nemuさんからご紹介頂いた伊吹有喜さんの小説が素晴らしく良かったので、映画化されると聞いて以来、ずっと心待ちにしていた「ミッドナイト・バス」。
製作が創業140周年の新潟日報社。
毎朝配達して頂いている最寄りの販売所に電話を掛けると、公開直前になって最後の駆け込み需要か「大人気でうちにも在庫が無いんですよ。本部から取り寄せて、届き次第お宅へお持ちしますので少し待っててください!」との事。
数日後、2枚購入したので特製クリアファイルと一緒に自宅まで届けて下さいました。
良かったー。間に合った!
いつ行こうか、いつ行こうかと機を窺う。
公開初日は舞台挨拶付きで何処も大入り。
一週間待ってようやく今日観に行って来ました。
白鳥交通の長距離バス運転手・利一は勿論、長男も長女も、元妻も現恋人も、ここに登場する人物は皆、とても不器用な生き方をしている。
一度バラバラになってしまったが為に互いを思い遣る事が上手に出来ない。
その上、うまく自分の気持ちを表せられないのだ。
素直に、正直になり切れない。
見ていると何だかモヤモヤしてくる。
多分、それは自分にも当てはまるから。
でも少しずつゆっくりと、それはほどけていく。
劇中では新潟県内のあちこちが美しく映し出されていた。
どの場所も私たちに馴染み深い。
利一役の原田泰三さんは勿論、山本未来さんの演技が秀逸だった。
唯一、万代バスセンターへと出勤する利一の家が下田というのはちょっと遠過ぎやしませんか??、と思ったけれどトータルで結果オーライ(笑)
原作とは違ったラスト。
柴犬おいでちゃんもめんこかったー(*´▽`*)