今日は、朝から雨が降ってます。
お天気も悪いが、身体もシャンとせず、気分的にもドンヨリ気味。
さて、その原因となるのが昨日の釣りであります。
6月以来となる小浜のフカセ釣り 鯛に行ってきました。
もちろん数日前からやる気、釣る気マンマンでありました。
前日には釣具屋さんで仕掛けなどのレクチャーを受け、もう気分は大鯛、いやヒラマサ、それとも良型イサキ・・・。
という妄想で頭の中はいっぱい。
その期待のまま6:30 瓦職人H君が迎えに来てくれて出発。
途中、これまた釣る気マンマンのK氏を乗せて、一路小浜へ。
車中でも、どれだけ釣るんや、というような話で盛り上がってます。
「釣りに行く前が、一番おもろいな。」
そんなことも言っていたような気がします。
あ~、今思えば、もう一度あの車中に時間に戻ればなぁ~。
と、後悔しきり。
それでは、小浜旧港に到着。
いつもの「わかさⅡ」です。
上野船長は、船の給油に行かれていて不在。
しばし、待ちます。
そして、来られました。
すると、これまた上野船長、忘れ物が発覚。
家まで取りに帰られている間、またまたしばし待ちます。
ほんと今思えばあの待っている間の時刻に戻ればなぁ~。
なにをくどくどと悔やんでいるかと言えば、実は酔い止めを飲むのを忘れてました。
このところ、まったく船酔いをしていない私。
昨年の6月に行ったときなんかは、どエライうねりでしたが、なんのその。
そんな自信もありましたが、元来よく酔ってました。
そのため、必ず乗船前には、錠剤とアンプルの酔い止めを服用。
これでOK。
しかし、今回は待っている時間も長ったので、その間に服用しておけばバッチリだったのに・・・。
気づいたときは、出港してうねる波を見ながらK氏が、「大丈夫か? 酔わへんか?」と声をかけられた時。
しまったぁ~、酔い止めを飲んでいなかったなぁ~。
ちなみに酔い止めは乗船30分前に服用が必要で、すでに遅し。
しかし、最近は酔っていなかったし、大丈夫だろう、と言い聞かせます。
そして、ポイントに到着。
すぐに酔い止めを服用しますが、すでに船は荒れた海で揺れまくってます。
そんな中、準備をして、大鯛よ来い!と期待を込めて仕掛けを投入。
オキアミをパラパラと撒き、仕掛けを流していきます。
しばらくするとH君の仕掛けと私の仕掛けが絡んだ模様。
H君が回収し、ほどきます。
その様子を眺めていると、どうも様子がおかしくなってきた。
ウッ・・・。
突然です。
アカン。
急きょ場所を移動して、オェーーーーーッ。
涙を流しながら、オェーーーーーーッ。
こうなったら、もうあきまへん。
船室に倒れ込み、バタンキュー。
まだ時刻は9時半過ぎだったかな。
1投目を流している途中のできごとでした。
もうそれから、地獄の時間が・・・。
船酔いというのは、とにかくゲロッて全部出すこと。
そして、あとは寝転んでいること。
これしかありません。
しばらくしてから、こちらは意識が朦朧状態の中、外の二人は歓声が・・・。
どうやらヒラマサが廻ってきたようです。
H君2本、K氏1本をあげられた模様。
それから、夢の中か現実かわからない状態の私は、遠くから聞こえる二人の声も幻聴のようにも思えて。
時折、ぐじ鯛が釣れたとか、イサキが来たとか・・・。
時折、耳に入ってきて羨ましい限り。
私は、うつろな視線で、船内から見える空を眺め、そして、波の揺れに耐えてます。
時折、フッと気分がよくなり、ヨォーーーシ、いっちょ釣ったろかーーー、と思い体を起こしますが、すぐにオェッ。
あきまへん。
起き上がると、酔いが襲ってきます。
辛い、悲しい、むなしい、情けない。
1匹も釣っていないどころか、仕掛けを流すのも途中でした。
大きなため息しか出ません。
そこで、そんな中、上野船長は救いの手を差し伸べてくださいました。
二人の世話をしながらも、私の代わりに竿を出してくださりました。
かすかに聞こえてくる「鯛が釣れたでぇ―。」という声。
ちらっと見ると50㎝真鯛。
しかし、H君は74㎝の大鯛を釣ってました。
なんと羨ましい。
私も復活したい。
海はずっと波が高い。
ちょっと様子を見ていると、また酔いが・・・。
終盤、フカセ釣りから天秤仕掛けに変更。
H君は俄然天秤仕掛けがうまくいったようで、アタリを連発。
反面、K氏は苦戦されてます。
そんな中、船長がスゴイ引きのアタリが・・・。
なんと上がってきたのは、鰤。
こりゃ、スゴイ。
途中で変わろう、と言ってくださいましたが、すぐにダウン。
とにかく、何もできず、船内の狭い椅子の上で苦しんでました。
そんな中、私も釣れたのが・・・。
狭い中で、足が吊っちゃいました。
痛い、痛い、と船酔いと足の吊りの二重苦に襲われる私。
最悪です。
ということで、納竿の17時まで、結局寝たままでした。
アァーーーーー、情けない。
あの時、どうでも良い話をしている間に酔い止めを飲んどけば良かった。
後悔先に立たず。
それでも私のクーボックスの中は、こんな状態。
ひょっとして、私が竿を出していたより釣れていたかも・・・。
船酔いというのは、不思議です。
納竿して港へ帰るべく船が走り出したら、治まってきました。
そして、着眼して陸に上がると、もう大丈夫。
少し、ボーッとした感じはあるものの、吐き気などは全くなし。
とにかく一日中、飲まず食わずでいた私。
帰り王将でがっつり食っちゃいました。
今回は、酔い止めを飲まなかったことが一番の失点で、その上に低気圧の接近で海が荒れていたことが重なりました。
辛いつらい釣行でした。
もうしばらくは、船釣りはこりごりかな。
H君、K氏、そして船長、お世話になりました。
また、来年。
その時は、大鯛を釣り上げ、念願の魚拓を。
釣果
H君 大鯛 1 鯛 4 アマダイ 1 ワラサ 1 ヒラマサ 2
K氏 鯛 6 イサキ 2 サワラ 1 ヒラマサ 1
私のクーラーボックスの中 鰤 1 鯛 3 50㎝鯛 1 連呼鯛 2