新しい靴と写真

思いつくままPhoto.blog

今年88冊目

2015-11-26 18:37:07 | 

今年88冊目は米澤穂信さんの「満願」。



2014年の、「ミステリ読みのプロフェッショナルが選ぶ年間ランキング」。


2位に大差をつけて圧勝したのがこの「満願」でした。
















2015年「このミステリーがすごい!」を始め、2015年「ミステリーが読みたい!」、2014年「週刊文春ミステリーベスト10」のミステリーランキングで堂々の3冠。



殺人の刑期を終え出所した女や、資源開発のために治安の悪い東南アジアで命がけの現地交渉する外交員の男、関所であった下田の峠道でドライブインを営みながら当時の名残りの地蔵を守る老婆、保身のために取り繕う新人警官。





舞台は異なれど、どれも越えてはならない一線を踏み越えてしまった6つの短編はそれぞれ「あ・・。なんか、それ、分かるかも・・・」と思わせる、じわりとくるホラー。




AX

今更ながら

2015-11-18 23:28:34 | おいしいもの

これまで自分のお弁当は自分で作って来た。


いや違うな。




これまで、「自分の分のお弁当を作って来た」、だ。







よく考えたら、家族のお弁当組の分、全部まとめて作った方が手っ取り早いしガス代やなんか諸々節約できるじゃん!(怒














普通のご家庭は旦那さんや高校生のお子さんのお弁当、お母さんがまとめて作ってたりするよねぇ。



同じ食材使えばほぼ同じメニューになる。


それをわざわざ一人が自分の分を作り終え、「お待たせー、コンロ空いたよー」なんて声を掛けて次の別の人がほぼ同じものを時間差で作って・・・・って、なんじゃそりゃ。





家を出る時間がバラバラだから、それに合わせて各自がそれぞれ自作していたけれど、なんで今まで気付かなかったんだろう我が家は。



随分のんびりした、トホホな一家です ... (´Д`)









ミニハンバーグを作ろうと思ってみじん切りした玉ねぎを合わせてよく混ぜて。



さあ焼くぞ!!!と、成形したタネをフライパンに並べ入れてビックリ。

つい3分前までハンバーグ作ってたつもりが、全部まん丸!!Σ( ̄□ ̄ノ)ノ



しかも完全に無意識!!(><)



こりゃ、もう、かなり海馬が委縮してるのかも・・・(焦




急遽、照り焼きソースに絡めて肉団子となりました。トホホ。

AX





モチモチ祭り

2015-11-14 17:29:31 | おいしいもの

夕ご飯の支度をしようと冷蔵庫を開けてみたら、父が買って来たと思われる絹ごし豆腐が4丁。





こんな時、いつもなら手っ取り早く湯豆腐で済ませるのですが、他の食材は春菊、大根、蕪に玉ねぎ、あとはジャガイモくらい。


どうにもパンチ力に欠ける我が家の食糧事情(涙






棚の奥に眠っていたツナ缶を油切りして豆腐2丁に混ぜ込み、スプーンですくって揚げる豆腐ナゲットに初挑戦。










からりと揚がったものを1個つまみ食い。



んまいっっ!!!








こんなに美味しいなら大量に作って冷凍しておけばお弁当にも使える♪、ってんで、残りの豆腐2丁も追加。






が、しかし。





つなぎに使う片栗粉がもうない!(T∇T)









全部の戸棚と引出しを探してやっと見つけたのは「上新粉」!!

(見た目も触った感じも片栗粉そっくりですが、上新粉は原料がもち米。これは白玉を作るもの;;)







絶対、父が片栗粉と間違えて買って来たものだ。

(だからあれほど、買い物に行く時には老眼鏡を持参するように!と言ったのに・・・悔)














仕方ない。




上新粉の他に薄力粉もたっぷり入れて、ついでに、なんか、イメージ的にパン粉も足しちゃえ!!(><)









んで、出来上がってみたら・・・・・・・














ふわふわモッチモチの豆腐ナゲット完成。





いやー、棚からぼた餅。


なにコレ、めっちゃ美味しい!!(T∇T)








中濃ソースとケチャップにタバスコを垂らした「なんちゃってBBQソース」で幾らでも食べれます。








結局、豆腐4丁でナゲット78個作りました(==;


