07-18 02:13:22 | 中国事情

昨日はタールージというチベット仏教のお寺を見学し、

あわや高山病?みたいな立ちくらみがして、

初めての体験に我ながら驚きました。


それでも昼食をしっかり食べ、車でグングン標高高く登り、

途中、草が生えているだけの山に

羊やチベット牛が放牧されているのを見ました。

平地と山岳地帯の違いはあるけれど、

以前訪ねた内モンゴルの草原とこの地域は、

遊牧生活をしている点でとても似ていると思いました。


そうこうして行くうち遂に、

こんな高い所によくここまで広大な塩水湖があるもんだという、

存在自体が不思議に思える青海湖にたどり着きました

青海湖は今が最も美しい季節だそうで、

周辺は油菜の畑が一面に広がり、

記念撮影している人々がたくさんいました。


夜は道に迷いながら夜中の12時頃、

なんとかチベット家(テントハウス)に泊まれて本当によかった(涙)。


写真もたくさん撮ったので、

さあ、今晩の宿泊所(チベット人の民間ゲストハウス)で

ブログに写真をUPしようとしたところが、

wifiが制限付きということで

どうしても画像フォルダにコピーできません。


何やかやありますが、

余立君さん母子のリーダーシップに身を委ね、

懐かしい周文毓さん、施芳芳さんたちとの邂逅を歓びつつ

人生で初めての中国西北の旅を満喫しています。

青海省の美味しいヨーグルトを

連日食べられるのもありがたいことです。


今日はチャカ塩湖と可魯克湖・托素湖に行って、

なんと不思議な湖だらけであることよと、

自分の無知をまたまた思い知りました。

西北地方には多くの少数民族が

それぞれの歴史を持ちつつ、同じ地域で暮らしています。

この旅をきっかけに日本に戻ったらこの地域について

勉強しようと思いました。


今夜止まっているのは大柴旦という町のチベット人の

民間ゲストハウスです。

ここに泊まることに決まったのは実は今日です💦

それも追ってお話しできると思いますが夜も更けました

写真無しでお粗末様ですが、

今日はこれにておやすみなさい(北京時間1:39a.m.)

 

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「青海省に来ましたよ~♡」No.2009

2017-07-16 00:49:08 | 中国事情

青海省の省都、西寧空港を出たところです。

午後5時半すぎなのに、日本的に言えば午後3時頃の雰囲気がします。

周りは低い山に囲まれており広々とした感じですが、日差しがきつい(;´・ω・)

菏澤からここまで一人で来ましたが、

先に北京から21時間汽車に乗って到着していた周文毓さんが

空港までお迎えに来てくれました。

去年の八月に広島で会って以来です。

ホテルについて、

昨日から来ていた余立君さんのお母さん(広州在住)と3人で

近くのレストランに夕ご飯を食べに行きました。

回族の男性たちは独特の帽子を被り、女性はスカーフを纏っています。


写真は余立君さんのお母さん(名前は明日聞きます)。

数年前伝統ダンスを習い、今ではダンス教師をしています。

一度の人生を悔いなく生きようと行動している女性の典型のような方です。


食べているうちに施芳芳さん(広州在住)がやって来ました。

しかし、この旅行を企画し準備してくれた肝心の余立君さん(上海在住)は

飛行機が遅れて、何と到着は夜中というか朝方の4時になるとのこと。

ホテルに帰り、

江財大時代の懐かしのメンバーでペチャクチャお喋りしているうちに、

劉暁波さんのことが話題になりましたが、

やはり、二人とも

「劉暁波さん?誰ですか?」状態でした。

ホテルはwifiが使えるのでyahooニュースで

劉暁波さんの経歴、中国の厳しい報道規制の実態や世界の反応を知ると、

二人とも重いため息をつきました。

世界が知っているのに、肝心の自国民が知ることができない理不尽さと、

それでも、どうしたらこの現実を変えられるのか全く分からない絶望感、

そんなふうな気持ちだったのではないかと思います。

あと一つ、

「安倍政権」で検索すると

安倍政権崩壊  

安倍政権暴走  

安倍政権終わり  

安倍政権を許さない 

安倍政権支持率  

安倍政権いつまで

などがズラリと並ぶのを見て、

二人とも日本の政治状況の急展開に

「ええ?日本はそうなんですか」と、

驚いていました。

その後、私たち三人は

「Abe Is Over」をともに歌ってお喋りをお開きにしたのでした。

下は周文毓さん(左)と施芳芳さん(右)。

ちっとも変わらないと言うか、高校生くらいに見えます。


明日は、青海湖に行き、モンゴル民族のテント(ゲル)に泊まるのですと。

知らんかった……。

従って明日、ブログはお休みです。

ゲルにwifiはなんぼ何でもないでしょうから。

(wifiどころかトイレもないはず。また、傘で臨時トイレだ)

