毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

維新が担いだ兵庫県知事パワハラで職員が自殺

2024-07-12 22:54:01 | 地方自治

兵庫県民の一人として斎藤元彦現知事のパワハラによる犠牲者を出してしまった事態に

知らんぷりはできず、取り上げることにしました。

斎藤元彦さんは維新と自民党の推薦を受け、2021年知事に当選しました。

吉村大阪府知事、松井大阪市長〈当時〉、西村経済産業相〈当時〉などが応援に来た)

 

2020年から兵庫県民になった私は人柄と政策で金田峰生さんに投票したいのは山山でしたが、

何としても維新の知事誕生を阻止するためには

全然パッとしないけど副知事の金沢和夫さんに入れるしかないかと

苦渋の選択をしたのを覚えています。

しかし、残念ながら「維新に淀川を渡らせるな」(大阪以西に来させるな)

という掛け声も虚しく、

86万人近くの兵庫県民が維新の斎藤元彦さんを知事に選んじゃったのです。

以来、彼は自分の地位にものを言わせて

いくつものハラスメントや不正行為をしているという噂が立っていました。

県職員が苦しんでいるという話も聞きました。

しかし、あくまで噂の範疇に留まっていたのです。

 

事が公に広がった発端は、故(涙)西播磨県民局長が今年3月中旬に

知事のパワハラ、おねだり体質といった行状を告発文にして報道機関に送付したことです。

その局長は退職間際だったのですが、

黙って退職すれば後輩たちがずっと苦しみ続けるだろうと考えて告発に踏み切ったそうです。

その後は、斎藤知事の方針で

・告発は事実無根・嘘八百であると断言。

・その県民局長の退職を許さず停職3か月処分(つまり退職金は支払われなかったよね)。

・人事課中心に県組織内部で告発内容を調査、告発は事実無根と断定。

ここで丸尾牧県議会議員(緑の党・尼崎出身)が登場して、

・外部の第三者機関による調査を県に要求。

・職員に対して独自のアンケート調査を実施。結果、斎藤知事が嘘八百と言っていた以下の

「車を降りて目的地まで20m歩かせたことに腹を立てて怒鳴りつけた(殿様か!)

「コロナ対策ポスターに自分の写真が載っていないのに文句をつけて作り直させた」(次の選挙対策?)

「高級コーヒーメーカーを業者から差し出され、部下に『直にはもらえるわけないやろ。秘書課に送付するよう言っとけ』と言って実際に送らせた」(倉庫に保管されていたとさ)

などが事実であると判明。(丸尾さん、グッジョブ)

それを受けて

・5月、第三者機関の設置を決定。

・6月、知事が「一部、言い過ぎがあった」と認める。

・6月、県議会が百条委員会の設置決定。

と事態はじりじりと動いてきましたが、

・7/7西播磨県民局長(元)が自殺(消されたのではという説もあるけど)

・7/12片山副知事が「知事を支えられなかった」と泣いて辞任(職員を死なせたと言って泣くならともかく……ふざけるな!)

・7/12斎藤知事、自分は辞職しないと会見。

 

こんな人を続投させたら兵庫県民が全国の笑いものになりますよ。

リコールの仕方調べないと。

維新なんか選ぶからこういうことに、はあ……。

それにしても、西播磨県民局長の告発前に、いつも県庁に張り付いている神戸新聞とかが

ちゃんと報道していれば、

こんなふうに一人の人間が追い詰められて自死することもなかったのではという批判があり、

私もそう思います。

マスコミ、グダグダや。

 

 

 

 

 

 

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駅前を通る人びとの表情がスゴイことになって

2024-07-06 23:18:40 | 街角

一昨日の夕方、地元の阪急駅前で署名活動をしました。

「来年予定されている大阪万博に学校から子どもを連れていかないで!」

というものです。

かねてより息子の店を使って食糧支援活動をしている新日本婦人の会の方に

一緒にやらない?と声をかけていただいたので、

カジノ誘致の地ならしとして大阪万博を無理くり強行する維新に対して

腹立たしい思いしかなかった私は、ほいほいと出かけていきました。

自宅から駅まで自転車で10分もかからないのでお気軽参加です。

3月28日のガス爆発以降も

日々平均1.5トン発生するメタンガスのみならず、

腐卵臭を放つ有害な硫化水素、

さらには要緊急対処特定外来生物に指定されているヒアリまで登場する

という惨憺たる事実もお構いなく

吉村大阪府知事は、児童生徒を100万人無料招待すると豪語して

(つまり万博成功のための動員、招待ったって全部税金でしょ)

大阪府下全校に「参加アンケート」を取りました。

6月初めの集計では7割が参加希望と回答したとのことです。

しかし、そのアンケートというのが狡くて、

「不参加」の欄がなく「参加」か「保留」かの二択なのですって。

さすが維新ならでは。

交野市はこの動員には参加させないことを決めましたが、

他の市は学校の判断にまかせたようです。

参加すると返事したある学校の校長は

「参加する」以外受け付けないという圧を感じたのでしかたなく…と。

この、強いものには従い、長いものには巻かれ、

間違っていると指摘もしない風潮こそ日本をここまで腐らせた元凶です。

 

夕方5時から40分ほど駅前でビラ撒き・署名活動をしていて

通り行く人々の顔がすごいことになっているのを発見しました。

まるで能面、あるいはゾンビなのです。

政治的なにおいがする活動には、今、人々はこのように反応するのか、と

今更ながら驚き、

有権者の5割が投票に行かない現実が、その顔の表情を見て納得できました。

でも、この表情は政治に対してだけでしょうか。

電車で通勤しているある友人が、

「電車通勤嫌だわ。みんな人でなしに見える」

「人身事故で遅れると放送された時、

『チッ、何でこの電車に飛び込むかな、次のにしてくれよ』とか

『携帯充電しないとアカンのにどうしてくれんねん』とか文句言ってる」と。

日本、凄いな。

かつて中国の大学で学生たちに

日本の家族が祖父母や親せきとともに暮らす大家族制から遠く離れ、

概ね核家族化していることを「日本人は冷たいですね」と批評されるたびに

「いや、それは社会を都市と農村に引き裂いた資本主義経済の為せる業であり

日本民族の持つ本質ではない」と反論していたことを思い出します。

今は「日本人は冷たい」と言われても否定し難いです。

 

明日7月7日、息子たちがその駅前で手作りイベントをするのですが、

能面の人々はまた違う顔を見せてくれるのでしょうか。

テキストの画像のようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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米軍の少女誘拐・暴行を沖縄県に隠す日本政府

