ホントに、やっと晴れました。梅雨明け宣言されてからもなかなかカラリと晴れる日が少ない上高地。だから今朝は久しぶりに穂高に会えたという感じです。荷揚げのヘリコプターも、この好天を逃すまいと朝から飛びまくっています。昨日まで葉裏に潜んでいた蝶たちも、今日は羽をいっぱいに広げて夏の上高地を謳歌することでしょう。
夏休みスタートです。出だしは少々荒れ模様のお天気でしたが、海の日には最高のお天気に恵まれました。早朝の徳沢はカラフルなテントがいっぱいです。美味しい空気と小鳥たちのさえずり。そして青空にそびえる前穂高岳。ここでは時間がゆっったりと流れてゆきます。
ミヤママタタビの実を発見しました。上高地にはそれほどたくさんはありませんが、徳沢の方まで歩くと遊歩道沿いで見ることができます。白くなったり桃色になったりしている葉っぱが目印。その葉の下に隠れています。お花もかわいいのですが、実もかわいいいですよ。
いよいよ上高地も梅雨明けのようです。と言ってもまだ曇りがちの予報が続きますが。
さてこちらは田代湿原。レンゲツツジは終わりまして今はサギスゲの綿毛が白く目立っています。よく探すとモウセンゴケなんかも見つかります。カオジロトンボも飛んでいますよ。
さてこちらは田代湿原。レンゲツツジは終わりまして今はサギスゲの綿毛が白く目立っています。よく探すとモウセンゴケなんかも見つかります。カオジロトンボも飛んでいますよ。
雨も降ります川も増水します。梅雨真っ盛り。それでもやはり花は美しい。カラマツソウは小梨平でフワリと華麗に咲いています。花びらの形がカラマツの葉によく似ているから「カラマツソウ」。ホントにそのとおりですね。真夏の花火も思い出します。
昨日からの雨で梓川は水かさが増えています。いつもは清々しい青色の梓川も、今日は全く違う川のように濁流になってしまいました。上流から流されてきた木の枝が浮いたり沈んだり・・・河童橋からのぞき込むと目が回ります。自然のチカラ、侮れません。
梓川に霧が立ちました。写真は朝8時ごろの風景なのですが、少し前ならもっと霧は深かったので、芥川龍之介の「河童」の主人公が河童に出会ったのも、きっと今朝のような雰囲気の中だったに違いありません。朝霧が出ると晴れる・・・の言い伝え通り、今日は雨の予報が一転して青空が見られました。