新しい靴と写真

思いつくままPhoto.blog

真っ黒なあいつ

2015-04-10 18:09:27 | 職人

真っ黒で、みっしり詰まったあいつが食べたい。無性に。







ちょうど買い物に行くと言う姉に、「さて、ここで問題です。あー、もしもし。オレオレ。、みたいなやつ買って来てー。」と頼み、買って来たのがコレ。




















Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 / f2.8 ISO200













さすが。



ほぼアタリ(笑)





顔が似てると頭ん中も似てるのかなー?(違












姉が買って来たのはチョコクリームとストロベリークリーム。









確かにコレなのだが、真っ白なバニラクリームのを冷たい牛乳と一緒に食べる気満々だったので、ちょっとビミョー。(じゃぁ自分で買うて来いやー)





AX

職人 ~モノクロ

2014-11-21 21:21:05 | 職人

昨日に引き続き、職人を。








三条市の包丁工房タダフサさん。








Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 / f3.2 iso1250













フランスのパン職人さんを始め、世界中に贔屓が多いタダフサのパン切り包丁はあまりにも有名。



切り口の断面は驚くほど滑らかで、パン屑を出さずに「すー...」と切れるそれは、現在注文しても14ヶ月待ちだそうです。












Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 / f1.8 iso400













Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 / f1.8 iso320













Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 / f1.8 iso250




















どの職業も真摯に取り組むその姿はとても素晴らしいと思いますが、こうして自身の五感で「もの」を「つくる」職人さんは本当に格好いいと思う。









そういう職人さんを、私は、周りの空気ごと写真で切り取ってしまいたい。

















ポートレイトって難しい。








格好いい被写体は、もっと難しい。













でも、だから、こだわってみたい。



AX

職人

2014-11-20 17:42:41 | 職人

過日。





大学生の若人に混ざって職人さんの仕事場探訪。











Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 / f2.8 iso3200















色々なお話を聞かせて頂いた。









誇りを持って自分の仕事と真摯に向き合う。












その背中と荒れた手。



かっこいいと思う。











Panasonic LUMIX DMC GH2 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 / f2.8 iso320









AX

職人 × 技

2013-07-07 23:59:55 | 職人

残っていた引き継ぎも無事に終了。



これで私に課せられた業務は全て終わりました。








退職の数日前に「○○さんや△△さんともじっくり飲みたかったなー。もっと色んなお話ししたかったなー。」ってポロリとこぼした私の言葉をちゃんと覚えてくれていた仲間。

「じゃぁ、最後の日は4人で送別会しようね。○○さんには私から連絡しておくね。」って、音頭をとってくれました。






いつものヨレヨレTシャツに、相変わらずのボサボサ頭のまま会場へ。






2階のお座敷の襖を開けると・・・








GH2 MF絞り優先AE、SS1/60秒、F2.0、EV0.0、ISO250









なななな、なーんと!!



お世話になった各方面の各人が勢揃いしてくださっているではないですか!!!(><)







GH2 MF絞り優先AE、SS1/60秒、F1.7、EV0.0、ISO200










なんというサプライズ!!



もう、ね。

あたしゃ、泣くよ( ´;ω;`)ブワッ







ぜーんぜん聞いてなかったよ。



皆さん、お忙しいのに。

明日だって普通にお仕事だろうに。




いつもお腹グーグーいわせて、いい大人なのに落ち着きが無くて、ドジばっかりミスばっかりしてきた私。

どんだけ皆さんにご迷惑をお掛けして来たか、とてもここでは語り尽くせない・・・(滝汗





それなのに。




それなのにー!!!










感謝の言葉が見つからない。

本当に私は幸せもんです・・・










私は400年にも渡って脈々と受け継がれてきた燕市伝統の素晴らしい技を、県内外の方々に広くお伝えするご案内係を務めさせて頂いて参りました。





「 職人 × 技 = 誇り 」、が私の中のキーワード。





自分の両手で、目で、耳で。

五感を研ぎ澄ませ、黙々と逸品をつくり上げていく燕の職人たち。



卓越したその技。









言葉だけでは到底伝えきれない、ものづくりの奥深さと素晴らしさ。



実際に作業現場へご案内してその工程をご覧頂き、美しく磨き上げられた完成品を手に取ってじっくりご覧頂く。





お客様から頂戴する言葉は職人たちの誇りであり、我がまちの誇り。








G1 MFシャッター速度優先AE、SS1/250秒、F1.4、EV0.3、ISO1000









G1 シャッター速度優先AE、SS1/160秒、F1.4、EV0.3、ISO320











職人の手によって、まるで命が吹き込まれたように輝きを放つ金属。



真剣な眼差し。




その背中。









毎日そのすぐそばで仕事をさせて頂き、とても楽しかった。

私自身、とても得るものが多かった。





私も自分磨きせねば。

今の100倍、輝きたい。

AX

OPEN FACTORY.2

2012-12-20 23:40:56 | 職人

SUWADAさんOPEN FACTORYバックヤードツアーの続きです。



鍛造し、バリ抜きした部品はひとつひとつ微妙に寸法が違うため丁寧に削りながら等しく揃えていきます。





GH2 MFSS優先AE、SS1/125秒、F5.6、EV0.0、ISO3200








私自身、体験をさせて頂いたので写真は撮れませんでしたが、SUWADAさんの爪切りは鋏の部分に「丸」に「点」を象ったロゴマークの刻印をします。
続いて左右の部品を組み合わせ、中心にリベットを挿して一体にします。
台の上に曲がらないよう注意しながらそっと置き、足踏みミシンのようなペダルを思いっ切り踏むとガッチャン!!とプレスの力でリベットが収まるという仕組み。
すんごく面白くて「ぜ、是非、もう一度!!!(><)」と懇願。
2回もさせて頂きました。




