今年はニッコウキスゲ（ゼンテイカ）が例年より多く咲いています。見られる場所は、ウエストン碑付近や田代橋下流の遊歩道沿いなどに限られていますが、大きな花で道ゆく人々の目を楽しませてくれています。時々ミヤマカラスアゲハなどが吸蜜に訪れています。この花を見ると、「夏だな～」と感じます。
モリアオガエルの卵塊をみつけました。田代湿原やウエストン園地で「ココココ」とかわいい声で鳴いているカエルです。普通は樹の枝に卵を産むらしいのですが、上高地では大抵、湿原のふちや水たまりのすみに産み付けられています。水の中に白いビニール袋が浮いているように見えたら、それはこの卵かもしれません。
田代湿原のレンゲツツジが満開になりました。だいたい例年通りのようです。雨が降ったり止んだり日が差したり、気まぐれなお天気のおかげで、今日の湿原は特に瑞々しく色彩もはっきり映えています。後を追うように咲きはじめたニッコウキスゲも、今年は蕾がたくさん付いていますので、乞うご期待です。
明神からの帰りに右岸遊歩道を歩いていたら、岳沢湿原でレンゲツツジの開花が始まっていました。このあたりは６月１５日現在で３分咲き程度ですが、人も少なかったので木道にしゃがみこんで、立枯と六百山をバックに一枚撮ってみました。こう見ると、六百山もなかなかカッコいい山です。湿原を渡る風が心地よく、いつまでも眺めていたい風景でした。
ヒメヘビイチゴの小さなお花が咲きました。よく晴れた早朝には、葉っぱの端にまあるい水滴が並んで、宝石のようにキラキラと輝きます。蒸散しきれなっかった水分を排出しているらしいのですが、こんな時に難しい話は野暮ですね。朝の日差しの中で、自然が創り出す不思議な美しさに、ひたすら感動することにしましょう。
ビジターセンターの石垣で、サルがクライミングの練習中！？
・・・というわけでもなさそうですね。時々こうして無断で石をなめにきています。
石をなめにきているのか、石の隙間の虫を探しているのか、確かめようと思って近づくと、猿の子ならぬ蜘蛛の子を散らしたように逃げてしまいます。実はこの時も、直前まで３匹仲良く壁にへばりついていたのですが、カメラを向けた途端、２匹に逃げられてしまいました。
・・・というわけでもなさそうですね。時々こうして無断で石をなめにきています。
石をなめにきているのか、石の隙間の虫を探しているのか、確かめようと思って近づくと、猿の子ならぬ蜘蛛の子を散らしたように逃げてしまいます。実はこの時も、直前まで３匹仲良く壁にへばりついていたのですが、カメラを向けた途端、２匹に逃げられてしまいました。
新緑の見頃を迎えた6月1日に、今年も第62回ウエストン祭が開催されました。毎年第一日曜日に開催する祭典はウォルター・ウエストンの功績を称え、夏山シーズンの登山の安全を祈るものです。ウエストン碑に花束がたむけられ、安曇小学校の子供達の声が上高地に響きわたりました。
小梨平のコナシは３分咲き程度の開花です。もう甘い香りも漂い始めています。花が咲いてくれると、どこにコナシの木があるのかが一目でわかるので、思いがけない場所で花を見つけて「あれ？あんなところにもあったんだ」と新たな発見をすることも・・・。見頃は今週末といったところでしょうか。
上高地のニリンソウ前線は徳沢まで進み、現在キャンプ場では一面のお花畑になっています。今日は快晴の日曜日。日帰り散策の方々もシートを広げてランチタイムを楽しんでいました。新緑とお花に囲まれて、のんびりテントで過ごすのも気持ちよさそうです。まだ蕾も付いていますから、もうしばらくは見頃が続きそうです