今年に入って読んだ本は以下の通り。
■1月■
① ビートたけし「アナログ」
② 有川浩「空飛ぶ広報室」
③ 新堂冬樹「君が悪い」
④ 太田愛「幻夏」
■2月■
⑤ 北野武「ラストシーン」
⑥ 河合莞爾「スノウ・エンジェル」
⑦ 今邑彩「少女Aの殺人」
あんま読んでないな。
この少なさを自分なりに考察してみると・・・・
この家の寝室にしている部屋はとにかく寒い。
サッシに鍵を掛けても隙間から吹き込んでくる寒風がピューピュー鳴る始末。
築年数の経ったザ・日本家屋なので、密閉性が低い。
その上、今年はこの雪。
読書は毎晩寝る前にベッドに入って1時間~1時間半なのですが、ギリギリまで石油ストーブで部屋を暖めても、消火してベッドに入った瞬間からグングン室温が下がっていくのがよく分かる。
いくらニトリの羽毛布団が暖かいとはいえ、布団から両腕を出して本を構えると数分で指先がかじかんでくる。
原因はこれだ。
寒くて寒くて布団から腕を出していられない。
読み進めるどころじゃないのだ。
・・・・・と、自分では考えているのだけれど、ホントのところどうなんでしょうね^^;
ただ眠たいだけかなー?
昨年に新潟空港隣りの自衛隊駐屯地で見た航空祭がすごく楽しくて、テレビドラマ「空飛ぶ広報室」をネットで探して全話見た。
すごく面白かったのだけれど、原作本の方が数倍良かった!
とにかく泣けた。
ベッドで号泣。
今まで思っていた自衛隊のイメージが大きく変わった。
益々本物のブルーインパルスを見に行きたくなった!
そして今年6冊目に読んだ本がこれ。
河合莞爾さんの「スノウ・エンジェル」。
デビュー作にして第32回横溝正史大賞を受賞した「デッドマン」が中々面白かったので、他にもこの作者の作品を読んでみたいと思っていた。
戦中戦後に国内外で蔓延したヒロポンなどは、日本が国民の士気と生産性向上のために合法化して推奨した覚醒剤である事は勿論知っている。
現在は2020年の東京五輪に向けてカジノを合法化しようと動いている。
煙草もアルコールも賭博も、やり過ぎたら身体に悪いと明文化して謳いながら、その中毒性から細く長く利益が見込まれるそれら「商品」を合法化して税を乗せる。
近い将来、再び覚醒剤を合法化するのではないか。
身体には全く無害の、精神だけに強く影響する、過去に例を見ないほど依存性の高い全く新しいドラッグを。
それが「スノウ・エンジェル」。
国家の黒い部分を元刑事が暴き抗おうとする骨の太い作品。
うーーん・・・
現実社会でもあり得ない話ではない??
ゾワゾワしながら一気に読み終えた。
この後日譚として、いよいよ合法化されたカジノ特区が舞台となった別書も是非読みたい。