毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

白菜値段高騰、キャベツ高騰、生活疲弊、それでも政府は消費税を止めず

2024-05-17 13:48:06 | 街角

 

上の写真は2日前、近所の業務スーパーのもの。

業務スーパーと言えば西日本では格安スーパーの代表に挙げられる食品小売店舗だ。

小規模飲食店を経営している息子はコロナ以降仕出し弁当の製造販売で糊口をしのいでいる。

その息子に写真を送ると、

「何とかメニューを工夫する努力をしてみる」とのこと。

長引く物価高騰で収益は確実に減っている。

これでは弁当箱のサイズを小さくするか、食膳量を少なくするか、

もしくは弁当代を値上げするかしかないと私は思うのだが、

息子は職人のプライドからか、そういうことを良しとしない。

弁当を買ってくれている作業所の人たちは量と品数の多さを何より喜んでくれるのだそうだ。

コロナ勃発でとことん困った店が、何とかやってこれているのは

作業所が仕出し弁当を注文してくれるようになったからで、

息子はそのお得意さんをとても大切に思っている。

ケチな私は心中(このハンバーグ大きすぎるんじゃないの)とかブツクサ言っているが、

まあ、元気になった息子が頑張っている限り、応援するしかない。

こんな時、消費税をなくしてくれたらどれほど現政権の株が上がるだろう。

しかし、あの人らはそんなことしない。庶民など人間だと思っていないのだから。

「政府に頼るな、まず自分たちで自助努力しろ」(菅首相)

「あなた方は貧乏になる自由と権利がある。成功者の邪魔するな」(竹中平蔵)

庶民はなぜこういう立場の政治家を支持するのだろう。意味わからん。

・・・・・・・・・・・・

新婦人の会尼崎支部東園田班有志は5月12日に17回目の「食のおくりもの」を行った。

「政府が十分な対策をしないからみんな困っている。困ったときはお互い様。

コロナ不況が収まるまで続けられたら…という思いで始めた」

と創始者の一人であるNさんは語った。

今、コロナの疫病は一応落ち着いたかに見えるが、

不況はさらに、どんどんエスカレートしている。

お金や物品の寄付で成り立っているこの活動だが、

米を寄付してくれていた農家さんが廃業するなど、

本当にいつまで続けられるか分からない状況だ。

有志の人たちも身体のあちこちが痛む中、それでも淡々と続けている。

コロナワクチン接種直後に亡くなったメンバーもいる。

 

それでも、弁当を受け取った女性が「本当に助かります」と言ってくれたと喜ぶ有志たち。

国民が這うようにして助け合っているからと言って、

政府はいつまでも調子に乗らないでもらいたい。

私は次の選挙で間違っても自民・公明・維新・国民民主・立民には投票しない。

(立民は泉体制がチェンジすれば考えないでもないけどさ)

 

↓贈り物の食品を袋詰めするメンバーたち。すっかり慣れた手つき。

↓頭痛を押して参加したメンバー。ちょっと痛々しい。

 

 

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息をのむ展開…今、世界は

2024-05-11 12:27:49 | 民主主義について

↓オレゴン州立大学5月2日

言葉もなく事態を見ていたこの一週間だった。

・アメリカなど世界の若者たちを中心とした大規模なガザ支援行動。

・西側国家権力による支援行動への大弾圧。

・エジプト・カタールによる停戦仲介案のハマス同意。

・イスラエル政府の仲介案拒否とラファ制圧支配。

・アメリカのイスラエルへの武器供与一旦停止。

・イスラエルだけでも戦闘継続するというネタニヤフ声明。

・・・・・・

日本の報道はアメリカおよび西側諸国の権力者にひたすら歩調を合わせている。

それでも、事実は報道の隙間から溢れ出て私たちの心を揺さぶっていると思ったりもするが、

例えばアメリカのコロンビア大学で多くのの逮捕者を出したガザ連帯行動に対して、

日本のテレビ報道(You Tube)へのコメント欄に書かれた言葉が何ともスゴイ。

(コメント抜粋↓)

・もう直ぐ夏休みが始まるから、嬉しすぎて酔っぱらってるのかな学生さんw

・まとめて退学でいい

・いい気なもんだ学生は

・逮捕された学生をイスラエル移送し、ハマスのレイプ部隊に虐殺されて家族の前で、同じ主張させて如何か、彼らは無知なのか?

・大学の窓ガラスを割ることとパレスチナと何の関係があるんだろう

・まあアメリカは有名大学に行くほど学力ではなくコネとか人間関係の力で入ってくるんで勉強より思想絡みの活動ばかりの人生だろうから直ることは絶対ないと思う

・法秩序を乱す汚物は消毒した方がいい

・そもそもハマスが先にイスラエル人を拉致&虐殺したのだがなぜイスラエルが抗議されなければならないのだ?

・デモという名のテロ行為を正当化する思考回路が怖い

・アクション映画過ぎる…

・人様に迷惑をかけながら、よくも平和で安全な場所から声をあげるもんだ

・どうして他国のことでこんなに熱くなれるのか。他国のことよりも自国の不法移民、非合法麻薬の蔓延の方が切実な問題なんだが。

・・・・・・・・・

これらのコメントのあまりのものの知らなさにゾッとして

わたしの心は一日以上ネガティブ感情に支配された。

そもそも1948年のイスラエル建国は欧米の利害が絡んだ後押しによって実現したが、

その時の国連決議はアラブ、ユダヤ双方の建国だったはずだ。

にもかかわらず、どさくさに紛れてイスラエルのみが建国し、承認され、

アラブ国家は正式に認められないまま現在に至っている。

その後イスラエルは何度かの中東戦争を経て、

パレスチナ入植の拡大という国際法違反の侵略を続けているが、

そのことが国際的に裁かれたことはない。

西側がイスラエルを守っているからだ。

 

西側-欧米に加担した日本の報道の罪は大きい。

だが、想像力、感受性、洞察力、調査力のうち一つでもあれば、

人々はこうまでアホ丸出しの言辞を堂々と晒さないのではないか。

思考しない人間が国中にうようよいる今の日本の痛さよ。

・・・・・・・・・

しかし、コメント欄にこれらへの反論が加わり、

まあ、あれだ、こういうのが民主主義の過程なんだと思い直した。

人生の時間が毎日すり減っている我が身としては

いちいち議論するのは面倒なので各々自分の頭で考えたらいいと思うのだが、

しかし、脳がかろうじて動き、口が言葉を発する限りは

思考し続け、観察し続け、語り続けることを、

この厄介な民主主義というものは

一人一人の人間に(従って私にも)要請しているんだなあ、きっと。

※(昨日5/10国連総会はパレスチナの国連加盟を支持する決議を143か国賛成で採択、

イスラエルはその決議に怒り、国連憲章をシュレッダーにかけた。あたおか)