AX

今年85冊目

2015-11-11 18:18:10 | 

この一冊前に読んだ原田ひ香さんの「ギリギリ」でも自分の年齢や生き方について深く考えさせられたのに、間髪入れずに続けて読んだ本書ではもう完全にノックアウトされた。



今年85冊目は伊吹有喜さんの「ミッドナイト・バス」。














新潟と東京を往復する長距離深夜バス、白鳥交通の運転士・利一はお客様やスーツケースだけでなく、様々な思いを乗せて高速道路をひた走る。




就職のために上京するドキドキや旅のワクワク。

出張や田舎の親の介護や、遠距離恋愛中の恋人に会いに行くため等々。


年齢も環境も理由も異なる。



でも、そのバスに乗り合わせる皆の目的地はひとつ。







バスは時空を超えるタイムトラベルに似ている。















離婚し、子どもたちも大きくなってバラバラになった家族は、皆がそれぞれ過去に縛られ不器用であるが故に自分の気持ちに素直になれないでいる。


家族であっても互いが気を遣い、本当に言いたい事を伝えられずにいたり。





でもそれぞれが一歩ずつ前に進むよう、赦し、受け入れ、詫びる。






萬代橋やバスセンター、おそらく県央エリアと思われる主人公の家、古町のドカベンの銅像が立ち並ぶマンガストリートに弥彦山スカイラインと温泉宿。


どれも私たちには馴染み深いキーワードが郷愁を掻き立て、想像の翼を広げさせてくれる。











闇を駆け抜けてゆくハクチョウさんのバスに私も乗車。


素晴らしい一冊に巡り合わせてくださったnemuさんに感謝。







朱鷺色の着物で万代の堤を歩く娘と母の描写に、明け方4時半、号泣してしまいました。









(読書週間に借りて読んだ「ミッドナイト・バス」に、図書館のお姉さんが可愛いクマさんのしおりを挟んでくださいました)


AX

ペコペコハングリー

2015-11-07 18:38:14 | おいしいもの

お腹ペッコリはガッツリお肉を欲してやまない。




万代で老舗の「ステーキハウスhungry」。









いつものように自分のものではないワインを、さも自分のために用意されたかのようにごくり。













続いて、いつものようにジュージュー熱々のステーキを、さも自分にサーブされたかのように一枚パチリ。

(その上、ひと口ペロリ;;)













いかんいかん。


私がオーダーしたのは重量感ハンパない特大のハンバーグだった。





オシャレでスレンダーな女性なら軽く引くくらいの400g。テヘ。











お店に着く30分前まで、「わたし、今日はめずらしく、あんまりお腹空いてないんだよねー」なんてほざいていたのは何処のどいつだ?!(滝汗









食欲の秋じゃなくったって、真夏でも真冬でも美味しい、お肉ミッシリハンバーグでした。

(この後、伊勢丹のチーズケーキをペロリと食べたのは、絶対に秘密です)


AX

温泉三昧の旅 ~2日目

2015-11-03 18:58:23 | 

朝目覚めたらいいお天気!


すこーん!と抜けた秋晴れの青空。




山の中なので昨夜の冷え込みはハンパなく、一晩明けたら昨日よりも確実に木々が色づいていてびっくり。













早速、朝食前にひとっ風呂頂き、THE朝食!な朝ご飯。




普段、家では朝ご飯を食べませんが、旅の朝食はどうしてこうも美味しいんでしょ。


ご飯をお代わりしてしまいました。





















チェックアウトし、フロントマンに近場のおススメスポットを訊ね、向かった先は角神不動滝。


落差23Mと19Mの2段になって爆音轟かせてます。













一番上まで上ると水しぶきが全身を包み、スプラッシュマウンテンのような楽しさ(笑)













マイナスイオンを浴びまくって、最後の目的地瓢湖を目指しました。




来るたび楽しい「白鳥のえさ」。




















ここに向かう道中、三川の辺りでカメラを持ってボーっとしている男子発見。


「こんな、な~んもないとこで何してんだろね(・・?」と思った瞬間、道路沿いのトンネルからいきなりSLが走ってきました!!!






