前回に続き、SBDを追加して軽く評価してみました。
■1)SBDの購入
AMAZONで格安のSBDを見つけて発注しました。20個送料込みで157円ですので送料除くと@4円❓❓勿論中華製です。中国のHomylという店からの輸送ですので、AirMailですが1/25に発送されて着いたのが2/22と28日も掛かっています。多分運賃~80円(輸出価格Val=0.72$=80円から推定)でしょうからある程度数量が纏まるまでフライトさせないんでしょうね。
型名が、1N5819で中国MIC製です。スペックは 1A, 40V という普通の仕様。VFM(MAX)=0.6V なので、実測0.245Vならまずまず。
MIC製には銅リード品のオーディオ用もヤフオクに出ていたのですが、安さを採りました。1N5819はフェアーチャイルドやSTマイクロのような有名メーカー製もありますがそこまでSBDでは凝りません。
とあるブログの方も改造されていましたが、SBDはTA2020のデータシート通りのSS14を使われていました。スペックは、1A, 40V で同じです。
■2)改造
改造前の基板裏は、
4本付けたところは、
毎度半田付けが下手糞です。ノイズ対策での1点アースにはしていますが、しない方が半田付けし易かったんですが、しなくても問題はないでしょう。
■3)改造前後の矩形波応答
これは以下
上段が、改造前で左側がSP端子のR(右側)の矩形波で、右側がSP端子のL(左側)です。①と③の比較では、③の改造後が若干オーバー/アンダーシュートが大きいですが、②と④の比較では、逆に④の改造後が小さいです。このレベルの差は有意差はないと思います。それより細かい付帯波のような波が波形に乗っています。これはひょっとしたら信号出力が小さすぎて、オシロのゲインで無理に波形を拡大しているか、デジタルノイズかのどちらかです。
前者であるかどうかの切り分けとして、PC Vr=10で測定していたのを、PC Vr=31にアップしてみました。
やはり、下段はPC VR=31にアップしたものですが、ギザギザのノイズが無くなりました。ある程度PCのゲインをそうですね、40位は上げないと相対的にノイズが大きくなると言うことが判りました。こういうのを見ると、システムを組む時に経路内のどこかのアンプのゲインが極端に小さくなっているのは良くないということが判ります。
TA2020のデータシートに書いていたように、電源のDC電圧が13.5V以下では、Vddから吊るSBDは無くても良いようです。青基板の方もどうしようかな、少し考えます。
■4)LP2020A+;改造のまとめ
纏めますと、
①ポップ音ON対策 :SPリレー用電解コン変更 220μF⇒470μF(東信工業UTWRZ、低インピーダンス品)
②ポップ音OFF対策 :C29の+とTA2020の8ピン(V5A)とを100Ωをはさんでジャンパー線で繋ぐ。100Ωを入れることにより、音に艶が出る。(みやけDENKIのブログ参照)
③C29の容量UP :100μF⇒1000μF(ニチコンKA)へ変更。バイアスパスコンC29が標準の100uFのままだと、重低音が痩せてしまう。容量UPは、電源余裕拡大及び、ノイズ低減にも効果がある様です。(100ΩとC29でRCフィルタを形成。LPFでfc=16Hz⇒1.6Hz化)。(みやけDENKIのブログ参照)
④電解コンの容量UP :2200μF⇒10000μF(ニチコンKA)へ変更。電源余裕拡大:パルス的な音のダイナミックレンジを拡大したり、重低音の強化。
⑤プリアンプのゲイン低下 :入力抵抗Rinの15KΩを、帰還抵抗Rfbの22KΩと同じ、22KΩに変更する。これにより、ゲインが、3.3db低下し、NFB量が増えて、歪が減少することを1台目のように期待したが、2台目の改造では歪は変わらない。(みやけDENKIのブログ参照)
⑥低域端での周波数特性改善:入力カップリングコンデンサを2μFから50μFに増加させた。低域端ゲイン低下は未確認だが、低域の高調波歪は減少した。
⑦ポップ音OFF対策追加 :②を行うことで若干のポップ音が復活したので、これを無くすために1/2Vdd=6V設定用の10KΩ抵抗2本R30,R31を外した。
⑧オーバーシュート対策 :出力回路にアンダーシュート対策のSBDは付いていますが、オーバーシュート対策のSBDは電源電圧<13.5Vの場合は不要ということで省略されていた。これを追加した。簡易評価では追加の効果は見られないが、SBD追加で音が静かになるというブログもある。
■1)SBDの購入
