3月11日午後2時46分ごろに起こった東日本大地震(新聞とかテレビによって、東北関東大地震だったりいろいろだけど……)。こちらはそれほど大きな被害ではなかったものの、生まれて初めて体験した大地震だったので、少し時間経っちゃったけど忘れないように書いておこうと思う。
あの時は、職場の某オンラインショップの倉庫で、たまたまトイレに行って元の場所へ戻ろうとしてたところだった。途中、天井の方を見上げてる人を見つけて、パレットラック(重い荷物が積みあがってるエリア)の上でも確認してるのかな?と思ったら、その人が一言「揺れてる」とつぶやいた。
地震?と思った矢先に揺れが大きくなって、少しオロオロしてたらリーダーに「そこ危ないからこっちへ!」と言われて、慌てて目の前の柱の横へ移動した。揺れはどんどん大きくなって、リーダーはさらにひどく揺れる別の場所へ。柱のコンクリートの破片ががバラバラと降ってきて、しかも揺れがひどくて動けくなって、その時は本気でこのまま死ぬのかと思ってしまった。
少し長い間揺れ続けて、それが収まってから辺りを見回すと、棚が倒れたりはしなかったものの、棚に入ってたCDは床にぶちまけられてた。パレットラックから物は落ちなかったみたいで、出口までの道は確保できてたので、とりあえず余震が来る前に非常階段を下りて外へ出た。ちなみに倉庫内は冬でも暑くて、自分も含めみんなTシャツにパーカー程度の薄着。まもなく雨が降ってきて、みんな震えてた。
外のコンクリート部分は、液状化現象のせいか亀裂が入ったり、一部から泥水なんかが湧き出てきたりしてた。あと、倉庫の外側の柱辺りは地盤沈下したのが見て分かった。海のそばの埋め立て地なので、そういうのが如実に表れたらしい。
で、しばらくして避難してきた人たちがぞろぞろと駐車場に集まってきたんだけど、点呼は進まないわ、反対側に避難した人たちと合流するとか何とかで行ったり来りするわ、津波警報が発令されても「警察や消防と連絡がとれないので」そのまま点呼を続けるわで、寒くて不安な中1時間半は敷地内にいたという……。あの時津波が来なかったからいいようなものの、最悪のケースを想像すると今でもゾッとする。倉庫の中にだけは、トイレ以外入れさせてくれなかったんだよなぁ……。
結局、荷物をとって、上着を着られた頃には午後4時半を回ってたと思う。その間に入ってきた情報は、電車がすべて止まっているということだけ。
その後、徒歩や自転車で帰れる人はそのまま帰って行ってた。しかし、その場にいてもバスも出ないし電車もいつ動くかわからないので、カミさんと連絡をとり、西船橋まで歩いて、そこでいったん合流することに。みんなケータイがつながらないって言ってたけど、うちはウィルコムだから電波さえ入れば問題なく通話できた。こういう時にマイノリティは便利。
で、午後5時くらいから、電車から見た光景を頼りに、湾岸線沿いに歩き始めた。以下、ケータイで撮った写真をいくつか。
歩き始めてすぐ、歩道の横から水や泥が湧き出てるのを発見。この辺りは結構こんな感じの場所が多かった。ちなみに、これが液状化ではないので念のため。液状化で起こる現象の一つね。
大通り沿いの交差点。歩道に亀裂が入ってぼこぼこになってた。道路の方にも亀裂が見えて、さすがにおっかないのでよけて通った。
しばらく進んで陸橋辺りに差し掛かると、歩道の端が陥没してたりもした。電柱が斜めになってるところもあって、それも撮ったような気もしたんだけど残ってなかったなぁ。
湾岸線の交差点。雨がたまるほど降ったわけでもないので、液状化現象でこういう状態になっちゃったんだと思う。道路沿いの工場とかは、もっと水が出てて泥だらけになってるところもあった。ただ、倒壊してるようなところは見かけなかった。
最後、市川大橋を歩いて渡ってる最中に撮った写真。なんとなく、紫色の雲が気になって。ここはすごい風が吹いてて、ただでさえ地震の後で揺れが怖いのに、一層揺れて参った。しかも寒いし距離は長いしで、本当はさっさと渡り切りたかった(^^;
橋を超えて二俣のジャンクション辺りになると、高速道路が上を交差して、歩道は道なりじゃなくなってしまって、しかもイヤなことに工事中で迂回路になってて、迷いながら勘で進むことに。途中、トイレに行きたくなって地下道らしきところに入ったら、反対側に出る連絡通路だったみたいで、とりあえずそのままでて進むとコンビニを発見。ここでトイレを借りて、道を聞きがてら肉まんでも……と思ったら売り切れ。パンとかもすでになくて、食べ物はあきらめて道だけ聞いてコンビニを出た。
後は、知った顔が前を歩いてたのでスニーキングしてついて行って、トータル2時間ほどかけてどうにか西船橋まで到着。ここでカミさんと合流した。
