マザー3終了!敵はアメリカ。主人公イラク。

2007-02-15 03:18:53 | Weblog
いやあ・・・気持ち悪くなりながら、なんとかクリアしました。
地方によっては、クリアすることを「解く」とか「解いた」
とか言ったりもするようですが・・・、僕は言ったことないっす。
「クリアした」とか「越した」とかは言いますが。

で、マザー3の感想は・・・・・・・・・・・・・・難しい!
う~む・・・・・・・・・・・・・・。
このゲームの監督みたいな人である糸井重里さんは、
「プレイヤーに想像の余地を残した」
見たいな事を言っていたみたいですが・・・・・・。
世界が破壊されて、真っ暗になって終わる・・・という終わり方は、
・・・ちょっとなんかいただけないかな・・・。

めちゃくちゃ簡単に言うと、マザー3って、
悪役は、世界を滅ぼそうとした。
主人公は、全人類を天国に行かそうとした。
・・・みたいなもんかなと。
結局、どちらも世界を滅ぼした事に変わりは無いわけで。
違いは、悪人が世界を滅ぼしたか、善人が世界を滅ぼしたかの違い。
なんか・・・小学生もやるようなゲームでこんな演出ってありなのかな?
あまりにも皮肉たっぷりの演出だなと思いました。
いやあ・・・・・・でも、う~ん・・・。

僕の中で、基本的にRPGというものは
「世界を滅ぼそうとする悪い奴(物、現象含む)を、力をあわせて倒すゲーム」
という事で決定しちゃっています。
僕の中では勧善懲悪、がRPGの大前提。
なので、この終わり方はすごーい違和感なんですね~。

まあ・・・というわけで僕はちょっと消化不良ですが、
結局のところ、糸井重里さんは

「正義の気持ちを持って、世界のために行動したとしても、それが本当に世界の幸せや平和に繋がるのか?それは誰にもわからない」

ということを、た~~~~っっっっっぷりと皮肉を込めて描いたんだと思います。
敵の「ブタ軍団」はアメリカで、自分たち「リュカ」はイラクを表しているのかなと。
で、物語のキーとなる「ドラゴン」は「核」の脅威。
実際・・・主人公の意見に賛同する人って少数派。
大多数が都会の生活に憧れて村を出たし「ブタ軍団」には賛同している。
そんな中、主人公=イラク と ブタ軍団=アメリカ は、ドラゴン=核 の取り合いをして、
最終的には主人公が勝利して世界を破壊しましたよと。

そういう物語を書くことで、子供たちに
イラク戦争のおかしさ、難しさを伝えようとしたんじゃないかな~?
ちなみにブタ軍団はハンバーグ食べるし、太ってるし、
そこもめちゃくちゃ悪く皮肉ってそう・・・。
結局戦争は勝ったほうが正義、みたいな皮肉も込められてそう。

わかるような気もするんだけど・・・
僕としてはもっと善悪がはっきりして泣けるRPGがしたい!(笑)
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