↓世界各地の大学でのガザ連帯行動↓

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

"World has failed" civilians in Gaza ー世界はガザ市民を見捨てた

2024-05-02 22:23:28 | 戦争反対

Susan Abulhawaさん

パレスチナ人の著名作家スーザン・アブルハワさんが

2日前アルジャジーラ放送局から発信した内容が胸を打つ。

「私はハンユニスにあるナセル病院の近くにいます。イスラエルが軍隊を引き揚げてから、ここでNGOは(今のところ)2つの巨大な死体遺棄現場を発掘しました。

ここで見出された多くの遺体は医療センターの従事者たちのもので、それらの遺体はなお手術着をまとい、また患者たちは腕に静脈注射のカテーテルをつけていました。多くの人はプラスチックの(血圧測定用?)加圧帯で縛られた状態で至近距離、もしくは遠距離から撃たれたり、生き埋めにされたりしていました。

世界は、この基本的に身を守るすべのない住民たちを見捨てています。

・・・しかし、神様のお陰で学生たちが結集してくれています。ありがとうございます。ここの人々は彼らがどんなに自分たちを愛しているか、どんなに自分たちとともに立ち上がっているかをほとんど知りません。ですから、私はここで出会った人たちみんなにそのことを伝えています。学生のみなさんが今していることを私が伝えたとき、ガザの人たちの表情がいかに変わるか、私は言葉で言い表すことができません。

 ↓下はスーザンさんの動画(英語)

  (20+) 動画 | Facebook  

 

4月30日アメリカの複数の大学の学生・教職員がパレスチナ連帯の抗議行動を行い、多くの逮捕者を出した。コロンビア大学だけで100人以上が逮捕。ベトナム反戦闘争以来の様相を呈してきた。

コロンビア、イェール、NYU…アメリカの大学で次々とパレスチナ連帯の抗議活動。学生や教職員らが逮捕される | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「PERFECT DAYS」(パーフェクト・デイズ)を観た

2024-04-25 15:28:04 | 人間

映画館で役所広司主演の「PERFECT DAYS」を観てきました。

隣の駅前にある映画館は以前と全く変わらない空気が漂い、

それだけでコロナ以降引き籠もっていた私はほっとしたのです。

 

「PERFECT DAYS」は寡黙な映画でした。

だからでしょうか、映画を観た後、実にさまざまな思いが巡りました。

また、主人公の平山(役所広司)が自前の清掃用具を積んだ車で現場に移動する際、

カセットテープでかける曲が

これまた私の人生にとって思い出のページに刻まれたものばかりで、

何一つ身構えることなくこの映画の醸し出す雰囲気に包まれたのです。

まず、♪朝日の当たる家♪(The Animals)、

それから、♪Dock of the Bay♪(Otis Redding)、

さらにLou Reed、Rolling Stones、Patti Smith・・・(思い出すままなので順番は違っているかも)

最後にこれでもかとばかりにNina Simonの♪Feeling Good♪です。

圧巻でした。

 

映画は都内でトイレ掃除に従事する初老の男の日々のルーティンを淡々と映しています。

主人公(平山)は元いいとこのお坊ちゃんだったようですが、何かの事情でドロップアウトし、

ボロアパートに独りで暮らしています。

・毎朝早く、近所の人が外の落ち葉を掃く音で目覚める。

・身支度を整えて、植物に霧を吹き、安アパートのドアを開けて仕事に出る。

・開けたとき、毎日、空を見上げ、風を、空気を感じる。

(この場面、♪It's a new day, It's a new life♪~ニーナ・シモンの歌にぴったり)

・アパート横の自販機で缶コーヒーを買い、車で現場に向かう。

・トイレを丹念にきれいにする。

・神社の境内でサンドイッチと飲み物の昼食を取り、木漏れ日に目を細め、時に写真を撮る。

・仕事の後の風呂屋、一杯呑み屋、休みの日のコインランドリー、行きつけのバー。

・・・・・・

こんな日常が繰り返し、繰り返し、スクリーンに映し出されます。

姪が家出して転がり込んだり、

行きつけのバーのママ(石川さゆり)の元夫(三浦友和)と短い友情の時間を持ったり、

心にさざ波が立ちますが、

また翌日は、身支度を整えて植物に霧を吹き、アパートのドアを開けます。

眩しそうに空を見上げて……。

It's a new day, It's a new life...と歌うニーナ・シモンの深い哀しみに満ちた声が

役所広司の泣き笑いの表情に重なる印象的な最後でした。

 

映画館からの帰り途、

ふと、今年一月に他界した桐島聡さんのことが心に浮かび、

彼のドロップアウトの人生が思われてなりませんでした。

彼の最期の表情も平山と通じるものがあったのではないか、と。

東アジア反日武装戦線の複数グループのうち、「さそり」に属した彼は

韓国産業経済研究所だか、はざま組だかの入り口を壊しただけで

人が傷ついたり死んだりすることはなかったそうです。

無期懲役になり今も服役している

「さそり」の先輩(同志?)への義理立てがあったのか分かりませんが、

48年間アウトサイダーの人生を歩きました。

自首すればとっくに市民社会に復帰できたであろう量刑だったと推察します。

私はこれからも何度も桐島さんのことを思い出すでしょう。

彼の人のせめて彼岸に幸あれと。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ハマスの関与は「確認できず」 国連、UNRWAの中立性評価】で考えたんだけど

2024-04-23 21:54:41 | 人権

UNRWAの評価報告書について記者会見するフランスのコロナ元外相

=22日、ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連は22日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の組織的中立性や活動の妥当性に関する評価報告書を公表した。UNRWAの多くの職員がイスラム組織ハマスのメンバーだとするイスラエル側の指摘について「証拠提供がなく」確認できなかったとする一方、「UNRWAには中立性の原則を順守する強固な枠組みがある」と結論づけた。

 報告書は、UNRWAの職員名簿はイスラエル政府に毎年提供しており「2011年以降、イスラエル側から懸念を示されたことはなかった」と強調。採用の際に犯罪歴などを厳格に審査していることも重視した。

© 一般社団法人共同通信社

 