駅に着くと、テレビで音声は出てなかったもののニュースが流れてて、そこで初めて今回の地震の大きさを知った。電車はもう動かないみたいなので、マクドナルドでハンバーガーを買って駅でニュースを見ながら食べて、さらに船橋まで歩くことに。これが1駅だから近いかと思ってたら甘くて、結局1時間くらいかかったような……。で、駅からさらに家まで歩くと1時間半ほどかかるので、一か八かで路線バス乗り場に行ったら「遅れております」とのアナウンス。運休じゃない、良かったとホッとして、帰りは家までバスで帰ることができた。
ということで、歩いて帰ってるときにはこれほど大きな地震だとは思ってなくて、駅近くでは見た目にもほとんど被害はなかったし、ニュースを見るまでまったく状況が理解できてなかったという……。
やっぱり災害時には情報が大事だと思うし、今部分的に行われてる計画停電のことももあるし、ここは前から目を付けてたライト付きの手回し充電ラジオを買おう!と思ったら――軒並み売り切れorz
ソニーのコンパクトなラジオで、ケータイの充電用ケーブル(ウィルコム端末は非対応だけど)も付いてて防滴(雨とか水しぶきを防ぐ)仕様の優れものなんだけどね。それに前方を照らすライトと、ランタンみたいに使えるソフトライトが付いてて、明かりをとるのにも重宝しそうなラジオなんだな。計画停電の話が出る前はまだネットで在庫があったから、あの時に買っておけばよかった(;´Д`)
リンク: FM/AMポータブルラジオ ICF-B02.
その後会社から電話があって、倉庫のダメージがそれなりにあったらしく、まだしばらく職場復帰できない状態らしい。自給で働くオサーンは経済的に厳しくなってきた(>_<)。今週は無理っぽいのはもうあきらめるとして、来週もこんな調子だったら本気でまずい。さすが本厄、なかなか地味だけどイヤな状況に追い込んでくれるなぁ……。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B002B5ZZ84" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B002B5ZZ8E" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B002B5ZZ8O" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
あの時は、職場の某オンラインショップの倉庫で、たまたまトイレに行って元の場所へ戻ろうとしてたところだった。途中、天井の方を見上げてる人を見つけて、パレットラック(重い荷物が積みあがってるエリア)の上でも確認してるのかな?と思ったら、その人が一言「揺れてる」とつぶやいた。
地震?と思った矢先に揺れが大きくなって、少しオロオロしてたらリーダーに「そこ危ないからこっちへ!」と言われて、慌てて目の前の柱の横へ移動した。揺れはどんどん大きくなって、リーダーはさらにひどく揺れる別の場所へ。柱のコンクリートの破片ががバラバラと降ってきて、しかも揺れがひどくて動けくなって、その時は本気でこのまま死ぬのかと思ってしまった。
少し長い間揺れ続けて、それが収まってから辺りを見回すと、棚が倒れたりはしなかったものの、棚に入ってたCDは床にぶちまけられてた。パレットラックから物は落ちなかったみたいで、出口までの道は確保できてたので、とりあえず余震が来る前に非常階段を下りて外へ出た。ちなみに倉庫内は冬でも暑くて、自分も含めみんなTシャツにパーカー程度の薄着。まもなく雨が降ってきて、みんな震えてた。
外のコンクリート部分は、液状化現象のせいか亀裂が入ったり、一部から泥水なんかが湧き出てきたりしてた。あと、倉庫の外側の柱辺りは地盤沈下したのが見て分かった。海のそばの埋め立て地なので、そういうのが如実に表れたらしい。
で、しばらくして避難してきた人たちがぞろぞろと駐車場に集まってきたんだけど、点呼は進まないわ、反対側に避難した人たちと合流するとか何とかで行ったり来りするわ、津波警報が発令されても「警察や消防と連絡がとれないので」そのまま点呼を続けるわで、寒くて不安な中1時間半は敷地内にいたという……。あの時津波が来なかったからいいようなものの、最悪のケースを想像すると今でもゾッとする。倉庫の中にだけは、トイレ以外入れさせてくれなかったんだよなぁ……。
結局、荷物をとって、上着を着られた頃には午後4時半を回ってたと思う。その間に入ってきた情報は、電車がすべて止まっているということだけ。