うわわわわわっっ!!!!とうろたえている間にもSLは遥か後方へと走り去り、こちとら車の運転中だし、ただただ一同ビックリしただけで憧れのSL撮影は果たせず非常に無念・・・・涙












いやはや、県内で比較的近場の一泊旅でしたが温泉を満喫しまくった楽しい女子旅でした。






おまけのショット。





宿の夕食前に、お腹がペコペコすぎて我慢ならんかったので開封してしまったスターウォーズのミニフィギアが入ったチョコエッグ。


ダース・ベーダ―とかルーク・スカイウォーカーとか、「せめてR2-D2かヨーダが出てきて欲しいとこだよねー」なんて期待していたのに、中から現れたのは予想もしなかったチューバッカ。

しかも上半身のみ!(笑)







(チューバッカの、「Oh,no~!」って感じが我々のガッカリ度を如実に表してくれている)










もういっちょ、おまけ。


貸し切り露天風呂でのセルフサービスショット。








・・・・要らねー!(爆)




(お目汚し、失礼致しました)


AX

温泉三昧の旅

2015-11-02 23:58:15 | 

長らく温泉地で働いていたのもあって社員旅行や互助会旅行、研修等で全国様々な温泉地へ行った。


新潟県内も瀬波、胎内、月岡、五頭、岩室、寺泊、湯田上、鵜の浜、越後長野、六日町、湯之谷、湯沢、妙高温泉は網羅。




残すは鹿瀬角神、咲花と貝掛温泉には行っておきたい!と長らく熱望。






今回、念願かなって角神温泉で実に温泉らしい温泉を満喫して来ました。














紅葉にはあと一週間というところでしょうか?

それとも今年はこんななのかなー。






この日の朝は雨も降って生憎のお天気。


「寒い寒い」と凍える我々を、チェックインの1時間以上前にも関わらず「どうぞ、早速温泉で温まりください」と快く迎えてくださったのは「和みのリゾート ホテル角神」さん。





白樺と落葉松に囲まれた12万平方メートルもの広大な敷地内には大浴場が2ヶ所ありますが、それとは別に源泉掛け流しの貸切露天風呂がもう2ヶ所あり、友だちは「部屋でじょんのびしてるー」と言うので、私一人で楽しむことに。


貸切露天風呂「荒戸の湯」。


















(貸し切りだからこそ撮れる一枚ですねー)




一度に10人は入れる広さ!


それを私一人で!!



なんとも贅沢です~ (*´Д`)





源泉から30メートルほど離れた所にあり、掛け流しにこだわって加温をしていないのでぬるめ。



肩から上、湯に浸かっていないと鳥肌が立ちそうな外気温でしたが(恐らく8℃とか、そのくらい)、それでも景色を見ながらじ~っとしてるとポカポカしてきます。








一度部屋に戻り、じょんのびしていた友だちと合流して、今度は本館の大浴場へ。



こちらのお風呂もまた素晴らしい!



ナトリウム炭酸水素塩泉とのこと。

少し茶色がかった、とろりとするお湯で、身体の芯がほぐれていくのがよく分かります。




大きな内風呂と、角神湖(ダム湖)を見下ろす露天風呂は「あぁ、今、わたし、温泉に浸かってるんだわー」って実感。



実に「温泉」らしい温泉なのです。




ここ、大正解でした!!◎










夕食は大広間の食事処で。



朝晩共にバイキングじゃない和膳の旅は久し振り!





山の幸を中心に、季節のお料理を堪能。
























美味しくって食べるのに夢中で和牛の陶板焼きとか椀物とかデザートとか、完全に撮るのを忘れてた。テヘ。










部屋に戻ったらお布団の用意が出来ていて、「満腹すぎて、もう、ひと口たりとも入らない。とりあえず横になりたい。うん、それがいい、そうしよう。」とゴロリ。




みんなでダラダラしながら実にくだらない話に花が咲く。(こればっかりは幾つになってもやめられない)




そしたら、なんか、視界の端にゆっくり蠢くものが・・・。



山の中なもんでカメムシさんが遊びに来てくれてました(笑)






内線でフロントに電話し、「ぜっんぜん怖くないんですけど、ホラ、場合によっちゃ反撃されるとニオイが・・・・」と告げたら、みなまで話し終える前に「今すぐにお伺いいたしますっ!!!」と、速攻で虫取り名人が虫取り網とガムテープ持って来て下さいました。



でも、名人が到着するほんの2分ほど目を離した隙に「ニオイが心配なお客さん」は姿を消してしまい・・・



「いやいやいや、ホントにいたんですってば!!」って訴えても、実際いないし(--;




なんかもう、虫取りそっちのけでおじさんと話しが盛り上がり(結局、無事に退治は出来ましたが)、なんだか楽しくなっちゃって、熱燗のお銚子でも持って来てもらって布団の上で酌み交わしたいくらい(笑)







その後、別館の方の温泉も頂いて、身体はポカポカ、心はホワホワのまま朝までイビキ合戦に突入したのであった。


・・・・・・いや、イビキは私だけか(涙



(もうちょっと続く)




AX