イスラエル、あるいはイスラエル的なものと相対し、克服することが

今、世界に生きる各々の人間に問われていると思うのだが、

能天気に「ハマスがテロるからイスラエルが怒っているんやろ。ハマス悪いわ」

で済ます人もいるのがこの渡世だ。

結局、よく知らないし、知ろうとしないからそうなるのだ。

が、しかし、そういう人たちが多数派を占めると社会は思考停止し、ドロンとしているうちに

安寧・平和なんかどうでもいい輩によってとんでもない方向に引っ張られていく。

 

自分が自分であるために、

人間としての尊厳を捨て去らないために、

雰囲気に流されず、自分で調べ、判断し続けていくしかないと思っている。

岸田首相はアメリカでバイデン大統領と会談し、

事実上、自衛隊が米軍の指揮下に入るしかない「指揮統制の連携強化」なんかをシレッと決めてきた。

脳みそが作動していないのか、

自己の延命しか考えないのか、

いずれにしても岸田首相は真正の売国奴だ。

 

日本社会はどんどん戦争準備ムードが醸成されている。

「戦争が 廊下の奥に 立つてゐた」まであと一歩。

来年幕張メッセで武器見本市が予定されているという。はあ~~~

しかし本契約はまだなので、

千葉県に「その見本市に場所貸すの止めて」という訴えがあり、さっそく署名した。

趣旨賛同の方は下段よりどうぞ。

 ↓     ↓     ↓     ↓

オンライン署名 · 幕張メッセで来年5月に予定される武器見本市DSEI Japanとの貸し出し本契約を結ばないでください - 日本 · Change.org

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本に来た中国の教え子たち

2024-04-17 23:48:30 | 中日(日中)交流

慌ただしく過ぎ去る日々に手をこまねくばかりの毎日だが、

この二月、三月にあった中国時代の教え子のことを備忘録として書いておく。

 

2月のある日、WeChatで電話があった。

渡日して東京で働いている山東省時代の教え子Wさんからだった。

私は2015年から翌年の卒業まで大学4年生だった彼のクラスでビジネス日本語を担当したが、

その後、彼が中国の大学院、就職、転職と人生の荒波に漕ぎ出してからも連絡は途絶えなかった。

中日関係もイマイチだし、

教師と教え子の関係も卒業後は次第にフェイドアウトするのだろうと思っていたが、

彼は全くそれに当てはまらない。

そればかりか一昨年3月末、なんと中国での仕事を清算して渡日し、就職までしたではないか。

私は何でわざわざこんな不況に喘ぐ日本に来て就職するのかと思ったが、

聞けば、彼の目標は日本で働くことではなく、日本の大学院での博士課程履修にあった。

会社で働きながらがむしゃらに受験勉強を続けたWさんは去年、残念ながら一度目の受験に失敗した。

その時、もう諦めるのかなと思ったが、どっこい、そんなやわな人物ではなかった。

月に一度の故郷のお母さんからの電話は決まって

「まだ合格しないのか、早く、早く」という催促だった。

「試験は年に一度しかないのに…」と、Wさんは悲しみながらも睡眠時間を削って勉強し、

とうとう、遂に、ファイナリー、今年博士後期課程入試に合格したのだった。

もう4月なので、すでに研究生活がスタートしていることだろう。

このドラマはきっとさらに続く気がするが、幸運を祈るばかりだ。

 

この3月には江西省時代の教え子劉さんが出張で来阪した。

劉さんは私が生まれて初めて中国に渡って働き始めた江西省南昌市の大学で当時3年生だった。

外国人は就労に当たり、市当局の健康診査を受けなければならない。

劉さんはその時に付き添ってくれた日本語が堪能な学生3人のうちの一人だった。

この間再会してその時のことをぺちゃくちゃお喋りした。

尿を採取するとき、可憐な劉さんが

「先生、小便を採ってください」とくそ真面目に言ったこと、

検査が終わって食事の話題になり、

劉さんはニワトリのネックが美味しいと私に勧めようとして

「先生、鶏のうなじはとても美味しいですよ」と言ったこと、

こういう話で劉さんと私は大笑いしてしまうのだが、

たまに「未熟な学習者を笑いものにしやがって」と捉える人もいる。

私はそういう人とは親しくなるすべがない。面倒くさい。

さて、その可憐だった劉さんはもう35歳、見目はほとんど学生の頃と変わらないが、

今は大阪に本社がある会社の広州市の子会社の副総経理だという。

打診されたとき「嫌だとも言えないので引き受けた」と、

淡々と語る彼女は以前と変わらぬ劉さんだった。

また今年の10月、社員旅行で社員十数人を引き連れて来日するという。

ちなみに、私はこの劉さんに故郷の村に連れて行ってもらって、人生またとない体験をさせてもらった。

彼女が進学した広州外語外貿大大学院の寮にむりやり泊めてもらったこともある。

お返しに日本に招いて我が娘の協力のもと、

お祭り金魚すくい体験、流しそうめん体験などをさせてあげたこともある。

我がブログに何度も登場した人だ。

 

教師と学生は、卒業したら思い出にしか登場しないというのが現代日本ではしごく普通だ。

「さよならだけが人生だ」…私もそれに違和感はない。

しかし最近、中国的にはそうではないことがままあると感じている。

少なくとも、私が出会った何人もの学生たちはそうではない。

関係を内に閉じず、直接的、交歓的に継続し、途切れたかに見えてまた続く。

その関係の開放性を楽しむ今日この頃だ。

 

⤴11年前の来日時、アニメでしか知らなかった金魚すくいを満喫する劉さん。

⤴遊んでいるはずが、なぜかいつの間にか的当て屋の番頭みたいなことをしている劉さん。

 

付録:2013年に初めて日本に来た時の劉さんの感想文(今から11年前)

「日本滞在記」
            広州外語外貿大学大学院日本語学科  劉思婷

7月26日、山に囲まれた広州白雲空港から海に囲まれた大阪関西国際空港まで、
三時間半の旅程中、機上で私はいろいろ考えた。
日本語を勉強して五年になるが、日本へ行くのは初めてである。
本やドラマ、テレビ番組などから日本に関するさまざまな知識を得てきた私にとって、
日本国は研究の対象であると同時に、どうしても一度は訪れたい国だった。
今回、ブルーはーと先生のご尽力で、やっと憧れの日本に行くことができた。
先生にもう一度お礼を申し上げたい。
(日本はどんな国であろうか、日本の人々はどんな人たちだろうか。
『菊と刀』に描かれているような日本人なのだろうか)と
、関空に向かう飛行機の上で私の想像は膨らむばかりだった。
大阪関西国際空港に着くと、先生はもう待っていた。
先生とは五ヶ月ぶりの再会で、とても懐かしかった。

