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オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

左側のスピーカからの定在波対策 ~ウォーキングクローゼットの開閉とスピーカー位置~

2025-07-23 12:57:13 | ルームチューニング
以前の2回のアップ(2017.7.8と2018.12.6が詳細)では、一番手軽にできるスピーカーの位置を横にずらすことで右側のスピーカーからの定在波については効果があると確認できた。しかし左側のスピーカーからの定在波についてはまだ70Hz付近に音圧のピークとして出ている。これを左側のスピーカーの位置を更にずらして解消できるか確認してみました。
 2025.7.23 ■5)、■6)■7)を追加。
  2025.8.10 ■4)の6cm内側のF特グラグ差し替え(間違って3cmのものを載せてた) と■7)の青字追記。

 ■1)前回迄の知見

 これをまとめると、以下のルーム図になる。



 部屋は、横長(5m)の縦が狭い(2.64m)ディメンション(8.25畳、高さ240cm)。図中の中央の字幕にあるように、”3)の説明中での距離(右の620Aと右壁の距離)。これを、1.8m以上左右の壁から離すと、定在波が軽減できるので最終的に、1.6mとした。”と記載したが、左側の定在波は70Hzで若干であるが残る。基本的には、スピーカーの横位置移動が最も有効に定在波を軽減できる。(勿論、部屋の壁をフラットから凸凹にすれば改善されるが、現実にするのは難しい)図中の一番左の字幕にある1.7mは左壁と左の620Aのセンターとの距離であるが、現状は1.76mと変わっていない。



■2)左側のスピーカーからの定在波の現状

 これは例えば、

2405化時のF特 2025.5.4
L(左)側のみに70Hz付近にピークがありますが、R(右)側はありません。(下段は左右両方ならしたF特。)



■3)ウォーキングクローゼット(納戸)の開閉

 部屋の広さは、8.25畳で左側スピーカーの左側には、納戸があります。従来は、引き戸を閉めて測定&聴取をしていました。今回納戸を開けてみて定在波が変わるか見てみました。結果は、

上段が、納戸のドアを閉めた状態で、下段がそれを開けた状況です。納戸は3畳位の広さです。左側が左スピーカーからサインスイープ信号を鳴らした場合で、下段の方がむしろ上段より定在波が多い(50Hz辺りから80Hzまで)です。これは閉めた方がましという意外な結果となりました。



■4)左側のスピーカー位置を更に内側へ移動する対策

 これも上記のように前回ある程度やったのですが、もう少しやり代があるかなと思い、やってみました。外側に移動するのは4331Aがあるのでこれをどこかに移動しないといけないので今はできません。


内側は、あと6cm内側に移動できますが、それ以上移動したらTV画面が620Aのマルチセルラホーンの所まで来ますので音質上無理。先ずは3cm内側にしてみると、



 上段が、現状で、下段は3cm内側に左の620Aを移動したF特です。3cmでは全く有意差がありません。では、6cm内側は、



 これも3cm同様下段の6cm左側の620を内側移動しても有意差はありませんでした。簡単に左側の620Aによる定在波を解消できる方法は無さそうだということが今回分かりました。

■5)(参考)過去の定在波評価 金属パイプラック化1(2018.3.17アップ)

 今の木製ラックは、1.8m位の高さがあり、TVが後面の壁に付かない。TVを壁に付けたいので、高さ1.2m位の金属パイプラックにしたら定在波がどうなるか調べた。


木製ラックと金属パイプラック比較では、金属パイプラックの方が、100Hzのディップが大きい。



金属パイプラックの場合は、又木製ラックに比べて、100Hzが~6dbもディップするので、金属パイプラックは木製ラックで物を置かない場合に相当するのか、良くないという結果になった。これは空洞共振の為と推定。物がある場合は空洞でないので共振しない。

金属パイプラックに突っ張り棒をかまして固定してみたが、100Hzのディップは変わらず大きい。



また木製ラックでTVを前に設置する、しないでは、TVがない場合はディップが若干深い(右側の上下比較)。それより、上段の左と下段の右を比較すれば分かるが、ラック内の物の有無がディップを大きく左右する。




■6)(参考)過去の定在波評価 金属パイプラック化2(2018.3.24アップ)

金属パイプラックの場合には、位置を左右に変化しても、定在波は変化ない。



また、金属パイプラックの場合には、位置を前後に変化しても、定在波は変化ない。



と言うことで、金属パイプラックについて100Hzのディップが改善できないと判断、導入を中止した。


■7)木製ラック評価 (2018.3.26アップ)

空洞共振を確認するために木製ラックに徐々に物を入れていって、100Hzのディップを見てみた。
 ⑤はアンプとチャンデバのみを入れており、〇番号が上がるに従って、物を増やしていって、⑫では更に突っ張り棒をかました。




 ⑤と⑫を比べれば、一目瞭然であるが、物を増やしたり応力を加えると、100Hzのディップは軽減した。一番効いたのは、⑨のレコードを最下段に138枚入れた事でこれで劇的にディップが減った。

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