2024-06-28 22:37:56 | 人権

「言葉にならない、怒り心頭だ」28日県庁での玉城知事(沖縄タイムスより)

 

沖縄基地所属のアメリカ軍兵士が16歳にもなっていない女の子を誘拐・レイプしたのは昨年12月14日。

女の子の家族の通報で逮捕され、3月には起訴されて

現在、身柄は日本の警察ではなく米軍基地内に確保されている。

日本政府はこの経過を全て知っている。

しかし、沖縄県がこの事実を知らされたのはなんと、

起訴から3カ月後の6月25日だと。

「3ヶ月 何をしていた 外務省」

翌26日、那覇市の外務省沖縄事務所前の路上では

上記の抗議の自筆紙を掲げる女性がいた。

本当にそうだ。

これは日米地位協定以前の問題で、

日本政府は沖縄県議会選挙に不利な情報を隠したのだ。

本当に、卑怯な政府を私たちは持っている。

いくら選挙に影響したとしても、これは伝えなければならない社会的案件だ。

情けなさすぎ……。

 

一方、米軍と言えばいつもの通り「遺憾に思う」の一言で終わり。

「遺憾」には「残念・気の毒」の意味はあるが「謝罪」の意味はない。

この米軍兵士の犯罪は、

もしアメリカ国内で同じことをしたらがっつり禁固刑だが、

沖縄からアメリカに帰ってしまえば裁かれず、

伸び伸びと市民生活をエンジョイできる。

それを表す米軍兵士たちの言葉が「ヒット エンド ラン」だという。

戦後約80年間、

このあまりにも悔しい屈辱の中で生きることを強いられてきたのが沖縄だ。

 

戦後、地方自治体と政府は対等な関係を積み重ねてきたが

今国会で地方自治法改正案が自民・公明・維新・国民民主の賛成で決まってしまった。

緊急時において地方自治体は国の指示に無条件に従わなければならない、即ち

中央政府と地方自治体は「指示⇔服従」関係にあるという内容だ。

また、日本の民主主義が一つ潰れた。

今の日本政府は、

国民や自治体には上から目線で有無を言わさず、

アメリカにはひたすら属国として

宗主国に仕える永続敗戦国の立ち位置にしがみ付いている。

こんな従属国運営をする政府ではなく、

アメリカや中国、ロシアなどと対等な関係を形成できる政府を

はぐくみ育てるのは、日本国民の義務であると私は思う。

もし、日本を本当に独立国にしたいと願うなら。

私は、願ってやまない。

 

 

 

 

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いつまでも戦争と平和の最前線ー沖縄

2024-06-23 20:52:56 | 反戦平和

ここ数日間、ネットで沖縄関連の記事が多くみられる。

6月23日、慰霊の日があるためだ。

メモリアルデイの時だけワーワー言うのは偽善だと若い頃の私は思っていた。

しかし、メモリアルデイにすら話題にならず、

完全に忘れられるよりはずっといいと今は思う。

「弱い人間は記憶の力によって、忘却しないことによって、権力と闘うしかない」

大江健三郎さんがミラン・クンデラの言葉を引用して私たちに示した権力との闘い方を

噛みしめる今日この頃。

You Tubeニュースチャンネルの一つ、アークタイムズ(Arc Times)が

山城博治さんへのインタビューをしていたのが心に強く残った。

辺野古の座り込み闘争は無意味だと言っていたヒロユキ氏が、最近辺野古に来たが

その時間帯は座り込みをしていなかったので

「なんだ、座り込みしてないじゃないか。闘争〇〇日の看板、ゼロ日にすべきじゃないの」

とか言って帰ったらしい。それに対して博治さんはこう言う。

「10年間毎日朝から晩まで機動隊に殴られ、逮捕されてもやっていたら反対派も機動隊も、両方身が持たない。今は朝・正午・お昼の一日3回をルーティン化して、工事の進行を確実に遅くしている。これは大衆運動として成功しつつある大切な成果だ」

実際、私が参加した時も、土砂を積んだダンプが無制限に基地に入るのを止めるために、

身体を張ってダンプの前をゆっくり横切ったり、運転手に話しかけたりしてやっていた。

ドライバーと天気や世間話をしたりして一見和やかにさえ見えた。

雨風を凌ぐテントも何度も夜の襲撃で壊されたが、またすぐに作り直してきた。

そうやって、何年も反基地闘争をやってきた。

辺野古新基地建設工事はいつ完成できるか誰も言わない。

分からないから言えないのだ。

万が一完成したとしても、

サイズ的に中途半端でオスプレイの発着ぐらいしかできないことも分かっている。

それなのに工事を止めない。無駄を途中で止められないおバカな政権。

(維新の大阪万博もそうだけど)。

 

沖縄県議会議員選挙の結果、

玉城デ二―知事への批判勢力が過半数を得たことについて聞かれた山城さんは、

「全国で自民批判の声が増しているときに沖縄がこんな結果になって忸怩たる思いだ」と言いつつ、

「今回自民党系候補者たちは辺野古基地建設について完全に沈黙して争点としなかった。デニー知事が信任を失ったと言う人もいるが、デニーさんが掲げる辺野古新基地建設反対の立場が審判を受けたのではない。今も沖縄県民の7割は辺野古基地建設に反対だ。闘いは続く」と。

忸怩たる思いは本土の私たちの方だ。

独立国である琉球王国を侵略し日本のものにしてしまった1872年の「琉球処分」からこっち、

日本人化を強いながら琉球人を差別し、結婚差別はもとより、

戦前期は「琉球・朝鮮お断り」と、住居を借りるにも差別があって、

日本社会において琉球人たちは改姓し身元を隠して生きてこざるを得なかった。

1903年大阪の、内国勧業博覧会の「学術人類館」(見世物小屋)で

朝鮮人、ジャワ人などとともに琉球女性を見世物にした人類館事件は差別の象徴だ。

日本という国が琉球をはじめ、同じアジアの国々を「遅れた国」としてここまで傲慢に蔑視していた事実、

これこそ忸怩たる思いだ。

さらに戦後は昭和天皇が「本土の代わりに沖縄を自由に使ってください」と米軍に差し出して以来、

1972年の沖縄「返還」を経てもなお、

アメリカ軍人は沖縄中を闊歩し、ビールを飲みながら車を走らせ、女性や子供をレイプしている。

挙句に南西諸島のミサイル基地化で、住民は戦闘になったら他所に避難しなさいよ、あぶないから、と

ふざけたことを言う。

どこまで沖縄を本土の犠牲にしたら気が済むのか、

恥ずかしさと申し訳なさで地中深く潜ってしまいたいほどだ。

 