[日本の初印象―静かな道路、小さい家]
その後、先生に連れられて、JR大阪駅、阪急梅田駅を経て、先生のお宅についた。
歩きながら、キョロキョロと初めて見る日本の家、店、道路や人たちなどを観察していた。
パチンコ屋以外のところは、みんな静かで、人の声もあまり聞こえない。
道路の幅や家も小さくて、かわいい。中国だったら、何でも大きい。
でないと、人口の多い中国では渋滞になるかも知れない。
初めての日本は、何でも興味津々だった。
最初のうち、よく
「初めて日本に来て、どう思いますか?中国とどう違いますか?」
と聞かれた。
私も一生懸命このことを考えた。
例えば、天気とか人の服装とか、女性の化粧のし方とかだいぶ違っていると答える。
都市の違いは大きい。
中国の都市、例えば、広州では、建物と建物との間に一定の距離があり、大きい木が多い。
大阪では、建物が密集していて、木が少ない。
でも、よく見ると、屋上や家の前に、植木や花鉢がある。
こじんまりとして精緻な感じが溢れている。

[女性専用車両と痴漢]
また、日本のJRや阪急電車に乗ったとき、女性専用車両があったことに驚いた。
これは女性を保護するいい方法だと思う。
実は、私は一人で電車に乗ったとき、わざわざ女性専用車両を避けたことがあった。
最初は「女性専用車両」の意味がわからなくて、
(体の弱い女性とか、特別な人達だけ乗れる車両だろうか)と思ったので、
丈夫な私には普通の車両に乗る方がいいと思ったのだ。
あとで、女性だったら誰でも乗れると知ってから、毎回電車に乗るとき、
女性専用車両に乗りたかったが、残念なことに、専用車両のない電車も多いみたいだ。

JRなどに乗るとき、ドアに「痴漢は犯罪だ」とよく書かれてある。
はじめ、「痴漢」とはどういう人を指すのか、ちょっと概念が曖昧で、わからなかった。
ウィキペディアで調べると、
「痴漢とは、公共の場所で相手に羞恥心を抱かせ、不安にさせる行為を行う者、もしくは行為そのものをいう。日本独特の不法行為であり刑法に抵触する場合は少なく主に迷惑防止条例などで罰する」と書いてある。日本では痴漢は多いのか?では、すりとかは?
中国では、バスや地下鉄によく見られるのは、「请保护好自己的财物,小心小偷」である。
つまり、「すりに注意して、自分の荷物をよく確保してください。」ということだ。
すりが多くて、お金とか盗まれたら大変である。
でも、それは痴漢がいないということではない。
混んでいる電車やバスに乗っているとき、痴漢に触られることも多い。
中国の女性は痴漢に触られたら、そうっと他のところに行くだけで、
大声で叱ったり、警察に言ったりする人がまだ多くない。

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心から気持ち良く深呼吸できる季節に「春一番野外コンサート」大阪服部緑地公園で今年も

2024-04-10 11:25:48 | 平和

「春一番コンサート」・・・

青春のワヤクチャ感が脳裏に蘇るこの単語(笑)。

1971年、天王寺野外音楽堂で第一回の春一番野外コンサートが開かれたとき、

18歳の私は北海道から京都に来たてのほやほやで、そんなイベントがあるとは露知らず、

第一、阪急電車や京阪電車がどこにあって、どうやって乗るかすら知らなかったのです。

高校時代、北海道の地の果てで友人たちとフォーク連合なるものをでっち上げ、

高田渡や中川五郎、岡林信康、高石友也などの歌をがなり立てていただけの私ですが、

こんなイベントがあるのを知ったら、右も左も分からない都会であることもお構いなく、

阪急だろうが地下鉄だろうがかき分け、乗り継ぎ、何としても現地に到達していたでしょう。

 

昨年、コロナ禍でしばらくできなかった春一番野音ライブ(服部緑地公園野外音楽堂)が

4年ぶりに開催されたことを、

私に教えずに自分だけ参加していた息子のフェイスブックで知りました。

(イヤ、教える義務はないんだけどさ)

それでも1995年、大阪城野音で開催された「春一番ふたたび」に

高校生の娘・中学生の息子を連れて行ったのはこの私なのであります。

あの時子どもたち二人は、

加川良のかっこよさを褒めたたえ(彼らにとってはもちろん初めて聞く人だった)、

ヒロトとマーシー(あの時はまだブルーハーツは解散していなかった)が

二人で登場したのにたいへん興奮していました。

私と言えば、思いもよらないペギー葉山さんが登場した時、

プロデューサーの福岡風太という人はアンダーグラウンドを本拠地としながらも、

日本の音楽界にしっかり踏ん張って立つやり手なんだなあ、と感銘を受けたものでした。

 

今年も、「春一番ライブ」が服部緑地公園野外音楽堂で開かれるそうです。

自由の風を感じに行ってみようかな。

我が家からだと自転車で行けるかも。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台湾では国民は人間として扱われる、日本では家畜扱い

2024-04-09 23:46:46 | 人権

今日のX(旧ツイッター)では、多くの人が羽鳥モーニングショーの写真を挙げていた。

台湾の避難所の様子をレポートしたものだ。

台風や地震が毎年のように起きる日本では、体育館に雑魚寝する避難所の様子がお馴染みだ。

今回の能登半島地震でも、下の写真のような避難所が一般的だった。

MBSテレビ(1月8日放映)

これをヨーロッパなどの人々が見ると、まるで難民キャンプだという。

 

⤵関東大震災の時の写真を見たが、避難所の様子は今とほぼ同じだった。

というか障子で仕切ってあるだけ1923年の方がましじゃないですか。

頑張って自分の家から運んだんだろうなあ。

関東大震災の写真(東京都慰霊堂保管)について

 

4月3日の台湾地震の後、台湾政府やボランティアが一体となって

被災者の救助に当たっている様子の写真を羽鳥モーニングショーからお借りした。

⤵まず、2018年花蓮地震のときの避難所の様子。

これは今の日本の避難所と同じだ。

⤵今回、台湾政府は2018年の災害を教訓にして、

プライバシーを守れる箱型個室を発災4日目に設置したという。

 

⤵能登でも2月に入り、多くの避難所には段ボールの仕切りができた。

しかし、大人が立ちあがったら隣が丸見え、プライバシーは全く保証されていない。

この写真の段ボールは同一サイズだが、避難所によっては、高さも幅もバラバラで

設置が難しいところもあったと聞く。

⤵台湾は下のようなサービスも。いいなあ!

