TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

リール近代美術館

2006-10-05 22:34:33 | ワインのまわり
美術館で絵画を見に行って思うこと。
20年くらいかかって、最近やっと自分なりに楽しく見れるようになった気がする・・。

子供の頃は、額の中に入った「有名な絵」くらいの印象。
キレイ、とか、好き、とか。
大人になっては、アーティストの個性とか区別できるようになったり。


最近は絵をみるときこんな風なことを受け止めるようになった。
絵にまつわる時代背景、画家の人生、その絵や画家の誕生した場所、その国の様子・・・
なかなか楽しい。

こんな風に楽しめるようになったのも、ワインのせいからかしら。
いろんな国を旅したりしてワインに触れると、食文化、文化が必然的にくっついてくる。
で、欧米の様々な情報が私のなかにインプットされている。


「ピカソとモディリアーニの時代」展を見に行った。
今回もいろーんなことを考えながら、楽しく拝見した。

気になったのは、展覧会場も出口に近いところにあった一枚の写真。
今回の展覧会の出所先、「リール近代美術館」の写真。
緑の草に囲まれたなんとも雰囲気のよい素敵な美術館。




はじめて聞く館の名。
「リール近代美術館」は、観光では訪れることが少ない、北フランスにあって、20世紀美術の優れたコレクションを所蔵することで世界的に知られている。
今回は、そのリール美術館が所蔵するモダン・アートのコレクションの中からモディリアーニの作品12点やピカソの作品、ビュッフェの大作、ブラック、レジェ、カンディンスキー、ミロといった、20世紀を代表する画家たちの作品約100点を、日本で初めて公開したというもの。

その雰囲気があまりに素敵なので、「リール」を訪れて見たくなった。
きっと北フランスはベルギーとの国境の近く、食べ物も美味なのであろう。
絵とともに、美術館に吸い込まれた不思議な一日でありました。



リール美術館について