さて、アークタイムズ尾形編集長・望月記者の山城博治さんへの質問は

本島では、石垣島、宮古島などで進む自衛隊・米軍のミサイル基地化をどうとらえているかへと続く。

山城さんの答えは、沖縄の人々について考えさせられるものだった。

「沖縄本島の人間は、人口の少ない島嶼のことを自分の事として切実に考えるに至っていない」

本土のヤマトンチューは沖縄に対して、

(沖縄さえ犠牲になれば日本は安泰だ。ごめんね沖縄、がんばってね~)と思う人が多い。

それと重なる感覚を本島の人々が島嶼に対して持っているのも仕方のないことだ。

沖縄人だって神様ではない。

自分の身に差し迫ってきたとき初めて真剣に考える人が多いのは

世界中どこでもそうなんだから。

 

動画を貼り付けることができなかったので、ぜひYou Tubeで下のArc Times動画を見てください。

  ↓    ↓    ↓    ↓    ↓

沖縄・辺野古からライブ【山城博治・辺野古、反対運動まもなく10年、沖縄の民意とメディア】6/21(金) 17:50~

 

【付録】6/23平和の詩「これから」(沖縄県立宮古高校3年仲間友佑さん)

  ★最近、「命の繋がり」をよく思います。この詩でもまた……(ブルーはーと)

短い命を知ってか知らずか 

蝉が懸命に鳴いている

冬を知らない叫びの中で 

ぼくはまた 天を仰いだ

 

あの日から79年の月日が流れたという

今年18になった僕の祖父母も戦後生まれだ

それだけの時が流れたというのに

あの日短い命を知るはずもなく 

少年少女たちは 

誰かが始めた争いで 多くの未来とともに散っていった

大切な人は突然

誰かが始めた争いで 夏の初めに居なくなった

泣く我が子を殺すしかなかった

一家で死ぬしかなかった

誰かが始めた争いで 常緑の島は色をなくした

誰のための 誰の戦争なのだろう

「会いたい!」「帰りたい!」「話したい!」「笑いたい!」

そういくら繰り返そうと

誰かが始めた戦争が そのすべてを奪い去る

心に落ちた暗い暗い闇は あの戦争の副作用だ

かすかな光さえも届かぬような

絶望すらもないような

怒りも嘆きもなくしてしまいそうな

深い深い奥底で懸命に生きてくれた人々が

今日を作った

今日をつなぎとめた

両親の命も 僕の命も 友の命も 大切な君の命も すべて

心に落ちたあの戦争の副作用は

人々の口を堅く閉ざした

まるで戦争は悪いことだと言ってはいけないのだと口止めするように

思い出したくもないほどのあの惨劇が そうさせた

 

ぼくは再び天を仰いだ

抜けるような青空を 飛行機が横切る

ぼくにとってあれは恐れおののくものではない

ぼくらは雨のように打ち付ける爆弾の怖さも

戦争のせの字も知らない

けれど常緑の平和を知っている

あの日も海は青く 同じように太陽が照り付けていた

そういう普遍の中に ただ平和がかけることの怖さを

ぼくたちは知っている

ひとは過ちを繰り返すから

ときは無情にも流れていくから

今日まで人々は恒久の平和を祈り続けた

小さな島で起きた あまりに大きすぎる悲しみを

手をつなぐように 受け継いできた

 

それでも世界は まだ、繰り返している!

79年の祈りでも まだ、足りないと言うのなら

それでも変わらないと言うのなら

もっと、もっと、これからも、

僕らが祈りをつなぎ続けよう

限りない平和のために

ぼくら自身のために紡ぐ平和がいつか

世界のためになる

 

そう信じて今年もこの6月23日を 平和のために 生きている

その素晴らしさを噛みしめながら

 

 

 

 

 

 

 

 

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21世紀初めの大江健三郎の言葉

2024-06-18 00:38:08 | 民主主義について

息子さんと大江健三郎さん

 

大江健三郎氏が、2001年に日本大学で行った講演

「フォーラム21世紀の英知と創造力」の動画を観る機会があったが、

冒頭部分で立ち往生してしまった。

あまりに現在の世界を言い当てているのですくみ上がったのだ。

 

2001年、21世紀の初めの年に大江健三郎氏はこう語り始める。

「このフォーラムの原稿を準備しています間に、ニューヨークとワシントンで同時テロが起こりました。まず私は資料を整理して仕事をしておりましたが、その資料に『21世紀の英知と創造力』という文字があって、それを見ているうちに、正直に言いますと、頭の後ろの方で不潔な笑い声が聞こえるような気がしたものであります。

21世紀の始まりに私たちの、と言いますより、もうあまり時間のない自分のことよりも、まだ若い人たちや、これから生まれてくる人たちの運命の、暗い方の側面がまず示されたという思いがいたしました。英知の代わりに愚かしさが、あるいは邪悪な知恵というものが、創造力ではなくて破壊力、暴力が21世紀の最初の3分の1を満たすことになるのかも知れないと思いました。(後略)」

不潔な笑い声が聞こえ、

英知の代わりに愚かしさ、邪悪な知恵、

創造力でなく破壊力、暴力が21世紀の3分の1を満たす・・・

途方にくれるほど100%今の世界だ。

この後、大江氏はパレスチナ生まれの知識人エドワード・W・サイードと

アメリカの言語学者ノーム・チョムスキーの両氏を紹介し、

文学と科学の英知と創造力について、

さらにその英知と創造力を育む核となる教育についても話を展開していく。

印象に残ったのは、当時66才の大江氏の

優しく、謙虚な言葉と熱意をもって聴衆に語るその表現ぶりと声だ。

民主主義の何たるか、どうしたら世界は再生するかを

死ぬまで繰り返し、繰り返し、根気よくみんなに語り続けた人だった。

こんな人と同じ時代に重なって生きられたのは何とラッキーなことだろう。

10年以上前、たった一度だけだが、生大江さんの話を

兵庫県伊丹市の「さようなら原発」集会で聴衆の一人として聞いた。

人間はみんな、必ず亡くなるが、

何人もの忘れられない人がいる。

大江さんもその一人だ。

ノーベル賞文学賞 大江健三郎 基調講演 Nihon University

 

 

 

 

 

 

 

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読書会「玄冬会」

2024-06-14 22:24:51 | 街角

木漏れ日 同じ輝きは二度とない

 

