上高地に10種類以上もあると言われているヤナギの仲間。比べると、黄色く色付くタイプと緑のまま落葉するタイプがあります。もうだいぶ落葉しましたけれど、イヌコリヤナギは美しいあめ色になって、こうして朝の遊歩道を飾っています。
今朝の最低気温は-1.6℃です。布団から出るのが辛くなってきました。しかしこんな朝こそ思い切って外に出るのです。するとこんな光景が待っています。河童橋の手すりがキンキンに凍って氷の結晶がキレイです!でも足元はツルツル・・・景色に気を取られていると滑ってしまうので油断はできません。
寒い朝、ニホンザルの群れが明神橋のワイヤーを渡っていました。左岸から右岸へ、子猿も一緒になって渡ります。絶妙な平衡感覚がうらやましい。そして冬毛に衣替えしてモコモコです。抱いたらさぞかしあったかいでしょうね。多分その前にひっかかれますけど。
小雨落ちる土曜日の昼下がり、ビジターセンター周辺にアトリの群れがやってきました・・・というより、アトリの群れに襲われそうな勢いでした。なにしろ1000羽近くの大群で、その群れが一斉に空へと飛び立つ瞬間は、あっけにとられるばかり。この時期ならではの一大パフォーマンスに、久しぶりにドキドキしました。ちなみに、「アトリ」の名の由来は「集まる鳥」なのだそうです。思い切った省略ですね。
画像は現在の田代池の様子です。いよいよ上高地に秋の彩りがやってまいりました。上高地の谷はカラマツをはじめとする黄葉が多く、歩けば金色の世界が広がります。そして見上げた山には、紅葉もチラホラ。タイミングが良ければ白く冠雪した穂高も楽しめちゃいます。
梓川のマガモたち、気付けば雄はすっかり衣替えしていました。これで遠くからでも雄雌の区別がつきやすくなります。しかし人慣れした状態は相変わらず・・・通りがかった人々は「これって本物?」「作り物みたい!」と、この完璧な姿をカメラにおさめてゆきました。