⤵温かい料理。しかも種類も色々あるんだって。

 

台湾は過去の災害から学んだ。

日本だって、災害の数では負けていない。

やろうと思えばできるはずなのにしない。

政府は国民のためになんか馬鹿馬鹿しくてやってられないのだ。

メディアも能登の人たちが辛抱我慢しているのを「美談」として語っているが、

被災者が困っているのを政治が放置するのは、人間扱いしていないからだ。

欧米風に言えばハラスメント、人権侵害だ。

経団連の言うことは何でも聞くくせに。

山本太郎さんが国会予算委員会質疑で

「ぜひ災害対策特別省を設置してください」と提案していたが、

委員長は「後日委員会で討議します」と言うばかりだった。

ぐぬぬ、やる気あんのか!

 

1月6日は6党が集って、能登に行かない協定を結んでいるんだから凄すぎる。

しかも、行かないくせにみんな作業服だけちゃんと着て写真に納まっている。

共産党の志位さんまで仲間入りしているんだから、ホント、どうしようもない。

この日は、奇しくも

れいわ新選組の山本太郎が能登入りして状況を聞き(国会議員なら当たり前だ)、

夜、NPOグループの残り物のカレーをいただいたというのでSNSで大非難を浴びた日だ。

維新の音喜多に至っては、自分は新年会だかパーティーだかで浮かれていたくせに

NPOに招かれて被災地に行った山本太郎を名指しで、

「松葉づえで交通渋滞の能登に行っても邪魔になるだけ」

「山本太郎の提言は災害マニュアルに書いてある既知のものばかりで、行ったのは無意味」

と批判したが、そんなこと言ってたら、ジャーナリストやルポ作家は必要ない。

国会議員て、ここまで馬鹿なの?と呆れさせる愚か者の音喜多俊であった。

共産党も、こんな協定に賛成してがっかりだ。

志位さんもやっぱ日本人の悪癖=同調グセから自由ではないのであろうか、と

台湾地震報道から、日本の政治の現状を情けなく思ったのだった。

それにつけても、台湾から学ぶことはいろいろあるなあ。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の裏庭~トカゲの赤ちゃんとか

2024-04-03 23:58:06 | 裏庭

我が裏庭にも春が来た。

一角のレモンバームの葉の上にちょこんとトカゲが乗っていた。

去年見慣れた数匹のよりも色が薄く、尻尾も短い。

赤ちゃんだ。

お母さんたちはどこにいるのだろう。

出てきたら「久しぶりだね、元気?」と挨拶を交わしたい。

雨が降ってじめじめとした地表にはすぐにコケが生える。

  

⤵私はこのゼニゴケの一種が気に入らない。

どこにでも発生する。

石やコンクリートの上にも張り付いて実に見苦しいし、

剝がすのがたいへんなのだ。

という訳で、見つけたらすぐ気を付けて取り除いているが、

神出鬼没に生えてくる非常にしぶとい存在だ。

⤵これ何だっけ?あちこちで芽吹いていたので小鉢に集めた。

だぶんクレソンのようだけど。

⤵多肉植物の葉先で二星テントウムシがちょこまか動いている。

本当にまた、春が来たんだなあ。悲喜コモゴモ……。

 

裏庭をチェックした後、近所の業務スーパーまで買い物に行ったところ、

(何ですか、これ~~!!)と度肝を抜かれた。

白菜半切れが490円!?

先週まで298円だったし、先々週は200円ぐらいだったはず。

右の398円のはちんちくりんだから、安くない。

他の野菜も値上げ基調だけど、まさか、白菜レベルまで高くならないだろうなあ。

野菜は身体の健康に直結するので、毎日食べないといけない。

ハラハラする。

物価はめちゃくちゃ高騰しているが、収入は年金だけだ。

さて、どうしたものか?

どこの馬の骨か、成田何某という愚者が

「高齢者は集団自決・集団切腹したらいい」と述べたらしいが、

自分の生死を他人に、就中、成田のようなクズにとやかく言われる筋合いは全くない。

私の命は私のものだ。

幸い、河川敷にはからし菜、野蒜など食べられる野草がどんどん生育してきたので

自然の恵みをいただいて春は凌げるだろうか。

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダニー・ネフセタイさんが育ったイスラエルという国

2024-03-30 16:15:51 | 平和

昨年10月~12月頃、

「イスラエル」という言葉を聞いただけで心臓がドキドキした。

毎日まいにち、パレスチナの悲惨な状況をXの動画で観ているうちに、

見なければならないと思ってもどうしても見るに耐えず、思わず立ち上がってうろうろ歩き、

イスラエル軍の兵士たちに汚い憎しみの言葉を発したりした。

今年1月に入り、何とかその時期を脱して、

イスラエル人の書いた文章であっても冷静に読めるようになって手に取ったのが、この本だ。

『国のために死ぬのはすばらしい?』(高文研)

著者はダニー・ネフセタイさん(1957年生まれ)。

日本に滞在して40年余り、今は埼玉県在住の木製家具職人だそうだ。

本の前文には「イスラエルで生まれ育ち、ワケあり教育を受け、その後日本に移住して

生まれ故郷に対する別の視点を持つようになり…」とある。

この本を読んで初めて「ワケあり教育」の実態を知り、

イスラエルの人々に対する否定的感情がかなり変化した。

やはり、知ることが理解の第一歩なんだなあ。

 

イスラエル国家がユダヤ人の絶え間ない戦争の歴史の中で得た教訓は

徹底した愛国心と軍国主義の教育こそが国家の基礎である、ということだった。

今でもイスラエルの学校で、小学生から叩き込まれるスローガンに次の2つがある。

捕虜になるな、死ぬまで戦え。

②国のために死ぬのはすばらしい。

この2つは戦争の史実を根拠とする。

①「捕虜になるな、死ぬまで戦え」は、ローマ帝国がエルサレムからユダヤ人を追い払ったとき(紀元 70年)、3年間抵抗を続け、最後はマサダ要塞で集団自決したこと(紀元73年)に拠る。1973年第4次中東戦争でエジプトの捕虜になったイスラエル軍部隊に対して、イスラエル国民は「よくも死ぬまで戦わずに捕虜になったな!」「マサダの教訓はどうした!裏切り者」と罵声を浴びせた(16歳のネフセタイさんもそう叫んだ)。