2020年1月初頭、冬休みの一時帰国のつもりで中国山東省の大学から日本に戻ったのですが

コロナパンデミックによって移動できなくなりました。

仕事は6月までオンライン授業を続け、その後辞めました。

ほぼ同時期に息子の店を背負って立たざるを得ない事態になったためでもあります。

慣れない店の厨房に朝から晩まで12時間張り付く毎日が一年半以上続きました。

喜界島の俊寛さんよりはマシだと自分に言い聞かせていても、

今振り返れば、心身共に相当疲弊していたようです。

 

息子の体調が回復し始めた2021年の12月から息子の店で読書会を始めました。

この会は私にとって精神的な希望の光でした。

呼びかけに応じてくれたのは退職教員やブティックの元オーナーなど

私の大切な友人女性たちでした。

テーマは初回の〈『苦海浄土』を読む〉に始まり、

〈百人一首・お気に入りの一首紹介〉、

〈石母田正『物語による日本の歴史』を読む〉

〈『平家物語』〉〈『源氏物語』〉〈『樋口一葉』〉〈鴎外・漱石〉

〈お気に入りの詩・歌・絵本の紹介〉などなど

風の向くまま気の向くままに課題を決めてひと月かふた月に一度集っています。

高校生(いや、中学生?)レベルの内容かも知れませんが、

何十年もあくせく働いてばかりで

じっくり本を読む時間を取れず生きてきた私たちには、

そんなお気楽な内容の会でも十分楽しいもので、今でも続いています。

 

その会「玄冬会」の大切な友人の一人がこの6月9日に逝きました。

先月、総勢7名が病で遠出できなくなった彼女の家に集まり、

〈森崎和江の人・作品〉をテーマにいつものように各自各様の発表とお喋りをしたのです。

それが彼女に会う最後になるなどと露ほども疑わず…。

 

彼女は普段の会で、一つの方向に固執しがちな私の視点に、いつも

もう一つの見方を提示してくれる貴重なアドバイザーでもありました。

もちろん、彼女自身も一つに拘る場面もあって、

それに対して別の角度の観方を提示し考えを交歓するのは討論の妙なる面白味でした。

先月の例会で彼女は、

「売春婦という言葉は使われるが買春夫はない。買わなければ売ることもないのに。

自分の夫や息子が買春夫になっていないか考えてみるべき」と自分の視点を表明し、

「日本では余りに性をタブー視して暗い陰惨なものにしている。

幼い頃から男女の付き合い方を大人も子どもも、男性も女性も学んでいく必要がある」

とレポートを結んでいます。

LGBTQまで視野を広げていないにしても、

命が尽きる一か月前まで彼女は、社会正義を貫くために

可能な限り客観的・多面的に物事を見るという立場を堅持していました。

レポートは本を何冊も図書館から借りて読み、思索した内容でした。

この会の一週間後、彼女はホスピス医療を施す病院に入院しました。

 

最期まで、カッコいい女(ひと)でした。

私は私の最期まで、きっとあなたを忘れないでしょう。

Rest in peace...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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諸行無常、だから大丈夫

2024-06-05 09:32:38 | 裏庭

命の移ろいを儚く感じるとともに、いや、だから大丈夫だと思う。

鴨長明さんが千年も前に喝破した"行く川の流れは絶えずしてもとの水にあらず"

人も朝に生まれ、夕刻に死に、家も、街並みも、一つとして変わらないものはない。

しかし、この命は連綿と次の命に繋がっている。

変わっていくものの向こうに変わらないものがある。

だから、大丈夫だと思う。

 

草木を見るとすうっと邪気が収まり、

淡々と明日の夜明けを待とうという気になる。ブランニュー・デイを。

 

⤵昨秋、川の傍に咲いていたホシアサガオ

枯れた後の種を持ち帰って、春に裏庭の北の端にパラパラ蒔いたら

たくさん発芽した。

6月に入り、つるが出てきたので支柱を立て、成長を待っている。

川の傍で可憐に咲いていたあの花をこの庭で見ることができるだろうか。

季節とは無関係にあくせく生きてきた私だが、

ここにきて秋を待つ気持ちが膨らんできた。

 

昨年10月に挿し木したローレル、秋に挿し木は無理かなとも思ったが、

5月初めに確認するとちゃんと根が出ていた。⤵

今はこんな感じですくすくと育っている。⤵

もう少し若葉が濃く固くなったら欲しい人にあげようと思う。

⤵母の樹は切ったところから四方に枝を出して庭を一層狭苦しくしているが、

私は決して文句を言わず、葉を千切ってシチューなんかに使わせてもらっている。

他にも花が枯れた後に挿し木したガクアジサイが、3年の時を経て遂に開花した。

咲いたと言ってもなんか弱弱しいけど、

日当たりの良い息子の店に移さなかったら今年も咲かなかったかもしれない。

 

 

⤵2年前、某所で息も絶え絶えだったところを救出してきたドクダミも、

今は着実に根を張っている。

三つ葉、ムラサキツユクサ、笹、レモンバームなどいずれも生命力の強い植物たちに混じり、

花も咲かせ、ドクダミ茶として私の命の糧になってくれているありがたい存在だ。

街に棲んでいても、自然の命をいただき、自然の片隅に居させてもらっている。

 

命は繋がっている。

私の命はそう遠くない未来に尽きるだろう。

でも、大丈夫だ。

命は繋がっている。

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日本のテレビが報道しないアメリカの人々の姿

2024-06-02 20:33:50 | 反戦平和

国家としてのアメリカは世界の独裁者みたいだけど、

アメリカ国民は違う。

さすがプロテストの本場、年季が入っている。

街行く人たちも日本のように素知らぬ振り・我関せずといった雰囲気はなくて、

反対だろうが賛成だろうが自分の意思を身体で表現しているように思われる。

 

フェイスブックのショート動画には

アメリカにおけるガザ支援の動画が数多く挙げられているのでいくつかコピーしてみました。

まだ消されていないことを望みます。

 

☆シカゴの大学卒業生たちが卒業の日に…。⤵

「今日は政治的な日じゃないんだ!」と一人叫んでいるのは先生?