研磨研削の後、成形工程へ。

動きの固さや左右のバランスを調整。






GH2 MFSS優先AE、SS1/30秒、F5.6、EV0.0、ISO3200








GH2 MF絞り優先AE、SS1/100秒、F5.6、EV0.0、ISO100









仕上げ研磨の後、合刃(あいば)の工程。
熟練した職人がダイヤモンドヤスリで左右の刃が寸分の狂いもなくピタリと閉じるよう刃先を研ぎ合わせます。

ヤスリをシュッとひと撫で。
ミリどころかミクロン単位の仕事です。





GH2 MF絞り優先AE、SS1/100秒、F5.6、EV0.0、ISO2500








GH2 MF絞り優先AE、SS1/20秒、F9.0、EV0.0、ISO3200









最後に刃付け(はつけ)をして検品をクリアしたものがこの工場から世界中へ出荷されます。





ただひたすら指先に神経を集中させてお仕事をなさる職人さん。


肩越しにその手元を間近で拝見させて頂いているとシャッターを切る音さえも憚られる思い。
実際に途中から写真を撮るのを遠慮していたのですが、アテンダントのおねぃさんが「職人は集中するために耳栓をしているので大丈夫ですよ。どうぞお気になさらずお撮り下さい。」って。

どこまでもプロの仕事。
本当に素晴らしい。





ものは違えど私も匠の技を持つ職人のそばで彼らの仕事を皆さまに説明し、作業工程をご案内をさせて頂く仕事をしている。
そういった面からもとても勉強になった、実り多い一日だった。


ものづくりのまち県央エリア。

口で多くは語らずともその背中が語る。
男たちの世界。


しびれる。

AX

OPEN FACTORY.1

2012-12-17 23:37:39 | 職人

随分遅くなりましたが・・・(汗


刃物のまち三条市。
諏訪田製作所さんの爪切りは日本国内だけでなく、海外でもプロのネイリストさんが愛用している事でも有名。

こちらではオープンファクトリーといって、職人さんたちが作業をなさっている様子をガラス越しに自由見学する事が出来ます。


ずっと「行ってみたいなぁ」と思い続けていましたが、「いつでも行けるじゃーん」って思っているとまず行かない(笑)
11月の3連休に本社工場リニューアル一周年記念でオープンファクトリーの更にその奥、「バックヤードツアー」が先着で参加出来ると聞き、満を持して行って来ました。(遅っ)






GH2 MF絞り優先AE、SS1/60秒、F8.0、EV0.0、ISO500






雨宿りという名目でちゃっかり高級車に乗車したのはこの日だったのでした^^;







バックヤードツアーは各回共に先着5名限定。
午後の回を目指してお昼ご飯も食べずに自宅を出発。
開始時刻の30分前に到着したものの、既に定員に達したとの非常に残念なお知らせ(;ω;)
(また明日、改めて出直すことにっ!?)、と、かな~りどんよりした雰囲気を漂わせていたらば、受付の綺麗なおねぃさんが「お陰様で大好評なので、本日は急遽もう一回実施する事になりました。今から2時間後のスタートですが、そちらも残り1名様のみとなっております。」ですって!

「はいはい!!はぁーいっ!!!」と全力で挙手し、ギリギリ滑り込みセーフ。
こうなりゃ待ち時間2時間なんて屁のカッパ。
あら、ヤダ。失礼。




待ってる間、ガラス越しにオープンファクトリー。




SUWADAの爪切りと言えばこれ。

鍛冶技術を活かし、大正15年から改良を重ね続けてきた爪切り。
鋼の質感にウットリ。






GH2 MF絞り優先AE、SS1/40秒、F5.6、EV0.0、ISO3200








いよいよ定刻になり、再度受付へ集合。
ここでSUWADAの職人さんと同じユニフォームに着替えます。

自分で自分の写真を撮れなかったのが非常に悔やまれますが、このユニフォームがめちゃくちゃカッコいい!!(・∀・)

燕尾服のような、執事のような、真っ黒いファクトリーコート。
パリコレでご活躍中のデザイナーさんオリジナルなんだそうです。
ダブルボタンでカフスまで!
うーん。なんだかおフランスの香りがします(行ったコトない)





ツアーの最初は鍛造(たんぞう)から。

1,100℃の高温で鋼を加熱。
続いてすぐさま400トンの力で叩き、材料を締まらせ鍛えます。





GH2 MF絞り優先AE、SS1/125秒、F5.6、EV0.0、ISO3200









バックヤードツアーの特権。
高温の炉の中を開いて見せて下さいました。

10秒と持たないほどの凄まじい熱風。。。




GH2 MF SS優先AE、SS1/40秒、F4.6、EV0.0、ISO1600









GH2 MF SS優先AE、SS1/13秒、F3.8、EV0.0、ISO160







上は「バリ抜き」。鍛造した材料からしっかりと鍛えられた部分だけを抜き打ちます。
1本の鋼で使われるのは僅か3割程度。
型を抜いた残り7割は捨ててしまいます。
「勿体なので温め直してまた使いますよね?」と質問したら、「いいえ。捨てます。」ですって。






GH2 MF絞り優先AE、SS1/5秒、F9.0、EV0.0、ISO3200





ホントに捨てられていく。






こちらも鍛造。
定形外や特注の品を作る時はここで作業をします。



GH2 MF絞り優先AE、SS1/5秒、F9.0、EV0.0、ISO3200






鍛造工場ではこの写真の他に「火造り」と呼ばれる、いわゆる「鍛冶屋」さんの作業場も間近で見ることが出来ました。



既に画像もりもり。

続きは後日。チェケラッ。


AX