マサダ要塞:イスラエル国防軍新兵の入隊宣誓式の場所「マサダは二度と陥落しない」と誓う。観光地になっている。

②「国のために死ぬのはすばらしい」は、テルハイでのアラブ人とユダヤ人入植者との戦い(1920年3月)で死んだユダヤ人司令官ヨセフ・トルンペルドールが最後に遺した言葉。

テルハイ:もともとアラブ人が多い地域だったが、シオニズム運動でユダヤ人が入植し、衝突が絶えなかった。イスラエル建国前にアラブ人と勇敢に戦って死んだトルンぺルドールは❝建国の獅子❞と呼ばれ歴史上の英雄になった。イスラエルの歴史は戦争ばかりだが、その中でも「テルハイの戦い」は特別で、毎年「テルハイの日」は学校行事になっており、教室の壁には黒板ほどの大きさの横断幕が掲げられ、そこには「国のために死ぬのはすばらしい」と書かれている。

学校、家庭、地域、メディア情報などによって、国民は

イスラエルの正当性を否定するもの=アラブを敵対視(ナセルとヒトラーを同種とする)し、

闘争の美化と不可避性を刷り込まれ、国民の‶信念“が形成されている。

多数のイスラエル国民の声は次のようなものだ。

「相手を嫌っているのはイスラエル側ではなくアラブ側である」

「戦争を望んでいるアラブ人と違い、私たちユダヤ人は平和を愛する優れた民族である」

「悪者のアラブ人とは和平交渉も不可能だし、彼らの言うことも信用できない」

「ラグバオメルの焚き火」という13世紀から伝わるユダヤ教の祭りがある。

ネフセタイさんは子どもの頃、ジャガイモなどを焼いて食べるとき、ヒトラーやナセルの人形も焼いたという。

祭りで敵国リーダーの人形を焼くことについてイスラエル人は

「私たちは年に一度、相手側は毎日やっている」と本気で言うという。

 

『国のために死ぬのはすばらしい?』ではないが、

『イスラエル諜報機関暗殺作戦全史 上・下』ロネン・バーグマン(小谷賢訳・早川書房)という本の一節に、

「誰かが殺しに来たら立ち向かい、こちらが先に殺せ(rise and kill him first)」がある。

こちらが先に殺せ(rise and kill him first)」は、

政府や軍部当局がよく引用する言葉だそうだ。

政治指導者の多くは元軍人で、

元特殊部隊出身の首相も複数居る(ネタニヤフ、シャロン、ラビンなど)。

 

イスラエルには徴兵制度がある(男子18歳から3年間・女子2年間)。

青春時代の人生で最も美しい時期に戦争(人殺し)の練習だ。

とまあ、

(これだけ叩き込まれれば、ああなるわね)と教育の恐ろしさを再認識せざるを得ない。

ネフセタイさんは日本で暮らしていても、

ずっと、イスラエルは正しい、正義の戦争だと思っていて

日本人の妻が批判しても、イスラエルを援護していたそうだ。

しかし、2008年、イスラエル軍が約3週間のガザ攻撃で

450人の子供を含む1400人のパレスチナ人を殺害した時、

ネフセタイさんの心の中で何かが変わった。

それまでも大きな戦争は何度もあったが、

この時イスラエルの戦争の質が変わった、イスラエル国民もどこか変わった、と感じたという。

ネフセタイさんはそれ以降、戦争という手段を絶対にやめようとしないイスラエルに異議を唱えて、

現在に至っている。

変わったのはイスラエルだろうか、ネフセタイさんだろうか……。

外国から故国を見ることの意味は大きい。

そして、そんなに大昔でない過去の日本も、

今のイスラエルと酷似した教育が為されていたことを痛苦に思う。

それにしても私たちは、国家の意向に沿って洗脳されるだけの存在なのだろうか。

自立した個人としての自分はそのまま自分だと勘違いしつつ、

実はただのモブ群衆の一部品になり果てるような、

ただの情けない愚か者なのだろうか。

そうならないためには何を成すべきか、歴史の経験の中にヒントがあると思う。

と言うか、私たちはそこからしか学べない。

 

⤵ダニー・ネフセタイさんの最新書はこちら。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『185頭と1人・生きる意味を探して 吉沢正巳』…観なかったけど

2024-03-27 13:56:36 | 反原発

⤴授業で使った写真

友人のきんときさんがあるTV番組を紹介してくれたが

テレビを観なくなって幾星霜、番組の時間に合わせて自分の生活を調整する習慣は失われ、

せっかくのお勧め番組もたいがい気がついた時には既に終わっている。

番組予約の方法は忘れたし、思い出すのも億劫だ。

そういう訳で、今回紹介された番組も事程左様に見逃がしてしまった。

しかし、これは観ればよかったとつくづく後悔した。

ネットの有料アーカイブでも、もう観られない。

それは、福島原発事故後、トラックに福島の被爆牛を乗せて霞が関に横付けし、

生きている牛の命を殺処分するな、と訴えていたあの吉沢正巳さんのその後の話だった。

きんときさんの紹介文:

NHK『こころの時代』〜『185頭と1人 生きる意味を探して 吉沢正巳』

吉沢さんは福島県浪江町「希望の牧場」で国策に反して、一人で被爆した肉牛の世話を続けてはります。
「どんな命にも意味があって寿命まで生きるべきだ」と高齢になり衰弱していく牛たちに最期まで餌をやり続けてます。
元は肉牛を金儲けの手立てとして、二歳になれば屠殺場に出していたけど、原発事故を契機に無惨な死に方をさせてはいけないと。そこには、国策に翻弄された満蒙開拓団だったお父さんの姿と重なる思いがあるそうです。

吉沢さんのお父さんは満州で終戦、その後の悲惨な行程の中で歩けなくなった幼子二人、義理のお母さんを(ソ連兵に殺されるなら、自分の手で)と…。

お父さんはシベリア抑留を経て帰国後、一頭の牛を飼うところから始められたそうです。

「無惨な死に方をさせてはいけない」という吉沢さんの言葉が重く響きます。

原発事故から年月が経ち、人々の関心、意識も薄れてきたのを感じていらっしゃるそうです。
『希望の牧場』のボランティアの方も5人に減り、一人で1日も欠かさず、お世話をされてる姿が胸に迫ります。