 

☆ニューヨークの高校生たちも…。⤵

いやー、ノリがいいなあ。

そう言えば私がイラク戦争直前(2003年)にシアトルにいたときも、

シアトルのいくつもの高校の生徒たちが大結集し、3000人ぐらいが「イラク戦争反対」を掲げ

キャピタル・ヒル(よくある地名。シアトルにもある)までデモしてたなあ。

その時シアトル市の高校の先生方は午後の「社会活動」として授業認定したという。

日本の公立学校ではこうはいかない。

教師の裁量権がとても狭隘な上、教師たちは勝手に自主規制するからだ。

アメリカに住む人々は政府にプロテストすることを大切にしている。

政治が国民生活に多大な影響を与えるのだから

国民が政治に注文つけたり、モノ言うのは当たり前なんだけど、

今の日本の多くの人たちは黙りこくって、デモもしなけりゃ選挙にも行かない。

だから日本は歯止めがかからずヘンになる。

 

☆ジョー・バイデン支持者の集まりで「前はあなたに投票したのに」「あなたはジェノサイド・ジョーだ」と・・・。

バイデン氏は「座ってください」とか言っているけど、これではトランプに勝てないのでは。

 

☆こちらの抗議の声はバイデン支持者らの「もうあと4年」コールでかき消され・・・。

民主党支持者でも多くの人はイスラエル支援の立場なのだそうだ。

イスラエルに莫大な軍事支援金を送るのは共和党・民主党とも議会で賛同し決議されている。

 

☆最後にキリスト教関係者のストロングスピーチ・・・

M.L.キング牧師やマルコムXの子どもたちが大きくなって

そのうちの一人がスピーチしているように思える。戦う民主主義者たちが健在のアメリカ。

[拙訳:拙過ぎ(;^ω^)]

ユナイテッド・ステイツがイスラエルに何十億ドルもの武器供与資金を送り続けるとき、

私たちは平伏を強要されている(hold your head down)

ガザで約35000人ものパレスチナの人々が殺されるとき、

私たちは平伏を強要されている(hold your head down)

社会的に目覚めなければならないと我々に言う協会が

都合により今回は黙りなさいと態度を変えて私たちに言うとき、

私たちは平伏を強要されている(hold your head down)

平和的に抗議をする人々が襲撃され、まるで動物のような扱いで連れ去られるとき、

私たちは平伏を強要されている(hold your head down)

 

 

 

 

 

 

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映像の力・人間の力-世の中お前だけで何が変わると言う人に対して

2024-05-31 22:11:00 | 民主主義について

デモにも行ったり行かなかったり、

ネットのしょうもないコメントにげんなりして一日しょげ返ったり、

こんな世の中どうとでもなれと投げやりになったり・・・と、

いかにも中途半端な私ですが、

どこかで人間が人間に訴える姿を見ると、また背筋を正して

しっかりせなあかんな、と思いなおします。

そんなことの繰り返しですが、

人間としての自分を捨てるのは

死ぬ間際、意識が混濁し始めたときぐらいでいいんじゃないかと思います。

 

今、身近な友人がホスピスケアの病院に入院していますが、

彼女もそう思って、日々過ごしているのだろうと感じています。

 

下は以前X(旧ツイッター)で観たものですが、

またTRT WORLD(トルコ公共放送)が取り上げているのを今日観ました。

この動画の若者たち一人・ひとりの言葉がどれほど世界の人々を動かしたことでしょう。

私もその一人です。

 

↓「ニューヨーク市の議員に対して若者たちが次々と発言し、引きずり出される様子」

拙訳

あなたがニューヨーク市民の代表だなんてどうして言えますか。この国の70%、ニューヨーカーの45%がガザの停戦を要求し、53%のニューヨーク市民がイスラエルの軍事のための資金援助を望んでいないこのときに。(途中、近くに座っている議員支持者が何度も「止めろ(しゃべるな)!」と怒鳴るが、彼女たちは負けない)アメリカは何十億ドルもの国民の税金を子どもを殺すために送っているんですよ!30,000人が殺されているんですよ!

How can you say that you represent New Yorkers, when 70% of this country demands a ceasefire in Gaza,when 45% of New Yorker demand a ceasefire, when 53% of New Yorkers do not want to send Islaeli funding for military aid anymore.  We are sending (Stop! Stop!) billions of our taxpayer dollars(Stop!!!) to kill children (Stop!!!) 30,000 people have been murdered. (Stop!!!)

ギリブランド議員、あなたはこの前の選挙期間に366,000ドルをイスラエルの運動団体から受け取りましたね。あなたはなぜ外国の政府があなたの利害を買うのを許すのですか。

Senator Gilliband, you received $366,000 from pro-Islael lobboes in this past election cycle.  Why are you allowing your interest to be bought by foreign governments?  

あなたが停戦を決める前に、どれだけの人数のパレスチナの子どもたちが殺されないといけないんですか?あなたの手は血だらけだ。人は生きるに値するんだ!

How many Palestinian children need to be killed before you call for a ceasefire?  You have blood on your hands.  My people deserve to live! 

My people deserve to live!

My people deserve to live!

 

 

 

 

 

 

 

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「産まずして何が女性か」(上川外相発言)批判は切り取りで的外れ?

2024-05-28 10:51:48 | 人権

写真:東京新聞webより

上川陽子外務大臣(静岡一区選出・法務大臣歴3回)が

連日、静岡県知事選挙の自民党候補応援に入り、

5月18日に「今一歩を踏み出していただいたこの方(大村候補)を女性が産まずして何が女性でしょうか」

と驚きの発言をした。当然ネットは大騒ぎで、野党から

「産みたくても産めない女性への配慮に欠ける」などと批判され、翌日に

「女性パワーで未来を変えるというわたくしの真意と違う形で受け止められる可能性があるというご指摘を真摯に受け止め、この度撤回をいたします」

という展開になった。

上川さんは「女性パワーで大村候補を当選させる」というのが発言の真意で、

「子どもを産まなければ女性ではない」と意味したものではないと言いたいようだ。

ネット上の上川発言支持者の主張も、

〈上川氏は「自分も含めた女性たちが自民党の候補を知事にしよう」という趣旨を、「女性」「うむ(産む、生む)」という言葉で表現しているだけだ。切り取り過ぎの的外れな批判に対してひるむ必要は全くない〉というものだ。

そこでおやおやと思うのは上川外相、ネット支持者の双方とも

「女性」=「うむ(産む・生む)」ということを前提にし、

それに何の疑念も違和感も抱いていないことである。

つまり、女性も男性もようやく

多様な生き方が是認されるようになった現代日本社会にあって、未だに、

女性は産んで当たり前の存在だ」というステレオタイプを肯定しているために、

「産まずして何が女性か(産まなかったら女性ではない)」などという言葉が

たじろぎもせず口から出るのだろう。

この価値観は次の‟筋金入り”の人々の発言と全く同じ脈絡にある。

故石原慎太郎(当時都知事)