その後、徒歩や自転車で帰れる人はそのまま帰って行ってた。しかし、その場にいてもバスも出ないし電車もいつ動くかわからないので、カミさんと連絡をとり、西船橋まで歩いて、そこでいったん合流することに。みんなケータイがつながらないって言ってたけど、うちはウィルコムだから電波さえ入れば問題なく通話できた。こういう時にマイノリティは便利。
で、午後5時くらいから、電車から見た光景を頼りに、湾岸線沿いに歩き始めた。以下、ケータイで撮った写真をいくつか。
歩き始めてすぐ、歩道の横から水や泥が湧き出てるのを発見。この辺りは結構こんな感じの場所が多かった。ちなみに、これが液状化ではないので念のため。液状化で起こる現象の一つね。
大通り沿いの交差点。歩道に亀裂が入ってぼこぼこになってた。道路の方にも亀裂が見えて、さすがにおっかないのでよけて通った。
しばらく進んで陸橋辺りに差し掛かると、歩道の端が陥没してたりもした。電柱が斜めになってるところもあって、それも撮ったような気もしたんだけど残ってなかったなぁ。
湾岸線の交差点。雨がたまるほど降ったわけでもないので、液状化現象でこういう状態になっちゃったんだと思う。道路沿いの工場とかは、もっと水が出てて泥だらけになってるところもあった。ただ、倒壊してるようなところは見かけなかった。
最後、市川大橋を歩いて渡ってる最中に撮った写真。なんとなく、紫色の雲が気になって。ここはすごい風が吹いてて、ただでさえ地震の後で揺れが怖いのに、一層揺れて参った。しかも寒いし距離は長いしで、本当はさっさと渡り切りたかった(^^;
橋を超えて二俣のジャンクション辺りになると、高速道路が上を交差して、歩道は道なりじゃなくなってしまって、しかもイヤなことに工事中で迂回路になってて、迷いながら勘で進むことに。途中、トイレに行きたくなって地下道らしきところに入ったら、反対側に出る連絡通路だったみたいで、とりあえずそのままでて進むとコンビニを発見。ここでトイレを借りて、道を聞きがてら肉まんでも……と思ったら売り切れ。パンとかもすでになくて、食べ物はあきらめて道だけ聞いてコンビニを出た。
後は、知った顔が前を歩いてたのでスニーキングしてついて行って、トータル2時間ほどかけてどうにか西船橋まで到着。ここでカミさんと合流した。
駅に着くと、テレビで音声は出てなかったもののニュースが流れてて、そこで初めて今回の地震の大きさを知った。電車はもう動かないみたいなので、マクドナルドでハンバーガーを買って駅でニュースを見ながら食べて、さらに船橋まで歩くことに。これが1駅だから近いかと思ってたら甘くて、結局1時間くらいかかったような……。で、駅からさらに家まで歩くと1時間半ほどかかるので、一か八かで路線バス乗り場に行ったら「遅れております」とのアナウンス。運休じゃない、良かったとホッとして、帰りは家までバスで帰ることができた。
ということで、歩いて帰ってるときにはこれほど大きな地震だとは思ってなくて、駅近くでは見た目にもほとんど被害はなかったし、ニュースを見るまでまったく状況が理解できてなかったという……。
やっぱり災害時には情報が大事だと思うし、今部分的に行われてる計画停電のことももあるし、ここは前から目を付けてたライト付きの手回し充電ラジオを買おう!と思ったら――軒並み売り切れorz
ソニーのコンパクトなラジオで、ケータイの充電用ケーブル(ウィルコム端末は非対応だけど)も付いてて防滴(雨とか水しぶきを防ぐ)仕様の優れものなんだけどね。それに前方を照らすライトと、ランタンみたいに使えるソフトライトが付いてて、明かりをとるのにも重宝しそうなラジオなんだな。計画停電の話が出る前はまだネットで在庫があったから、あの時に買っておけばよかった(;´Д`)
リンク: FM/AMポータブルラジオ ICF-B02.
その後会社から電話があって、倉庫のダメージがそれなりにあったらしく、まだしばらく職場復帰できない状態らしい。自給で働くオサーンは経済的に厳しくなってきた(>_<)。今週は無理っぽいのはもうあきらめるとして、来週もこんな調子だったら本気でまずい。さすが本厄、なかなか地味だけどイヤな状況に追い込んでくれるなぁ……。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B002B5ZZ84" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B002B5ZZ8E" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B002B5ZZ8O" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>