上高地ビジターセンターだより

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ひらひら飛ぶ訳は…

2012-06-28 06:16:21 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
徳沢キャンプ場では、ウスバシロチョウがのんびりと飛んでいます。
「スプリング エフェメラル」とも呼ばれる「春のはかない命」。夏までに産卵を済ませ、姿を消してしまいます。
太陽の日差しが大好きな蝶で、日が出ている間、止まることなく跳び続けて、日が陰ると葉に止まる変わり者?
「シロチョウ」と名が付いていますが、モンシロチョウなどのシロチョウ科ではなくアゲハチョウ科の蝶で、「ウスバアゲハ」とも呼ばれています。


ウスバシロチョウ

南の地方からやって来た、アサギマダラも時々見かけます。
夏から秋にかけて増えてゆきますので、これから上高地でもよく見られます。


アサギマダラ

ウスバシロチョウ、アサギマダラの飛び方は、「ひらひら、ふわふわ。」実にのんびりしています。これらの蝶は、有毒の植物を食べて育ち、食草の毒を体内に貯えています。そのため、野鳥などに捕食されることもなく、のんびりと飛べるわけです。

この季節上高地では、ルリタテハやアカタテハなども見られます。こちらの蝶は毒をもっていないので、俊敏な速さで飛んでいます。


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