「❝女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です❞って

「❝男は8090歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だ❞って…。(引用の形で自説を述べたもの。2001年)

杉田水脈(自民党衆院議員)

「彼ら、彼女ら(LGBT)は子どもを産まない。つまり生産性がない(だから彼ら・彼女らに税金をかけるべきでない)」(2018年)

森喜朗元首相(当時自民党衆院議員)

「子どもを一人も作らない女性が、好き勝手して自由を謳歌して楽しんで年取って…。それを税金で面倒見るのはおかしい」(2003年)

柳沢伯夫元厚労相(自民党)

「女性は産む機械」(2007年)

 

上川陽子さんは静岡雙葉高校というカトリック系女子高校出身でカトリック教徒だそうだ。

カトリックの教義では、「結婚(子づくり)とは、神創造への協力と考えているため、子どもを産むことは神への貢献」なのだそうだ。

国家主義的「産めよ増やせよお国のために」というのが、

上に挙げた石原慎太郎・森喜朗・杉田水脈・柳沢伯夫などの考えだが、

上川さんは宗教的信念に基づき、子を産むことを是としているのかもしれない。

(そうは言っても法相時代に、「殺すな」というカトリックの信念も何のその、

死刑執行を断じたのだから、彼女の宗教的信念というのも

国家のシステムの前には大したものではないようだ)

結局、上川陽子という人は所詮、権威に弱いただの優等生なんだろう。

だから、「神への貢献」などと真面目に考えたその頭で、

ほどなく自民党に巣食う「国家への貢献」病にも適応してしまうのだろう。

 

いずれにしても、今回の「産まずして何が女性か」発言は、

自民党の時代錯誤的価値観を余すところなく露呈しているように私には思える。

しかし、野党が「産みたくても産めない女性への配慮がない」とだけ批判するとしたら、

それはまた同じ穴の狢ではないか。

安心して命を育めない環境に置かれている場合、あるいはそもそも機会がない場合、

「(身体的には)産めるけど産まない女性」がいるのも当たり前だ。

産む、産まないは国家や神様ではなく、個々の女性が自分で決めることである。

・・・・・・・・・・・・

結局、静岡知事選で自民党候補は落選した。

「大村知事」を産まなかった静岡県には女性がいなかったのだろうか(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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少しずつイスラエルの孤立が進んでいる

2024-05-25 12:10:57 | 民主主義について

最近のニュースより

5月18日イスラエル戦時内閣メンバー・ガンツ前国防相が戦闘終結後のガザ統治を巡り、ネタニヤフに6項目の行動計画を提示。「策定しなければ戦時内閣から離脱する」と声明。ネタニヤフは「ハマスでなく首相に最後通告するのか」と反発。ガンツ氏は次期首相の最有力候補。

5月20日国際刑事裁判所(ICC)は、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐる戦争犯罪容疑で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、ガラント国防相(2名)、イスラム組織ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏、軍事部門トップのモハメド・デイフ氏、ガザ地区における指導者ヤヒヤ・シンワル氏(3名)の逮捕状を請求した。イスラエル、ハマス双方反発。アメリカは「イスラエルとハマスを同等に論ずるのはイスラエルに失礼だ」とイスラエルを擁護し、ネタニヤフ首相は、自身が「大量殺人者」と呼ぶハマスと「民主的なイスラエル」が比較されることを嫌悪感をもって拒否すると述べた。日本はICC加盟国。

5月22日ノルウェー、アイルランド、スペインの3カ国は、パレスチナを国家として承認する方針を発表した。パレスチナについては、国連加盟のうち日本、フランスを含む143カ国が既に国家として承認しているが(5月10日国連総会)、今回の3か国の発表はイギリス・ドイツなど、西欧でパレスチナを正式に国家と認めていない国々への圧力になる。イスラエルはこうした動きを「テロリズムに褒美を与えるもの」「過激主義と不安定をあおる」と非難しスペイン・ノルウェー・アイルランドから大使を呼び戻した。

5月23日イスラエル軍が「イスラエル軍情報局は昨年3月~7月の間4回に渡りネタニヤフ首相に文書でハマス攻撃の可能性を警告していたが政府は無視していた」と発表。首相府はそれを「正反対だ」否定。NGOの質問に軍が答えた。

5月24日国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに対し、ガザ南部ラファでの軍事作戦の即時停止を命じた。軍事作戦停止命令は初めて。命令には法的拘束力があるが、ICJに強制的な執行手段はない。一方、関係国にはそれに従う義務があり、履行しなければ国際法違反になる。日本はICJ加盟国。

イスラエルの残虐非道をICJ(国際司法裁判所)に二度にわたり訴えた南アフリカ共和国、

イギリスやドイツなど未だパレスチナ国家未承認の国々に圧力をかけるスペイン、アイルランド、ノルウェー、

イスラエル及びイスラエルを支援している欧米の製品をボイコットしているイラン、エジプト、マレーシアなど多くのアラブ・イスラムの国と人々、

最も質(たち)の悪い国アメリカの内側で逮捕、退学、失職を覚悟し「アメリカは犯罪者だ」「恥を知れ」「パレスチナに自由を」と自国を糾弾し続けるアメリカの人々、

パレスチナの苦闘・苦悩・痛みを我が事と思い、共に戦っている中東アラブ諸国、

アジアの人々、中東の人々、アフリカの人々、中南米・北米カナダの人々、ヨーロッパの人々、

世界中の人々が、殺された命に胸をかきむしられ、今殺されるかも知れない命を救いたくてたまらないでいる。

ネタニヤフのイスラエルはこんな世界を相手にしているのだ。

彼の国が着実に政治的経済的孤立を深め、国家として存続できなくなればいいと思う。

それでも、イスラエルの民衆が生きる道は残さなければならないが。

 

さて、日本にいて今できること。

・イスラエル・欧米製品を買わない。 

・日本政府に「ICC・ICJの命令に従い、イスラエルに武器部品を輸出するな。アメリカに追随するな」旨メールを送る。

・近くでパレスチナ支援デモがあったら参加する

・パレスチナ、イスラエルの歴史を学ぶ勉強会を開く。

他に何ができるかな…。

↓黄色はパレスチナ国家承認の国々(139か国当時)。未承認国は欧米と、

カナダ・オーストラリア・日本などの欧米追随国。

 

 

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パレスチナを正式に国家承認したスペイン・アイルランド・ノルウェーの勇気