いろいろ考えさせられる番組です。

 

『希望の牧場』についてはずっと以前、私もブログで書いたことがあった。

中国の大学の授業で日本の環境問題の一つとして福島原発事故を取り上げたとき

吉沢さんの希望の牧場も教材にした。

なぜ吉沢さんが「希望の牧場」と名付けたのか、学生たちに考えを聞くと

「どんな暗い夜でも必ず朝が来る。絶望的状況にあってもきっと希望は生まれる、

困難に直面している自分を励ます気持ちだったと思う」

というように、被災者吉沢さんの心に寄り添おうとする気持ちは感じられたが、

「牛を殺すなと言っても、牛を殺して肉を売って商売していたのに」と指摘する子がいたり、

「中国の原発は日本と違うシステムだから事故は絶対に起きない」と自国の原発を礼賛したり、

まあ、いろいろな意見が出ていたのを思い出す。

←授業で使った写真↓

 

私だとて「希望の牧場」の「希望」の重みがそんなに分かっていたわけではないが、

霞が関や渋谷ハチ公前で軽トラに乗って都民に訴えたり、

沖縄辺野古の座り込み現場に牛とともに登場して連帯を表明したり、

といった行動も併せて考えると、

国策に翻弄されたままでは、人間の命も牛の命も終わらせないぞ、

という強い意志をひしひしと感じていた。

今回きんときさんの紹介文で、

吉沢さんのお父さんが満州動員-敗戦-死の彷徨-シベリア抑留と、国策に翻弄され、

自分にとって最も大切な命を自らの手で潰した体験を持つということを知り、

吉沢さんの行動の芯に触れた気がした。

私も、日中戦争に従軍し除隊後一旦北海道に戻って結婚して、すぐに再び中国山東省に渡り、

日本軍関係の会社で働いて敗戦から半年後、這這の体で日本に引き揚げてきた父と

それに付き添った母を持つ。

当時の引揚者に国が与えた北海道の厚生開拓村(と言っても道東の未開のただの山)で、

火入れをし、焼き畑から農業を始めた30代頃のやせこけた両親の顔、

その後、親戚同士が集まり平野部で共同農場を経営するようになってからも

死ぬ間際まで肉体労働が付いて回った両親の曲がった背中を思うと泣きそうになる。

もし、戦争がなく、安定した社会に生まれたら

賢かったあの二人はどんな人生を送っていただろうか。

もう一度、あの人たちを生き返らせて十代からやり直させてあげたい。

国は国民のためにある、日本は戦争を放棄する、と今の日本国憲法は保証してくれている。

その憲法に守られて、生まれてから死ぬまで平和な時代を過ごさせてやりたかったなあ。

日米安保の下、敵基地攻撃能力の保持-大軍拡ー戦争準備に突き進んでいるアホ国家日本、

国の「安全保障」とは、

原発事故のない、戦争の不安のない、安心できる暮らしを国民に保証することが第一だろう。

福島以上の原発事故や再び日中戦争がないと命を思い出さないのか、この国のアホどもは。

⤴父母の故郷でもあり、私の故郷でもある北海道斜里・以久科から見た斜里岳(しゃりだけ)

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世界の誰一人として私たちを批判する権利はない」イスラエル元外相

2024-03-24 22:06:45 | 人権

世界の誰一人として私たちを批判する権利はない。

1961年、イスラエルのアイヒマン裁判結審後におけるゴルダ=メイア外相(当時)の発言だ。

2024年の今も、

世界世論の非難の声、

国際司法裁判所の「ジェノサイドを止めよ」という判決、

常に後ろ盾であるアメリカ政府の「さすがにやり過ぎだ」という助言すら無視して、

パレスチナへの無差別虐殺を止めないイスラエルは

世界に対して昂然とこの言葉を言い放っている。

世界の誰一人として私たちを批判する権利はない。

600万人もの人間を虐殺したナチスの究極の悪の被害をこうむったユダヤ人が

未来永劫それを忘れず、許さないというのは当然だ。

日本はユダヤ人ホロコーストには直接加担していないが、

アジアの地で朝鮮・中国をはじめ多くの国々を侵略し、その国の人々を虐殺した歴史を持つ。

ヨーロッパの加害国がいまもユダヤ人に負い目を持っていることはよく分かる。

日本も同じ立場だと感じている。

しかし、だからと言って

イスラエルがパレスチナ人を蹂躙し、虐殺することに目をつぶっていいわけはない。

それはそれ、これはこれだ。

 

今、世界は安定・平和という薄い膜に裂け目が生じ、

第二次世界大戦並みの混乱・カオスに突入しつつある気がする。

日本の多くの人々は

「ガザの人たちは可哀想だけど国連が機能してないんだからどうしようもない」と、

それほど関心を持っていないように見受けられる。

しかし、パレスチナ人へのジェノサイドは他人事ではない。

世界が、社会が、人心が壊れるその流れの中に日本もすっぽり入っているのだから。

パレスチナの人々へのジェノサイドを見て無感動でいることは

すでに人の心が壊れている証左だ。

人の心を失った人間とは一体なんなんだ。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰もイスラエルを止めることができない

2024-03-15 23:57:08 | 戦争反対

アメリカ及びドイツ、フランスなど西欧はイスラエルをこんな国に育て上げて、

どう責任取るんだ。

欧米が世界を支配するためにどれほど恥ずべきことを

繰り返し、繰り返し、歴史に汚点を刻んできたか。

未来永劫、その汚点はぬぐえない。

クソ野郎ども!

