上高地ビジターセンターだより

上高地ビジターセンターから季節・自然の情報をお届けします

タマガワホトトギス

2011-07-23 09:03:00 | 植物(上高地ニュース)
タマガワホトトギスが咲き始めました。

タマガワホトトギスの「タマガワ」は京都の玉川のことを示してます。そこで発見されたわけではなく、玉川は山吹で有名なところですのでタマガワホトトギスの色がそこの山吹の色のようだということだそうです。「ホトトギス」という部分は花についている斑点がホトトギスの胸の斑点に似ていることからついたといわれています。

斑点が印象的なお花ですね。

ビジターセンター周辺

2011-07-22 14:55:36 | 植物(上高地ニュース)
ビジターセンター周辺では現在、様々なお花が見られます。

まず清水川近くにはヤチトリカブトが開花中です。形が舞楽のときに頭につける鳥兜に似ており、また谷地に生えることからこの名前がついたようです。本当に面白い形をしていますね。

ビジターセンター裏手にはクガイソウが咲いています。
藪からしっぽがひょこひょこ生えているように見えます。

そしてシロバナノヘビイチゴのたくさんなっています。食用のオランダイチゴと同じ仲間であるため、熟すと甘くておいしいそうです。

山登りの季節!

2011-07-18 17:21:13 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
天気の晴れた、先日に西穂高独標まで行ってきました!

てくてく歩いていくと、
梓川沿いに咲く、ニッコウキスゲがまるで見送ってくれているようでした。

(梓川とニッコウキスゲ)

穂高橋近くの登山道入口をくぐって間もなく、もりもりのギンリョウソウに出会いました。
森に白く浮かび上がる姿が神秘的です。


(ギンリョウソウ)
宝水を過ぎて、しばらく登っていくとミヤマキンポウゲの美しい道に出ました!
太陽と同じ黄色の花がとても夏らしく、しばし休憩もかねてうっとりです。


(ミヤマキンポウゲの登山道)

西穂山荘を過ぎて、丸山を少しこえたあたりで道の端でなにやらモゴモゴ動く物が・・・!?

なんと、雷鳥でした!人を気にせず、まったり砂浴び中。
しばらくすると気が済んだのか、ハイマツの中に帰っていきました。


(雷鳥)

やっと独標に到着したのは出発から4時間後。
いままで来た道を振り返ると、美しい山々の景色に疲れも忘れてうれしい気持ちでいっぱいです。

(独標より上高地側を望む)

ゲンノショウコ

2011-07-18 15:33:50 | 植物(上高地ニュース)
各地でゲンノショウコが咲いています。

ゲンノショウコは東日本では白(上の写真)、西日本では濃いピンク(下の写真)と、東と西で花の色が変わる不思議なお花です。
上高地は西日本と東日本の中間地点あたりになるので両方の色が見られます。


また、ゲンノショウコは漢字で書くと「現の証拠」です。
葉を乾燥させて煎じて飲めば、下痢に効きます。
その効き目が速やかなことからこの名がつけられたそうです。


焼岳展望台にて

2011-07-14 15:49:39 | 植物(上高地ニュース)
焼岳展望台付近には現在、お花がたくさん咲いています。
そのなかでも多いのが写真(上)のハナニガナです。他にもシナノオトギリが咲いていました。
両方とも黄色のお花で、草原を彩っていました。

そしてノアザミも咲き始めていました。
草原の中で背の高いノアザミはとても目を引きます。