実は発売日に買って、今日で3回見てるのにまだ書いてなかったという為体。
団地DVDとしては去年だったか「団地マニア ~団地プレイはじめの一歩~」っていうバラエティ系のが出てるけど(過去記事)、「団地日和」はそれとは正反対の正統派――といってもカタい内容じゃなくて、ぼーっと流して見てるのが心地よいDVDだったりする。
DVDの内容は、30年代~40年代に建てられた低層~中層の公団住宅内を散歩してるようなイメージ映像と、付録が1960年に作られた啓蒙映画「団地への招待」、公団社歌「住宅公団の歌」。収録団地はひばりが丘団地、阿佐ヶ谷住宅、百草団地、草加松原団地、海岸通団地、赤羽台団地。
リンク: アルバトロス・フィルム「団地日和」.
</object>
これ、最初にオーディオコメンタリーをオフにして見たときは、あまりの解説のなさに「マニアでも分かってる人じゃないと楽しくないぞ、これ……」と思って、せめてキャプションくらい入れろとか、結構不満だった。
でも、2度目にオーディオコメンタリーをオンにしてみると、要所要所に細かい解説が入るので、映像に対する興味の持ち方が全然違う。最初に見るときはこっちの方が断然オススメ。その後はオフにして、ボーッと見てるのがいい感じ。
見所としては、ひばりが丘団地のテラスハウス内や百草団地のセットバック(階段状)住棟内、赤羽台団地の単身棟やスターハウスの内部といった、普通は入れない団地内の映像が見られること。特に百草団地のはメチャクチャ気に入ってて、今すぐ住みたいくらい(笑)。あと、散歩感覚で団地内の見所が短時間で見られるのもいい。百草団地の連結住棟とか、海岸通団地の個性的な住棟なんかは結構お気に入り。すでに今では見られない団地や住棟もあると思うから、ある意味貴重かも。
「団地への招待」は、正真正銘の団地ブーム期(60年代)に、新しい生活様式の「団地の生活はこんな風にしましょうね」っていうのを紹介した映画(舞台はひばりが丘団地)。当時にしてみれば田舎から出てきて高級マンションに住むようなハイソな生活になるので、設備を正しく使いましょうねっていうのがメイン。今見ると、ガスに火を付けるタイプの風呂釜で「ガス中毒って怖いのね」なんてナレーションが入ったり、トイレが和式だったり、狭い部屋にソファー置いたりベッド置いたりしてほとんどスペースがなかったり、カクテル作ってバルコニーで飲んだりと、笑ってしまうようなギャップが当時の団地族では最先端だったわけで。あと、何かにつけて「共同生活」を強調してたのもポイント。これは今でも一緒だと思うけど。
あとは、普通そんなところ気にして見ないだろうっていう部分を。まずBGMなんだけど、前半3つの団地ではイージーリスニング風で「のんびりお散歩してます」っていう感じなのが、後半3つの団地では中期YMO入ってる?って感じのダウンテンポなエレクトロニカ風に。ちょっと意外だけど、どこか懐かしいのはYMO世代だからかなぁ。
あと、さらにどうでもいいかもしれないんだけど、ナレーションとオーディオコメンタリーの進行役をやった二唐章子(にがらあやこ)さんって、調べてみたら「[ma]」っていうユニットのヴォーカルやってる人らしい(ブログの該当記事)。どういうつながりでナレーションを引き受けることになったんだろう? 不思議だ。でも、まったく団地に興味なかったのが、オーディオコメンタリーが進むにつれて興味を持ってくるところが面白かったりして。
まあ、そんな感じでこのDVDは「僕たちの大好きな団地(過去記事)」に続けてオススメ。その他団地関連の書籍とか写真集も買ったので、その話はまた後日。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0011MR97I&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
団地DVDとしては去年だったか「団地マニア ~団地プレイはじめの一歩~」っていうバラエティ系のが出てるけど(過去記事)、「団地日和」はそれとは正反対の正統派――といってもカタい内容じゃなくて、ぼーっと流して見てるのが心地よいDVDだったりする。
DVDの内容は、30年代~40年代に建てられた低層~中層の公団住宅内を散歩してるようなイメージ映像と、付録が1960年に作られた啓蒙映画「団地への招待」、公団社歌「住宅公団の歌」。収録団地はひばりが丘団地、阿佐ヶ谷住宅、百草団地、草加松原団地、海岸通団地、赤羽台団地。
リンク: アルバトロス・フィルム「団地日和」.
</object>
これ、最初にオーディオコメンタリーをオフにして見たときは、あまりの解説のなさに「マニアでも分かってる人じゃないと楽しくないぞ、これ……」と思って、せめてキャプションくらい入れろとか、結構不満だった。
でも、2度目にオーディオコメンタリーをオンにしてみると、要所要所に細かい解説が入るので、映像に対する興味の持ち方が全然違う。最初に見るときはこっちの方が断然オススメ。その後はオフにして、ボーッと見てるのがいい感じ。
見所としては、ひばりが丘団地のテラスハウス内や百草団地のセットバック(階段状)住棟内、赤羽台団地の単身棟やスターハウスの内部といった、普通は入れない団地内の映像が見られること。特に百草団地のはメチャクチャ気に入ってて、今すぐ住みたいくらい(笑)。あと、散歩感覚で団地内の見所が短時間で見られるのもいい。百草団地の連結住棟とか、海岸通団地の個性的な住棟なんかは結構お気に入り。すでに今では見られない団地や住棟もあると思うから、ある意味貴重かも。
「団地への招待」は、正真正銘の団地ブーム期(60年代)に、新しい生活様式の「団地の生活はこんな風にしましょうね」っていうのを紹介した映画(舞台はひばりが丘団地)。当時にしてみれば田舎から出てきて高級マンションに住むようなハイソな生活になるので、設備を正しく使いましょうねっていうのがメイン。今見ると、ガスに火を付けるタイプの風呂釜で「ガス中毒って怖いのね」なんてナレーションが入ったり、トイレが和式だったり、狭い部屋にソファー置いたりベッド置いたりしてほとんどスペースがなかったり、カクテル作ってバルコニーで飲んだりと、笑ってしまうようなギャップが当時の団地族では最先端だったわけで。あと、何かにつけて「共同生活」を強調してたのもポイント。これは今でも一緒だと思うけど。
あとは、普通そんなところ気にして見ないだろうっていう部分を。まずBGMなんだけど、前半3つの団地ではイージーリスニング風で「のんびりお散歩してます」っていう感じなのが、後半3つの団地では中期YMO入ってる?って感じのダウンテンポなエレクトロニカ風に。ちょっと意外だけど、どこか懐かしいのはYMO世代だからかなぁ。
あと、さらにどうでもいいかもしれないんだけど、ナレーションとオーディオコメンタリーの進行役をやった二唐章子(にがらあやこ)さんって、調べてみたら「[ma]」っていうユニットのヴォーカルやってる人らしい(ブログの該当記事)。どういうつながりでナレーションを引き受けることになったんだろう? 不思議だ。でも、まったく団地に興味なかったのが、オーディオコメンタリーが進むにつれて興味を持ってくるところが面白かったりして。
まあ、そんな感じでこのDVDは「僕たちの大好きな団地(過去記事)」に続けてオススメ。その他団地関連の書籍とか写真集も買ったので、その話はまた後日。
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=blogoval-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0011MR97I&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>