8月27日埼玉県の税理士 大矢誠容疑者が動物愛護法違反で逮捕されました。
大矢誠容疑者は、鉄製の捕獲器に閉じ込めた猫3匹に熱湯を繰り返し浴びせたり
バーナーであぶったりして殺したとして逮捕。
警視庁保安課によると、大矢誠容疑者は今年4月までの約1年半に、
少なくとも13匹の猫を虐待し、
その虐待の様子を撮影し、動画共有サイトに投稿していました。
動物虐待愛好家のネット掲示板では「神」と呼ばれ有名人物であったとのこと。
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現在の法律では、猫や犬を殺しても、「器物損壊」の罪にしか問われないそうです。
しかし、犬や猫が「もの」として扱われるのはどう考えても、納得できませんよね。
なぜなら、犬や猫には「いのち:命」があると皆知っているからです。
命を粗末にする者は、それ相当の報いを受けるべきだと私は思います。
昔から、「そういうとんでもない奴はバチが当たるぞ!」と言われてきました。
報い=バチ=罰です。
さらに私が想起するのは
20年前、神戸で起きた『酒鬼薔薇聖斗事件』です。
私は当時、小学校の教員でした。
それまで、(どんな子どももいい子だ)と思って教育実践に当たっていたのですが、
この事件で心がボキッと折れました。
私に「酒鬼薔薇聖斗」を導くことなど到底できないことはあまりにも明白であり、
大人として、たいへんな無力感と恐怖感に襲われました。
それまで私は死刑廃止論者でしたが、
神が罰を与えないなら、人間が被害者の代理で
復讐する、または報いを与えるのも仕方がないか、と
ふらつき出したきっかけがこの事件です。
今でも中途半端に揺れています。
猫を炙り殺ししたり、肛門から大量の水を注入して殺したりした大矢誠は、
「酒鬼薔薇聖斗」と五十歩百歩です。
「酒鬼薔薇聖斗」も、児童を連続で殺害する前は
何匹も猫を虐待して殺していました。
さらに私が恐ろしいのは、
「動物虐待愛好家」という動画投稿サイトがあることと、
そこで、大矢誠は多くの人間どもに「神」として支持されているという事実です。
昨年の相模原殺傷事件と言い、
この社会には命の価値がさっぱり分からない
頭のおかしいゾンビが群れを成して徘徊しているようです。
下は、「酒鬼薔薇聖斗」についての当時の精神鑑定結果です。
彼は今、一般社会で生活しているそうですが、
当時の状態を脱皮できているのでしょうか。
もし、できているのなら、まだ、希望はあります。
- 未分化な性衝動と攻撃性の結合により、持続的で強固なサディズムがこの事件の重要な原因である。
- 直観像素質(瞬間的に見た映像をいつまでも明瞭に記憶できる)者であり、その素質はこの事件の原因の一つである。
- 自己の価値を肯定する感情が低く、他者に対する共感能力が乏しく、その合理化・知性化としての虚無観や独善的な考え方がこの事件の原因の一つである。
- この事件は長期的に継続された多様で漸増的に重症化する非行の最終的到達点である。
昔人間には考えられないことですが、このところ精神を病む人が多くなってきたように思います。
教育の問題?食べ物の影響?汚染され続けている自然からの逆襲?・・・・・いろんなことが言われますが、そのどれもが少なからず影響があるのでしょうね。
人間が人間らしく生きるよう、せめて孫たちに話すことぐらいしかできませんが・・・・・