今回撮影に赴いたのは南海の6000系です。
登場以来、楽に半世紀を超える活躍を継続中の6000系。
今更この古い車両を狙った理由は・・・。
1962年に運行開始した“6000系車両”を、なつかしのステンレス無塗装で運行します
何と!・・・お客様から「ステンレス無塗装を復活させてほしい!」という要望を頂き
その声に応えたという正に素晴らしき英断です。
南海の復刻カラーという事で過去にこのブログでも一度記事としてご紹介した事が有ります。
This color brings back memories. ~南海7000系・10000系~
サザンはともかく幼い頃の私にとって南海電車とはこのイメージでしたが当時の私は
殆ど南海に縁はなくて気が付けばこの色は懐かしの車体色となっていました。
一方、その頃の高野線で活躍中だった無塗装ステンレス車両は幼い私にとって無骨&無塗装の地味さが溢れる車両で
まったく興味の対象となる存在では無かったのですが私自身がその車両と同等の齢を重ねたせいでしょうか?
『出来るならその姿を記録したい!』
そう思い立って本日、出撃しました。
結論から申し上げますと運良く現地到着から1時間足らずの張り込みで捕獲成功出来ました。
午前中という事で南北に走る南海の路線では順光という訳にはいきませんが懐かしの無塗装編成を
何とか捉える事が出来ました。
本当は前パンかつトップナンバーの6001Fを先頭したカットも記録したかったのですが基本、逆光となる上に
今日は捕獲した編成が河内長野到着後回送・入庫となりましたのでその願いは叶いませんでした。
ただ上記の写真を撮影後、後続の区間急行に乗車し無塗装復刻編成に追いつき、短区間の乗車も果たしました。
今や大手私鉄現役車として珍しい片開き扉が貴重な存在です。
私よりも数年先輩だという事を表すプレート(笑)です。
単に車体に貼られていたカラーテープを剝がしただけではなくこんな所にもしっかりと手が・・・
ちゃんと車番のプレートはグリーン地に。
因みに6000系の血を引く6300系の現行塗装のプレートはこんな感じです。
また車体側面にある社章も現行車ではこんな感じなんですが
復刻車では・・・
剝がした後が見えるのはご愛敬ですがしっかりと手を入れている事が分かりますね。
復刻車撮影のついでに久しぶりの6000系乗車も果たし乗り心地も堪能しました!
因みに比較という事で今日撮影した現行の6000系や6300系の姿も披露します。
6000系 現行カラー車
6300系
6000系と比べてスカート装着、両開き乗降扉が差異となりますね。
7000系や加太線に残る旧型車と同様、このスタイルも今となってはとても味わい深いと言えますね。
ついでなのでこの日撮った他の写真も・・・
泉北高速鉄道5000系
12000系サザンプレミアム+9000系
最後は・・・
30000系“こうや”
個人的には好みの30000系。
過去にも一度記事にした高野線のクィーンこと30000系。
高野線のクイーン30000系 ~こうや~
先代の20000系デラックスズームカー程の個性やオーラは感じられませんがそのカラーと
控え目ながら流麗なスタイルは魅力的です。
少し前にあった車庫での脱線による離脱がニュースとなった30000系ですが
その車齢と共に将来は安泰とは行かないようですが機会が有ればまたしっかりと
撮影・乗車を楽しみたいと思っています。
久しぶりの南海撮影、堪能しました!