⤵支援物資待つ市民29人死亡とガザ当局、イスラエル軍の攻撃で(字幕・15日)Reuters

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%94%AF%E6%8F%B4%E7%89%A9%E8%B3%87%E5%BE%85%E3%81%A4%E5%B8%82%E6%B0%9129%E4%BA%BA%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E3%81%A8%E3%82%AC%E3%82%B6%E5%BD%93%E5%B1%80-%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E8%BB%8D%E3%81%AE%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%A7-%E5%AD%97%E5%B9%95-15%E6%97%A5/vi-BB1jVs3X?ocid=socialshare&pc=LCTS&cvid=784d53a36e064a4c96b97480e11fd866&ei=42#details

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大石あきこ「クソ野郎」裁判で山口敬之にも完全勝訴(控訴審)

2024-03-13 20:45:33 | 表現

大石あきこさんが橋下徹に訴えられた裁判で、完全勝訴したことはこの間書いた。

今度は山口敬之だ。

今日、あの伊藤詩織さんをレイプした犯罪者山口敬之に

大石さんが名誉棄損で訴えられていた裁判の控訴審判決が出た。

そもそも山口が問題にしたのは

大石あきこさんが2019年に旧ツイッターに載せた2つの文だった。

その1:

「もとTBSの記者で安倍総理の❝御用❞山口敬之氏、伊藤詩織さんに対して計画的な強姦を行った。その山口氏側の敗訴不服の記者会見に伊藤詩織さんが出席している。強くてまっすぐな人だ。たくさんの絶望を支援者と乗り越えてきたんだろうな。」

その2:

「一億円超のスラップ訴訟を伊藤さんに仕掛けた。とことんまで人を暴力で屈服させようという思い上がったクソ野郎

この2文について著しく名誉を棄損されたとして、山口は2022年東京地裁に訴え、

次の3点を請求した。

①上記2つの文をツイッターから削除すること

②損害賠償金880万円を山口に支払うこと

③山口に対する謝罪文をツイートすること

 

2023年7月の地裁判決では、

〈その1〉は適法な論評であるとしたが、

〈その2〉は「1億円余りのスラップ訴訟をしかけた」までは問題なしだが、

続く文の中の「クソ野郎」は攻撃的かつ激しい侮辱であるとして名誉棄損を認め、

22万円の賠償金支払いと、ツイッターの文〈その2〉を削除するよう命じた。

その地裁判決は大石側、山口側双方とも不服として東京高裁に控訴した。

で、今日2024年3月13日の高裁判決(相沢真木裁判長)が出たんだけど、

高裁では22万円支払いなどを命じた1審判決が取り消され、

山口敬之の請求は全て棄却された。

高裁で一審判決が革新的に覆るのは難しいとされる中でのこの判決だ。

大石あきこさんは嬉しかっただろうな。

最近、頬がこけてきた大石さんを動画で見ていて私は密かに心配していたのである。

問題の「クソ野郎」表現について相沢裁判長は、

「クソ」という言葉が直ちに人糞を意味するとは解されず

「クソじじい」や「クソまじめ」、「クソ忙しい」などと

ののしりや強調の意味で用いられるとして

「『クソ野郎』という表現は、いさささか品性に欠けるきらいがあるものの、

他人に対する最大限の侮蔑表現であるのかは、

疑問を差しはさまざるを得ない」とし、その観点に立ち、

「直ちに人身攻撃となり、意見や論評の域を逸脱したとは断じられない」

と判断した。

一審判決が「クソ野郎」という言葉そのものを

人身攻撃の表現で違法だとしたのに対し、

二審は「クソ野郎」がどのような内容に対しての言葉であるかを考えたという点で

画期的だったのではないだろうか。

即ち、一億円超のスラップ訴訟を伊藤さんに仕掛けたクソ野郎=O.K.

とことんまで人を暴力で屈服させようという思い上がったクソ野郎=O.K.

言葉そのもので断罪した「貴族的」な一審判決と鮮やかな違いだ。

相沢裁判長、あまり良い評判は聞いてないけど今回は見直した。

裁判報告の記者会見で大石さんが、

「私は誰にでも「クソ野郎」と言っているわけではありません」

と弁明するのが可愛かった。

とにかく、言葉狩りにならず、言論の自由が確保されたと言うか、

悪に対して強い言葉で論評することを法的に認めたいい判決だったと思う。

フェイスブックなどのサイトでは「馬鹿」「クズ」などといった罵り表現を

避けるのが当然という傾向があるが、

「馬鹿」「クズ」に値する内容であれば、

その表現を使ってもいいのだと太鼓判が押されたわけで、

大石さんほどではないが普段から悪に対する強い表現を厭わない私としても

表現の自由さが広がり、嬉しい気がする。

近年、ポリティカル・コレクトニスとかが我が物顔に振舞っていて、

それが表現の幅を狭め、表層のみを正しいとする風潮を蔓延させている。

「馬鹿」がだめで「愚か者」がO.K.なんて、

それこそ馬鹿の極致だ。

 

大石あきこ、山口敬之に完全勝利!控訴審 高裁判決後 記者会見 (2024年3月13日15:00〜) ・・・動画ではやたら「クソ野郎」という単語が飛び交って可笑しい(ブルーはーと)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国会前で即時停戦の声を上げる若者たち

2024-03-08 21:56:55 | 人権

ある人が、毎日増えていくパレスチナ・ガザの犠牲者のことを知人に話したら

「うわ、意識高い系~」と嫌がられたという。

しかし、大阪で「イスラエルはガザ攻撃をすぐさまやめろ!」デモをしたとき、

何人かの中学生か高校生かがずっとデモの横をついて歩いてくれた。

デモへの嫌がらせのため意味不明な言葉を喚き散らす街宣車が一台あったものの、

町行く人々もいつもの能面のような表情は少なく、

共感する雰囲気を感じた。

イスラエルのガザへの無差別爆撃によって

毎日まいにちパレスチナ人の犠牲者が増えていくことを辛く感じ、

イスラエルは間違っていると思う日本の人々はたくさんいると私は思っている。

今夜3月8日国会議事堂前集会では、

月曜日からのラマダンを体験しようという呼びかけもあったが、

それはちょっと考えさせてもらうとして、

他にも呼びかけられたうち、オンライン署名はすぐさまできるので賛同し、

一番下に貼り付けた。

このブログを読んでくださった方も、ぜひご賛同をお願いします。

 

集会の様子を撮った動画で、

全身の力を振り絞って発言する若者たちの言葉が心に響いた。

その中の一人の発言:

「私たちは国民として政府を批判する権利、

人間としてジェノサイドに加担することを止めろという義務があります。

なぜなら、目を背けること、沈黙し続けること、アクションをしないこと、

それらは私たちの人間の心を崩壊させるからです。

心を失ったら私たちは何になるのでしょうか!」

  ↓     ↓     ↓     ↓     ↓

 

[署名]ファナックは、パレスチナ虐殺に加担しているイスラエルの“死の商人”に、武器製造ロボットを売るのをやめてください!

*ファナック(本社:山梨県)はイスラエルに武器製造ロボットを作って売っている企業です。

  ↓     ↓     ↓     ↓     ↓

あなたの声がチカラになります

あなたの声がチカラになります

ファナックはイスラエルの“死の商人”に武器製造ロボットを売るな! #StopFANUCNow

Change.org

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする