いよいよ小梨の開花です。ついさっきまで雨がザンザンと降っていたのですが、一瞬の晴れ間をねらって、新しいカメラで花を撮影してきました。現在は１分咲き程度で、まだピンク色の蕾の方が目立っています。見頃はちょうど来週末のウエストン祭のころでしょうか。
なにやら長くて難しそうなタイトルですが・・・実は上高地にとっては大変珍しいイベントなのです。２０年に一度の穂高神社本宮大遷宮にあわせて、奥宮を持つ上高地でも舞楽祭が行われています。昨日２３日は河童橋前と明神穂高神社前で舞楽が奉納されました。雅楽の演奏に合わせての本格的な舞いは、色彩鮮やかな衣装も美しく、いつまでも眺めていたい気分でした。
こちらは徳本峠登山道のニリンソウです。知る人ぞ知る、静かな群生地です。少しずつ周囲の草が伸びてきているのでニリンソウも背伸びして頑張っています。今年は開花が早めでしたが、その後寒い日が続いたりして、全体的には例年とさほど変わらない展開になったような気がします。
清水川のほとりでチラホラと春のお花が咲き出しています。エゾムラサキは咲き始めのこの感じがかわいらしいですね。お花たちが肩寄せあって、朝の光をまぶしそうに仰いでいました。この辺には他にもフデリンドウやシロバナノヘビイチゴ、キジムシロやスミレも咲いています。
先日の雨で山の雪解けが進んでいるようです。今日の梓川は水量が豊富で、まるで絵の具を溶かしたような、不思議な美しいブルーです。落石による先週末からの県道通行止めで今は河童橋を渡る人影もありませんが、新緑は日に日に勢いを増して、ケショウヤナギもみずみずしい緑をまとっています。
２２日の１０：３０に通行止め解除の予定です。散策を予定されている皆さま、それまでもう少しだけお待ち下さい。
２２日の１０：３０に通行止め解除の予定です。散策を予定されている皆さま、それまでもう少しだけお待ち下さい。
ぶちっ！ぶちっ！と音がすると思ったら、一匹のサルがニリンソウの葉を引きちぎって食べていました。ああ・・・やっと咲き始めたニリンソウ・・・しかも蕾まで・・・。しかし、彼らも厳しい上高地の冬を耐え抜いて、やっと美味しい物が食べられるわけですから咎めるわけにはいきませんね。
小さなキツツキの仲間、コゲラがビジターセンター前の小梨に巣を作っています。きれいな丸い巣穴を、木屑を飛ばしながら毎日地道に掘り進めています。今はまだ小梨もようやく芽吹いてきたところですからこのように観察しやすいのですが、そのうちに葉が茂ってくると隠れてしまいそうです。ヒナたちが巣立つのは、ちょうど小梨の花が咲く頃でしょうか。
曇りや雨の日が続いて、そろそろお日さまが恋しくなっていたところです。今朝は霧に包まれていた上高地も、８時頃には山がきれいに見えてきました。焼岳の残雪はまばらに残っています。さすがにまだ登山者も少ないようです。
予報では、これから少し安定したお天気が続きそうですから、いよいよ上高地も春らしくお花の情報をお伝えすることができそうです。
予報では、これから少し安定したお天気が続きそうですから、いよいよ上高地も春らしくお花の情報をお伝えすることができそうです。
今年も開山とともに大型連休がやってまいりました。このところの安定したお天気で、上高地を訪れた皆様も一枚上着を脱いで散策を楽しんでいます。今の見所は・・・この穂高連峰とチラホラ咲き始めた春のお花といったところでしょうか。私たちも自然情報収集に出かけては、冬の間にすっかり鈍ってしまった野性のカンを取り戻しているところです。