明後日に、青海湖の写真を載せられるといいな。

 

 

 

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「明日、菏澤➡河南省鄭州➡青海省西寧へ発つ」No.2008

2017-07-14 22:25:29 | 中国事情

明朝7時半、日本語学科の李先生が長距離バス乗り場まで送ってくださる予定です。

1か月半ほどいなくなるので、

戻って来た時できるだけ埃まみれになっていないように

タンスの中に紅茶やらをしまったり、

いろんなものにカバー用の紙を被せたりしました。

私がいない間、電気は全部切られるので、

冷蔵庫はすっからかんにしなければなりません

卵が一個残っているけど、今からスクランブルエッグでも作って、

朝食用にします

毎学期、いっつもこんなことばかりするのが非常に面倒なので

もうこんな仕事止めようかとか(笑)。


そうそう、

明日からインターネットが使えるかどうか分かりませんので、

もし、記事が更新されていなかったらその地はだめだったんだと

思ってくださいませ。

ドライバー付きのレンタカーで毎日移動しますので、

全くどうなるか見当がつきません。

あと、

趙博さんのCD「ワテらは陽気な非国民」(「ABE IS OVER」含む5曲)は、

下の趙博さんの公式サイト「黄土(ファント)通信」で買えます。

http://fanto.org/cartpro/archives/cd0017.html
http://fanto.org/cartpro/cart.cgi

「ワテらは陽気な非国民」

戦争法と共謀罪が蠢く詐欺国・ニッポン。
殺さない・殺されない・殺させない!
さぁ、みんなで「共謀し」ナイト!
★5部以上のご注文は800円になります!

1 ワテらは陽気な非国民
2 Abe Is Over
3 老人は国会をめざす
4 いろはに金平糖
5 息子よ、そのままでいい

商品ID:cd0017
発売元:コラボ玉造[TAMAZO]
定価 :1000円

それでは今夜はこれにてお休みなさい。



 

 

 

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「フェイスブック・ツイッターが非常事態」No.2007

2017-07-14 09:44:10 | 中国事情

↑暑い中、まだ頑張って咲いているバラの花あり。思わず声援の撮影。


原因はあの方が亡くなったことしか考えられません。

昨夜遅く、突然フェイスブック、ツイッターに繫がらなくなったことです。

そもそも、この「毎日がちょっとぼうけん」はgooブログではなく、

exciteブログで2010年9月に、

「毎日がちょっと冒険」の名前で始めたものでした。

中国に来て、自分が直接見たこと、聞いたことを中心に、

生の中国の姿を日本の皆様にお伝えしたいと思ったのです

しかし、開始したばかりの9月中頃、

のーべるしょうの発表があり、

あの方がへいわしょうを授与されたことに関連して

他愛のないことをちょっと書いただけで、

私は自分のブログに到達できなくなりました。

日本に戻ったらいくらでも見られるので、

あの記事、アーカイブとしてこちら(goo)に引っ越しさせようか

とも思いつつ、今に至っています。

 

正直、その時私は恐怖しました。

初めて、言論の自由がいとも簡単に封殺される状況を体験したのです。

のーべるしょうを「のるおるべるしるよるうる」などと

暗号化したりしましたが、

ちょっと子供だましでバカみたいでしたね。(;^_^A

今も私は「のーべるしょう」という単語が

当局に引っ掛からないか少しビビっています。

ですので、せめて漢字を使わずに表記しているわけです。

(これも無駄な抵抗っぽい……💦)

 

これがこの国の一つの側面です。

ほら見てみろ、と言いたい人もいるかも知れませんね。

確かに、恐ろしい事態です。

こうなってしまったら、人々はどうやってこの状況を覆すかなどと

考える力が湧いてきません。

あの方をはじめ、稀有な存在はいらっしゃいますが、

ほとんどの人民は心の底に恐怖心が張り付いているので

異論を唱えるのに非常に、非常に、慎重です。

 