AMAZONで格安のSBDを見つけて発注しました。20個送料込みで157円ですので送料除くと@4円❓❓勿論中華製です。中国のHomylという店からの輸送ですので、AirMailですが1/25に発送されて着いたのが2/22と28日も掛かっています。多分運賃~80円(輸出価格Val=0.72$=80円から推定)でしょうからある程度数量が纏まるまでフライトさせないんでしょうね。
型名が、1N5819で中国MIC製です。スペックは 1A, 40V という普通の仕様。VFM(MAX)=0.6V なので、実測0.245Vならまずまず。
MIC製には銅リード品のオーディオ用もヤフオクに出ていたのですが、安さを採りました。1N5819はフェアーチャイルドやSTマイクロのような有名メーカー製もありますがそこまでSBDでは凝りません。
とあるブログの方も改造されていましたが、SBDはTA2020のデータシート通りのSS14を使われていました。スペックは、1A, 40V で同じです。
■2)改造
改造前の基板裏は、
4本付けたところは、
毎度半田付けが下手糞です。ノイズ対策での1点アースにはしていますが、しない方が半田付けし易かったんですが、しなくても問題はないでしょう。
■3)改造前後の矩形波応答
これは以下
上段が、改造前で左側がSP端子のR(右側)の矩形波で、右側がSP端子のL(左側)です。①と③の比較では、③の改造後が若干オーバー/アンダーシュートが大きいですが、②と④の比較では、逆に④の改造後が小さいです。このレベルの差は有意差はないと思います。それより細かい付帯波のような波が波形に乗っています。これはひょっとしたら信号出力が小さすぎて、オシロのゲインで無理に波形を拡大しているか、デジタルノイズかのどちらかです。
前者であるかどうかの切り分けとして、PC Vr=10で測定していたのを、PC Vr=31にアップしてみました。
やはり、下段はPC VR=31にアップしたものですが、ギザギザのノイズが無くなりました。ある程度PCのゲインをそうですね、40位は上げないと相対的にノイズが大きくなると言うことが判りました。こういうのを見ると、システムを組む時に経路内のどこかのアンプのゲインが極端に小さくなっているのは良くないということが判ります。
TA2020のデータシートに書いていたように、電源のDC電圧が13.5V以下では、Vddから吊るSBDは無くても良いようです。青基板の方もどうしようかな、少し考えます。
■4)LP2020A+;改造のまとめ
纏めますと、
①ポップ音ON対策 :SPリレー用電解コン変更 220μF⇒470μF(東信工業UTWRZ、低インピーダンス品)
②ポップ音OFF対策 :C29の+とTA2020の8ピン(V5A)とを100Ωをはさんでジャンパー線で繋ぐ。100Ωを入れることにより、音に艶が出る。(みやけDENKIのブログ参照)
③C29の容量UP :100μF⇒1000μF(ニチコンKA)へ変更。バイアスパスコンC29が標準の100uFのままだと、重低音が痩せてしまう。容量UPは、電源余裕拡大及び、ノイズ低減にも効果がある様です。(100ΩとC29でRCフィルタを形成。LPFでfc=16Hz⇒1.6Hz化)。(みやけDENKIのブログ参照)
④電解コンの容量UP :2200μF⇒10000μF(ニチコンKA)へ変更。電源余裕拡大:パルス的な音のダイナミックレンジを拡大したり、重低音の強化。
⑤プリアンプのゲイン低下 :入力抵抗Rinの15KΩを、帰還抵抗Rfbの22KΩと同じ、22KΩに変更する。これにより、ゲインが、3.3db低下し、NFB量が増えて、歪が減少することを1台目のように期待したが、2台目の改造では歪は変わらない。(みやけDENKIのブログ参照)
⑥低域端での周波数特性改善:入力カップリングコンデンサを2μFから50μFに増加させた。低域端ゲイン低下は未確認だが、低域の高調波歪は減少した。
⑦ポップ音OFF対策追加 :②を行うことで若干のポップ音が復活したので、これを無くすために1/2Vdd=6V設定用の10KΩ抵抗2本R30,R31を外した。
⑧オーバーシュート対策 :出力回路にアンダーシュート対策のSBDは付いていますが、オーバーシュート対策のSBDは電源電圧<13.5Vの場合は不要ということで省略されていた。これを追加した。簡易評価では追加の効果は見られないが、SBD追加で音が静かになるというブログもある。
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