これがまたよく目立ちます。笹藪の中であやしく光る赤い実。夏に咲いていた雌株が今ようやく実をつけています。多年草で最初の年は球根が小さいので雄。数年経って球根が太ってくると雌に変身するのだそうです。面白いですね。ということは、このマムシグサも以前は少年だったわけですか。今は・・・文字通り熟女ですけれど。
朝の冷え込みが続き、一気に草木の変身が進みました。田代湿原は、もう草紅葉といような鮮やかな色ではありませんが、この枯れた感じが「さび」の風情でなかなか魅力的です。遙かにそびえる穂高はと言えば・・・山肌はちょうど紅葉の見ごろです。
「シルバーウィーク」始まりました。初めての9月連休なので、どのくらい混雑するのかしら・・・と思っていたら、上高地も山も大にぎわいです。今シーズン一番?いえいえ、ここ数年で一番というくらいの人出ではないでしょうか。河童橋も朝から賑やかです。
ウエストン碑横のカツラがきれいに色付き始めました。カツラと言えば、黄色くなるイメージがあるのですが、ここでは黄色というよりやさしいオレンジ色です。まん丸の葉が朝日に輝いていたので思わず歩みを止めました。隣のウエストンさんも、こころなしかいつもより嬉しそうでした。
今日の最高気温は15.8℃です。朝晩はヒーターが欠かせなくなってきました。10日の朝には霜も降りました。賑やかに初秋を彩っている花々も、さすがに少し元気がなくなりつつありますが、それでも中には今が盛りとばかりに咲き誇るシラネセンキュウに出会うことも・・・アップに充分耐えられる美しさが羨ましいです。
今日は気持のよい秋晴れです。外に出るとビジターセンター玄関から見上げた西穂高上空に雲がフワリフワリと浮かんでいました。山もなんとなく黄色っぽくなってきたような・・・秋ですね。少し風が冷たくて、フリースなんか引っぱり出して着ています。
明神ガイドの帰り道、久しぶりに右岸遊歩道を歩いてみました。距離は左岸より長いのですが、9月の風は気持よいので、どこまでも歩いてゆけそうです。そして夕方4時の岳沢湿原。傾きかけた太陽が六百山を照らしていました。ふと振り返ると、自分を追う影が長く伸びていることに気付いて、これまた秋の到来をしみじみと感じるのでした。
アザミってキク科なのですよね。だからやっぱり秋に咲く?
上高地には何種類かのアザミが咲きますが、よく目立っているのはこちらでしょうか。とにかく背が高くて、人よりも高く伸びています。針金みたいな細長い茎とギザギザの葉っぱ。そして控え目なお花。ウエストン碑から河童橋にかけて、それから明神橋付近でも多く見られます。
上高地には何種類かのアザミが咲きますが、よく目立っているのはこちらでしょうか。とにかく背が高くて、人よりも高く伸びています。針金みたいな細長い茎とギザギザの葉っぱ。そして控え目なお花。ウエストン碑から河童橋にかけて、それから明神橋付近でも多く見られます。