2024-05-23 20:15:28 | 反戦平和

三国の話し合いをリードしたのはスペインのサンチェス首相だというが、

この三国はどうしてパレスチナを国家として承認するという最大の連帯を示したのか。

ざっくり歴史を振り返ってみた。

世界史上、スペインが強盛を誇ったのは16世紀ごろで(無敵艦隊、レパントの海戦等)、

その後は産業革命を経たイギリス、フランスに押され、

さらにアメリカが門戸開放宣言で帝国主義の植民地争奪戦争に加わって、

スペインは西側帝国主義列強の傍流となった。

19世紀末から1923年までの議会制民主主義の内政をひっくり返したのは、

ムッソリーニにヒントを得たプリモ・デ・リベーラ、フランコ将軍の独裁政権で、

人民は思想の違いを超え、スペイン人民戦線(反ファッショ統一戦線)を形成して戦うも

フランコに敗れ(cf.『誰がために鐘は鳴る』E.ヘミングウェイ)、

戦後、親ナチスだったフランコのスペインは国際連合からファシスト国家と見做された。

1955年、反共国家だというので何とか国連に加盟できたが(米露冷戦の都合で)、

フランコ独裁は彼が死ぬまで(何と1975年まで!)続いた。人民が苦労した国なのだ。

 

アイルランドと言えばケン・ローチ監督の映画「麦の穂を揺らす風」が有名だが、

イギリスの圧政に何世紀もの間虐げられて、この国もメチャ苦労した国だ。

イギリスは「自由と民主主義」を掲げて第一次世界大戦に参戦していたわりに、

自分の足元ではアイルランドに対して陰惨な大弾圧をしていたのだから、

本当に嘘くさい腐臭を放つ国だ。

(イギリス帝国主義がパレスチナ問題に対しても決定的に重大な責任があるのは周知の事)。

さて、1921年英愛条約によってアイルランド自由国(南部だけ)が一応独立国となったが、

北アイルランドは分離され、その後IRAは長らく英国軍と戦争を続けるのみならず、

アイルランド自由国(身内)とも内戦に突入する悲劇的展開になった。

一応の和平が成立したのはなんとあのブレア政権時で、一体それまで何年闘っていたのか、

胸が痛くなるほど長きに渡る苦しい歴史を持つ。

パレスチナ人の苦しみを自分の事のように思う感性はこうした歴史が培ったものに違いない。

 

ノルウェーは古代・中世を通してデンマークやスウェーデンに併合され続け、

1901年にようやく独立したら今度はナチスドイツに国を占領されてやはり苦労した国だ。

戦後は発足と同時に国連に参加した原加盟国で、

北欧で唯一NATOに入る※も外国の軍事基地は置かず

(※ウクライナ戦争のため昨年フィンランド、今年スウェーデンも加盟した)

非核原則を貫いてEUには参加せずという独自の道を歩んでいる。

1993年「オスロ合意」仲介当事国。これによりパレスチナ自治政府が発足した。

1913年普通選挙実施時に女性も参政権を得、女性首相も誕生した。

女性の地位が高い国でもある。

ーーーーーーーーーーーー

こうして見るとこれら三国が、

ど厚かましいジャイアン=アメリカやスネ夫=イギリスとは心根が違う事情がよく分かる。

いずれも人民が踏みつけにされ、塗炭の苦しみを舐めてきた歴史を持つ国々だ。

アメリカやイギリスはいまだに帝国主義の勝ち組で

(自国の国土を侵略・征服されたことがない、というかもっぱら他国を蹂躙してばかり)、

オレ様グセが骨の髄まで沁みついていて、

19世紀~20世紀の「自国さえよければ他国は踏み躙っても問題ない」価値観に浸り切った

超古臭い「帝国主義国家」なのだ(都合のいい時だけ民主主義国家面をする質の悪さ)。

世界が紛争のない平和な状態を持続させるには、高慢・自己中なアメリカ型ではなく、

他国の人々の苦しみ・痛みに共感し行動できる西・愛・諾三国型国家が増えることが必要だ。

 

さて、日本は、どうかというと……

アメリカに「宗主国様、どうぞ私を植民地にしてください」と身を投げ出している日本政府、

こんな国のリーダーに唯々諾々と従っているとしたら、

わたしらじつはホンモノの馬鹿じゃない?それか木偶。

 

スペインマドリードのガザ支援デモ1月20日ロイター

 

 

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白菜値段高騰、キャベツ高騰、生活疲弊、それでも政府は消費税を止めず

2024-05-17 13:48:06 | 街角

 

上の写真は2日前、近所の業務スーパーのもの。

業務スーパーと言えば西日本では格安スーパーの代表に挙げられる食品小売店舗だ。

小規模飲食店を経営している息子はコロナ以降仕出し弁当の製造販売で糊口をしのいでいる。

その息子に写真を送ると、

「何とかメニューを工夫する努力をしてみる」とのこと。

長引く物価高騰で収益は確実に減っている。

これでは弁当箱のサイズを小さくするか、食膳量を少なくするか、

もしくは弁当代を値上げするかしかないと私は思うのだが、

息子は職人のプライドからか、そういうことを良しとしない。

弁当を買ってくれている作業所の人たちは量と品数の多さを何より喜んでくれるのだそうだ。

コロナ勃発でとことん困った店が、何とかやってこれているのは

作業所が仕出し弁当を注文してくれるようになったからで、

息子はそのお得意さんをとても大切に思っている。

ケチな私は心中(このハンバーグ大きすぎるんじゃないの)とかブツクサ言っているが、

まあ、元気になった息子が頑張っている限り、応援するしかない。

こんな時、消費税をなくしてくれたらどれほど現政権の株が上がるだろう。

しかし、あの人らはそんなことしない。庶民など人間だと思っていないのだから。

「政府に頼るな、まず自分たちで自助努力しろ」(菅首相)

「あなた方は貧乏になる自由と権利がある。成功者の邪魔するな」(竹中平蔵)

庶民はなぜこういう立場の政治家を支持するのだろう。意味わからん。

・・・・・・・・・・・・

新婦人の会尼崎支部東園田班有志は5月12日に17回目の「食のおくりもの」を行った。

「政府が十分な対策をしないからみんな困っている。困ったときはお互い様。

コロナ不況が収まるまで続けられたら…という思いで始めた」

と創始者の一人であるNさんは語った。

今、コロナの疫病は一応落ち着いたかに見えるが、

不況はさらに、どんどんエスカレートしている。

お金や物品の寄付で成り立っているこの活動だが、

米を寄付してくれていた農家さんが廃業するなど、

本当にいつまで続けられるか分からない状況だ。

有志の人たちも身体のあちこちが痛む中、それでも淡々と続けている。

コロナワクチン接種直後に亡くなったメンバーもいる。

 