では、日本はどうでしょうか。

言論、報道の自由は今までは、なんとか保障されていたとは思います。

しかし、3日前の7月11日、共謀罪(組織犯罪処罰法)の施行により、

犯罪を犯していなくても「言っただけ、話し合っただけで逮捕」される

可能性が現実のものになってしまいました。

「物言えば唇寒し」の時代の到来です。

政府は「一般人は対象外」と言いますが、

誰が一般人か、そうでないかを判定するか非常に曖昧であり危険です。

私は戦前の治安維持法の時代を知りませんが、

治安維持法を制定した時も、

政府は全く同じ言葉「一般人は取り締まらないから心配ない」

宣伝していたと、多くの本に書いてあります。

そして、その法を楯にとった特高の戦前・戦中の厳しい言論弾圧は

誰でも知っていることです。

昨年2016年3月にも、

高市早苗総務相の「公平でない報道を繰り返したら電波停止にする」

という発言があり、

盗聴法も昨年2016年5月、一般市民にまで盗聴対象が拡大され、

やくざやギャングじゃないからと言って安心できなくなってきました。

「壁に耳あり、障子に目あり」、

庶民はビクビクしながら暮らさなければならなくなってきました。

こんな今の日本は、

「言論の自由があるから安心だ~い!」と朗らかに言える状態でしょうか。

「彼の国は大変だね」と上から目線で言えるんですかね。

私はそうは思いません

 

戦前・戦中、主権は国家権力が握り、

国民の思想・行動を支配していました。

敗戦後、それを根底的に改めて、

「主権在民」、主権は私たち国民にある、と定め、

私たちには表現の自由、思想・信条の自由があり、

集会・結社の自由がある、と宣言した日本国憲法を

私たちは、代えがたい宝物として大切にしなければならないと、

今日、改めて思います。

今私がいる中国で、ある人は、

日本にこんな宝物があるのが羨ましくてたまらないと言っています。

その宝物を簡単にドブに捨ててはなりません

 

*追記*

つい今しがた繋がりました~。ふう、やれやれ(日本時間11:15頃確認)。

 

 

 

 

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「二学期の仕事、ついに全部終わった~!」No.2006

2017-07-13 16:40:27 | 中国事情

さっきまで、3年の鄭秋燕さんが宿舎に来て、

上海外国語大学主催スピーチコンテストに送るMP3に録音していました。

中国語母語話者の多くは、長音、促音、撥音が苦手です。

例)「ここ」➡「こ(高校)」<長音>

  「おもて」➡「おもて(思って)」<促音>

  「じぶじしが」➡「じぶんじしが(自分自身が)」<撥音>

  「にゅがくしけまえ」➡「にゅがくしけまえ(入学試験前)」

他にも不要なところを長音化させる傾向、

例)「どうりょく」➡「どりょく(努力)」

  「よおい こうこう」➡「よい こうこう(良い高校)」

濁音と清音の区別があいまいな傾向、

例)「わし」➡「わし(私)」

  「できご」➡「できご(出来事)」

などが発音上の特徴です。

そんな特徴が分かったからと言ってただちに修正させられる訳ではなく、

鄭さんもはじめ、

「先生、そんな細かいことどうでもいいじゃないですか。

私にはどっちも同じに聞こえます」

などと大雑把なことを言うので、

「高い学費を払い、3年もの歳月を使ってこのざまでは、

世間に堂々と『私は3年間日本語学科で学んでいます』と公言できませんよ。

『外国人だから、へたでも仕方ないわねえ』と思ってもらいたいんですか。

もし、<山東省>のことを<山東県>と発音されたら、

(変な発音!)と思うでしょう?」

と諫め、徹底的に特訓しました。

往々にして中国の学生たちは、

このように正直に自分の感想を言いますが、

率直に相手の言うことに耳を傾け、納得するとすぐに従います。

逆に言えば、中国の大学では筋道を通して話ができるかが

日本で以上に問われているのを感じます。

私のようにズケズケ言う人間でも学生たちが認めてくれるのは、

自分なりに筋道通す努力をしているからでは、

とこれはちょっと我田引水です(笑)。


Anyway、遂に全ての仕事をし終えて、フウーと深呼吸しました。

明日は荷造り、明後日15日から25日までは、

前任校(江西財経大学)の教え子たちに連れられて、

青海省、甘粛省、陝西省、山西省をウロウロし、

その足で上海へ飛び、大阪に戻る予定です。

もしうまくネットが使えたら、毎日写真を載せようと思いますので、

どうぞご期待ください!

