山上のお花畑 その３

同じく７月２８日の西穂山荘周辺です。先日コバイケイソウが咲いていたところに、今回はこんな黄色いお花が咲き乱れていました。オタカラコウ。上高地で見慣れているメタカラコウと比べると花びらの数も多く、やはり少々雰囲気が違います。しかもこれだけ群生すると壮観ですね。ピンク色のハクサンフウロも所々に咲き、お花畑に彩りを添えていました。

西穂独標への登山道

７月２８日（土）
本当はもっと視界の良い状態が理想なのですけれど・・・。西穂独標へ向かう登山道から振り返ったところです。前方に焼岳、左下には梓川が流れているのが見えています。週末なので、ハイマツの間を次々と登山者が上がってきます。この写真ではわかりませんが、ハイマツの下にはコケモモの小さな花がたくさん咲いていました。上高地からジメジメした樹林帯の急坂をひたすら登って３時間。稜線は涼しい風が吹き渡る別世界した。

センジュガンピ

なかなか梅雨明けしない上高地です。雨の日の散策はどうも苦手・・・と思われる方もいらっしゃるようですが、意外にお花の色は晴天時よりも雨や曇りの日のほうが美しく映えるものです。
センジュガンピはナデシコ科の真っ白いお花です。現在明神方面でよく咲いています。もともと暗い日陰を好んで咲いていますが、雨の日は特に、この白色が光り輝いて見える不思議な花です。
控えめだけれど凛とした姿。こんな花のような女性になりたいものです。

イヌセンボンタケ

こういうの、苦手な方にはごめんなさい。小さな丸いものがたくさん幹にくっついているので、一瞬、虫の卵かと思って「ギョッ！」としますが、正体はキノコです。ちょっと弱っている木や枯れてしまった木によく付いています。じめじめした梅雨時は様々なキノコを見つけますが、これほど印象的なキノコも少ないでしょう。ちなみに、このイヌセンボンタケは河童橋近くのケショウヤナギに付いていたものです。ということは、このケショウヤナギ、そろそろ弱ってきたということみたいです・・・

山上のお花畑 その後

つい２週間前に訪れた西穂山荘周辺のお花畑に、再びやってまいりました。前回は黄色いシナノキンバイが咲き乱れていた所に、今は替わってコバイケイソウの花が見頃になっています。上高地の花の移り変わりも早いのですが、稜線では更に変化がめまぐるしく驚かされます。山荘の方のお話では、今年はコバイケイソウのお花が例年よりも多いのだそうです。風に揺れながら、この愛嬌のある姿で疲れた登山者を癒してくれるので、コバイケイソウは夏山には欠かせない存在なのです。

オタマジャクシから

台風の影響か雨が続いていました。そんな雨の中、散策していると小さな枯葉のような茶色のものがピョコピョコ跳ねていました。近付いて見てみると・・・
それは２センチもないほどの小さなヒキガエルでした。春の頃の大きな姿のヒキガエルしか見たことがなく、あまりの小ささに驚きました。
雨を喜んでいる動物もいるのですね。
よーく地面を見ていると小さなカエルを発見することが出来るかも知れません。

白い綿毛の正体は・・・

最近の上高地で散策中の方々を驚かせているのがこの綿毛です。「ドロヤナギ」の果穂がはじけて中から種が飛び出しています。もちろん雨の日には綿毛は飛ばせないので、梅雨の晴れ間をねらっては、雪のように宙から舞い降りてきます（ドロヤナギの多い明神橋付近では、降り注ぐ、といった感じです）。上高地では毎年何種類もの柳が順番にこのような綿毛を飛ばすので、初夏の風物詩のひとつになっているのですが、初めて見る方々にとっては、やはりとても不思議な現象のようです。

逆さ。

これは岳沢湿原のデッキから見た、逆さ六百山！！
梅雨の晴れ間に散歩に行きました。夕方には雲が出てしまうことも多いですが、夕焼けでうっすらオレンジ色になるのがとてもキレイです。魚がはねる姿やマガモやオシドリの姿も見ることが出来ます。
ここから見る六百山の景色が好きで散歩コースとしてよく行く場所です。

山上のお花畑

７月に入ると、いよいよ夏山シーズンが近付いて、なんとなくソワソワしてきます。今日は早速、西穂山荘まで行ってきました。山荘周辺は予想以上にたくさんのお花が咲いていました。写真はオオサクラソウとサンリンソウですが、この他にもシナノキンバイやキヌガサソウ、ミツバオウレンなど、上高地では見られないようなお花に出会えて感激でした。