それでも、弁当を受け取った女性が「本当に助かります」と言ってくれたと喜ぶ有志たち。

国民が這うようにして助け合っているからと言って、

政府はいつまでも調子に乗らないでもらいたい。

私は次の選挙で間違っても自民・公明・維新・国民民主・立民には投票しない。

(立民は泉体制がチェンジすれば考えないでもないけどさ)

 

↓贈り物の食品を袋詰めするメンバーたち。すっかり慣れた手つき。

↓頭痛を押して参加したメンバー。ちょっと痛々しい。

 

 

 

 

 

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息をのむ展開…今、世界は

2024-05-11 12:27:49 | 民主主義について

↓オレゴン州立大学5月2日

言葉もなく事態を見ていたこの一週間だった。

・アメリカなど世界の若者たちを中心とした大規模なガザ支援行動。

・西側国家権力による支援行動への大弾圧。

・エジプト・カタールによる停戦仲介案のハマス同意。

・イスラエル政府の仲介案拒否とラファ制圧支配。

・アメリカのイスラエルへの武器供与一旦停止。

・イスラエルだけでも戦闘継続するというネタニヤフ声明。

・・・・・・

日本の報道はアメリカおよび西側諸国の権力者にひたすら歩調を合わせている。

それでも、事実は報道の隙間から溢れ出て私たちの心を揺さぶっていると思ったりもするが、

例えばアメリカのコロンビア大学で多くのの逮捕者を出したガザ連帯行動に対して、

日本のテレビ報道(You Tube)へのコメント欄に書かれた言葉が何ともスゴイ。

(コメント抜粋↓)

・もう直ぐ夏休みが始まるから、嬉しすぎて酔っぱらってるのかな学生さんw

・まとめて退学でいい

・いい気なもんだ学生は

・逮捕された学生をイスラエル移送し、ハマスのレイプ部隊に虐殺されて家族の前で、同じ主張させて如何か、彼らは無知なのか?

・大学の窓ガラスを割ることとパレスチナと何の関係があるんだろう

・まあアメリカは有名大学に行くほど学力ではなくコネとか人間関係の力で入ってくるんで勉強より思想絡みの活動ばかりの人生だろうから直ることは絶対ないと思う

・法秩序を乱す汚物は消毒した方がいい

・そもそもハマスが先にイスラエル人を拉致&虐殺したのだがなぜイスラエルが抗議されなければならないのだ?

・デモという名のテロ行為を正当化する思考回路が怖い

・アクション映画過ぎる…

・人様に迷惑をかけながら、よくも平和で安全な場所から声をあげるもんだ

・どうして他国のことでこんなに熱くなれるのか。他国のことよりも自国の不法移民、非合法麻薬の蔓延の方が切実な問題なんだが。

・・・・・・・・・

これらのコメントのあまりのものの知らなさにゾッとして

わたしの心は一日以上ネガティブ感情に支配された。

そもそも1948年のイスラエル建国は欧米の利害が絡んだ後押しによって実現したが、

その時の国連決議はアラブ、ユダヤ双方の建国だったはずだ。

にもかかわらず、どさくさに紛れてイスラエルのみが建国し、承認され、

アラブ国家は正式に認められないまま現在に至っている。

その後イスラエルは何度かの中東戦争を経て、

パレスチナ入植の拡大という国際法違反の侵略を続けているが、

そのことが国際的に裁かれたことはない。

西側がイスラエルを守っているからだ。

 

西側-欧米に加担した日本の報道の罪は大きい。

だが、想像力、感受性、洞察力、調査力のうち一つでもあれば、

人々はこうまでアホ丸出しの言辞を堂々と晒さないのではないか。

思考しない人間が国中にうようよいる今の日本の痛さよ。

・・・・・・・・・

しかし、コメント欄にこれらへの反論が加わり、

まあ、あれだ、こういうのが民主主義の過程なんだと思い直した。

人生の時間が毎日すり減っている我が身としては

いちいち議論するのは面倒なので各々自分の頭で考えたらいいと思うのだが、

しかし、脳がかろうじて動き、口が言葉を発する限りは

思考し続け、観察し続け、語り続けることを、

この厄介な民主主義というものは

一人一人の人間に(従って私にも)要請しているんだなあ、きっと。

※(昨日5/10国連総会はパレスチナの国連加盟を支持する決議を143か国賛成で採択、

イスラエルはその決議に怒り、国連憲章をシュレッダーにかけた。あたおか)

↓世界各地の大学でのガザ連帯行動↓

 

 

 

 

 

 

 

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"World has failed" civilians in Gaza ー世界はガザ市民を見捨てた

2024-05-02 22:23:28 | 戦争反対

Susan Abulhawaさん

パレスチナ人の著名作家スーザン・アブルハワさんが

2日前アルジャジーラ放送局から発信した内容が胸を打つ。

「私はハンユニスにあるナセル病院の近くにいます。イスラエルが軍隊を引き揚げてから、ここでNGOは(今のところ)2つの巨大な死体遺棄現場を発掘しました。

ここで見出された多くの遺体は医療センターの従事者たちのもので、それらの遺体はなお手術着をまとい、また患者たちは腕に静脈注射のカテーテルをつけていました。多くの人はプラスチックの(血圧測定用?)加圧帯で縛られた状態で至近距離、もしくは遠距離から撃たれたり、生き埋めにされたりしていました。

世界は、この基本的に身を守るすべのない住民たちを見捨てています。

・・・しかし、神様のお陰で学生たちが結集してくれています。ありがとうございます。ここの人々は彼らがどんなに自分たちを愛しているか、どんなに自分たちとともに立ち上がっているかをほとんど知りません。ですから、私はここで出会った人たちみんなにそのことを伝えています。学生のみなさんが今していることを私が伝えたとき、ガザの人たちの表情がいかに変わるか、私は言葉で言い表すことができません。

 ↓下はスーザンさんの動画(英語)

  (20+) 動画 | Facebook  

 

4月30日アメリカの複数の大学の学生・教職員がパレスチナ連帯の抗議行動を行い、多くの逮捕者を出した。コロンビア大学だけで100人以上が逮捕。ベトナム反戦闘争以来の様相を呈してきた。

コロンビア、イェール、NYU…アメリカの大学で次々とパレスチナ連帯の抗議活動。学生や教職員らが逮捕される | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp)

 

 

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