冷蔵庫の野菜と果物、全部明日中に食べないとなあ……。

毎回何かうっかり忘れて、8月末に戻ってきたとき悲惨なんですから💦







 

 

 

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「♡アベ首相、おかえりなさ~い♡」No.2005

2017-07-12 13:18:32 | 日本事情

アベ首相、ず~っとお帰りをお待ちしていたんですよ。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

遅かったですねえ。

加計学園疑獄のアベ首相関与について、

お留守の間に閉会中審査があったんですよ。

肝心の首相がいらっしゃらなかったので、スガさんとか萩生田さんとか、

首相のお取り巻きたちが表情をこわばらせながら、

「記憶にない」とか

「○○さんが言っていたから(きっと/たぶん)真実だ」とか、

一生懸命アベ首相を庇ってとても健気でしたよ。

でも頑張れば頑張るほど、

国民の疑惑が増すばかりだったのはちょっと残念でしたね。

そもそも、疑惑の中心人物である首相が居ない時を狙って審査を開く事で、

国民の不信感は100%炸裂してしまったんですよねえ💦


アベ首相がご活躍する姿を拝見したくて、

G20の動画を一生懸命見たのですが、

首相がどこにいらっしゃるか、探しても見つけるのが困難でした。

アメリカ、ロシア、ロイターの動画を見たのですがね。

せっかく日本を代表して行っていらっしゃるのですから、

もっと存在感をアピールされた方がよかったですねえ

 

そうそう、北欧はどうでしたか。

涼しくて快適だったでしょう。骨休めになりましたか。

昭恵さんも予てより北欧に行きたいとおっしゃっていたとお聞きしています。

きっと、お二人にとって素敵な思い出ができたことでしょう。

あ、でも、私的な旅行ではなかったんですよね、失礼いたしました。

日本の九州が災害に見舞われ、とんでもないことになっているのは、

G20にお出かけになる前に首相は既にご存知でしたよねえ。

北欧各国では「北極圏の資源開発」や、

「アジアと欧州を最短で結ぶ北極海航路の活用」などを

ご討議されるということでしたね。

あのう、今ふと気がついたんですけど、

それ、九州の深刻な被災状況を現地に出向いて把握したリ、

日本国民が一番知りたい

加計疑獄に首相がどのようにかかわっているかについて、

丁寧にご説明いただくことより

ずっと喫緊な課題なんでしょうか?

私には、いつ話してもいいような話題にしか思えないんですが、

ま、ま、素人だからですかね

 

閉会中審査は終わってしまいましたが、

九州の大雨による災害がご心配で、帰国を早めたのはヨカッタですね。

国民の中には、審査が終わるまで日本に帰りたくないから、

いつでも行ける北欧なんかに行って時間潰しをしていたんだという声が

随所に聞かれるのですが

まさか、アベ首相はそんなことなさいませんよねえ。

エストニアの在日大使館がツイッターでリツイートしていたので、

エストニア国の方々もそのようにお疑いになっているかと思い、残念です。

でも、でも……、普通、みんなそう考えるのでしょうか。

私は今まで、政府の言う事は100%正しいと思っていたのですが、

ひょっとして、それは普通じゃないのでしょうか~~!! 

 

 

 変な文書くと疲れるので、これにて終わります。(ブルーはーと

 

 

 

 

 

 

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「前川さんの参考人招致はどうだったかなっと」No.2004

2017-07-11 23:46:23 | 日本事情

山東省に居ても、

加計学園疑獄に関する前川さん参考人招致が気になっていました。

毎日新聞がまとめた論点(下の表)ですが、

上から順番に見てみたら、

もっと徹底的に締め上げないと(笑)、

政府側は本当のことを言わないだろうという事が分かりました。


①官邸の働きかけ:スガ長官は他人(和泉首相補佐官)から聞いた話を根拠に

自分は正しいと言っています。スガさんが根拠にしている和泉さんを

国会に呼ばなければ話にならないのでは。

次回はぜひそうしてください。

②③萩生田発言:例によって「記憶にない」の一点張りにはイラつきます。

これを連発すればするほど、その人を信用できなくなるので、

墓穴を掘っているのも同然です。

④獣医学部新設4条件:山本幸三地方創生担当相、

そんな説明では通用しないことは自分でも分かっていますよね。

もちろん、国民は誰も納得しませんよ。

次回は、臨時国会を出来るだけ早く開いて審議してほしいです。

渦中の人々(加計・アベ・和泉)が登場して、

本当のことを言わなければなりません。

嘘ついても、顔に出るので無駄ですよ。

上の写真の政府側4人の顔と前川さんの顔を見比べたら、

全てわかります。

顔のことで思い出したのは、『カワサキ・キッド』で東山紀之さんが

「人は人を差別するときの顔が最も醜い」と書いていた言葉です。

higashi_150814_top.jpg

国民を騙すのを悪いとも何とも思わない常日頃の態度も、

国民を差別しているからこそです。

下品な画策を弄するスガのあの顔を、私は忘れません。

 

この嘘つき野郎!



 



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