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改めてテクノドンを

2006-11-07 23:36:46 | 音楽

このところ大して気になるニュースもなくて、気付いたらPSGマニアックスのことを書いてから1週間も経っちゃったのか。

この間、久しぶりに会った友人の家に遊びに行って、YMO関連の本とかソロのCDとかを色々借りてきた。その中の1冊に「テクノドン」っていうアルバムタイトルそのままの本があって、どうやら10数年前の再生コンサートの時に発売された本らしいんだけど、このインタビューをまとめたものはなかなか興味深く読めた。
テクノドンのアルバム自体は、もちろんYMOファンだから発売当時に買ったんだけど、当時すでに808ステイトやシステム7、ジ・オーブあたりの音を聴いてたもんで、さして新しくもなく地味で重いアルバムだなっていう印象だった。何度か聴いてはいたけど、トータル10回も聴いてないかもしれない。商業的にもそんなに上手く行かなかったと思うし。でも、考えてみればBGMやテクノデリックもそんな風に言われてて、10年以上経って再評価されたわけだし、何か情報があって聴いたらまた違うのかなと思って、さっきの本を借りてきたというわけ。
実際読んでみると、3人集まったときにはまだ何も決まってなくて、そこから制作のプロセスを経て何かをつかむ3人の心の動きっていうものがよく分かって、実際には売れなかったんだけど完成時点では何か確信があったんだなぁとか、そういうズレてる部分も含めて面白かった。それと、YMOっていう名の下に、豪勢な人たちがいろいろと集まってたんだって事も。そういえばHuman Audio SpongeのライブDVDのオマケで、細野さんがあの頃はどうこうなんてちょっとだけ言ってたような。

それで、本を読み終えて改めてテクノドンを聴いてみた。聴いてみたんだけど……うーむ。感想は昔とそう変わらないんだなぁ、これが。やっぱり何だか重くて、どこかあか抜けないアンビエントダブを聴いてるよう。本に書いてあった「いきそうで、いけない」感覚はあるものの、それ故に突き抜けないんだよなぁ。これがスケッチショウにつながるんだなっていうのは分かるんだけど。もう何回かリピートしてみるか。

TECHNODON(テクノドン)
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発売日:1993-06
TECHNODON TECHNODON
価格:¥ 3,059(税込)
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