前回は、インパルス応答評価をした時に620Aの同軸ユニットの応答でパルスが2つ見られ、どちらがウーハ-か、ツイーターかが判らなかった。今回それを分離すべく実験をしました。
■1)実験の光景
実験は、以下のように、先ずは、ツイーターであるマルチセルラホーンをビニールプチプチで塞ぐという原始的な方法を取って応答をオシロに出しました。
取っている途中に、よく考えたらネットワークに、LF(ウーハー側)とHF(ツイーター側)の別々の端子があったことを思い出しました。以下は、赤のケーブル(HF)を外した写真です。

これで、ウーハーのみ音が出せます。次の写真は、逆に緑のケーブル(LF)を外して、ツイーターのみ音が出るようにした時です。

■2)インパルス応答評価結果
測定方法は、前回6/11と同じで、超ニアー・フィールドで、マイクをマルチセルラホーンの前10cmに置いて、+パルスを100Hzの周期で鳴らしました。結果は、下記です。

①は、620Aを普通に鳴らした時で、②は赤のHFケーブルを外して、ウーハーのみ駆動(上の写真のツイーターをビニールプチプチで塞いだ時も波形は②とほぼ同じ)、③は逆に緑のLFケーブルを外して、ツイーターのみ駆動、④は、マイク距離10cmでのF特です。①と②の比較をすれば、明らかなように、①の水色の❍で囲んだ+の波がウーハーの波で、その1/2の波が終わりかけの時点で、ツイーターの鋭い垂直パルスが来ます。また③を見れば、ツイーターのみでは、水色の❍で囲んだ+の波がないのが判ります。従って、垂直のパルス後の波高が半分~1/5の2ndの1.5パルスは、ツイーターのものです。
とすると、この1.5パルスは、どこから来るのでしょうか?パルス間隔は、0.3msですので、10cmの距離に相当します。1つの可能性は、マルチセルラホーンの仕切り板の反射が考えられます。マンタレーホーン(604-8H以降)があれば、測ってみたら仕切り板の効果が判るかもしれませんが、現状はありません。マルチセルラホーンは、下記写真の左側の604-8Gの中央の6分割ホーン。

尚、①の水色の❍で囲んだ1/2波長の波は、0.38ms位ですので、13cmの距離に相当します。このウーハー波の始点とツイーターの垂直パルスの始点の時間差は、ウーハーとツイーターの仮想振動源の間隔+ネットワークでの位相差を表しています。
④のF特ですが、これがユニットの実力を示しています。ユニットに極限まで近付けていますので、1.8KHzでディップが見られますが、これはクロスオーバー点です。距離が離れれば、拡散効果でこのディップは減少します。このデータでは、2405Hを使っていませんが、素直なFFT波形です。おそらく、無響室に近い特性が得られていると思います。
距離が遠い場合は、以下のように1.8KHzのディップはなくなります。上記データはL側ですので、下の②⑥に相当します。尚、②⑥は、通常聴取位置ですので、スピーカーとマイクは2m離れており、この距離では、1.8KHzのディップは拡散効果で見えません。但し②⑥では、60Hz以下はチャンデバで2231Aに繋いでいるので低域は20Hzまでフラットになります。以前は、このフラットに拘っていましたが、今はそうでもありません。
■1)実験の光景
実験は、以下のように、先ずは、ツイーターであるマルチセルラホーンをビニールプチプチで塞ぐという原始的な方法を取って応答をオシロに出しました。

取っている途中に、よく考えたらネットワークに、LF(ウーハー側)とHF(ツイーター側)の別々の端子があったことを思い出しました。以下は、赤のケーブル(HF)を外した写真です。

これで、ウーハーのみ音が出せます。次の写真は、逆に緑のケーブル(LF)を外して、ツイーターのみ音が出るようにした時です。

■2)インパルス応答評価結果
測定方法は、前回6/11と同じで、超ニアー・フィールドで、マイクをマルチセルラホーンの前10cmに置いて、+パルスを100Hzの周期で鳴らしました。結果は、下記です。

①は、620Aを普通に鳴らした時で、②は赤のHFケーブルを外して、ウーハーのみ駆動(上の写真のツイーターをビニールプチプチで塞いだ時も波形は②とほぼ同じ)、③は逆に緑のLFケーブルを外して、ツイーターのみ駆動、④は、マイク距離10cmでのF特です。①と②の比較をすれば、明らかなように、①の水色の❍で囲んだ+の波がウーハーの波で、その1/2の波が終わりかけの時点で、ツイーターの鋭い垂直パルスが来ます。また③を見れば、ツイーターのみでは、水色の❍で囲んだ+の波がないのが判ります。従って、垂直のパルス後の波高が半分~1/5の2ndの1.5パルスは、ツイーターのものです。
とすると、この1.5パルスは、どこから来るのでしょうか?パルス間隔は、0.3msですので、10cmの距離に相当します。1つの可能性は、マルチセルラホーンの仕切り板の反射が考えられます。マンタレーホーン(604-8H以降)があれば、測ってみたら仕切り板の効果が判るかもしれませんが、現状はありません。マルチセルラホーンは、下記写真の左側の604-8Gの中央の6分割ホーン。

尚、①の水色の❍で囲んだ1/2波長の波は、0.38ms位ですので、13cmの距離に相当します。このウーハー波の始点とツイーターの垂直パルスの始点の時間差は、ウーハーとツイーターの仮想振動源の間隔+ネットワークでの位相差を表しています。
④のF特ですが、これがユニットの実力を示しています。ユニットに極限まで近付けていますので、1.8KHzでディップが見られますが、これはクロスオーバー点です。距離が離れれば、拡散効果でこのディップは減少します。このデータでは、2405Hを使っていませんが、素直なFFT波形です。おそらく、無響室に近い特性が得られていると思います。
距離が遠い場合は、以下のように1.8KHzのディップはなくなります。上記データはL側ですので、下の②⑥に相当します。尚、②⑥は、通常聴取位置ですので、スピーカーとマイクは2m離れており、この距離では、1.8KHzのディップは拡散効果で見えません。但し②⑥では、60Hz以下はチャンデバで2231Aに繋いでいるので低域は20Hzまでフラットになります。以前は、このフラットに拘っていましたが、今はそうでもありません。
