上高地ビジターセンターだより

上高地ビジターセンターから季節・自然の情報をお届けします

カラマツの黄葉が見頃です

2007-10-25 15:54:03 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
カラマツがいよいよ黄葉のピークを迎えようとしています。黄金に輝くカラマツ林の中にたたずめば、その感動は言葉になりません。更にこれが風で舞い落ちる瞬間を見てしまった時には、もうあなたも上高地の虜です。カツラやハルニレの黄葉も美しかったけれど、やはり上高地の秋といえばこの風景ですね。

凍ってます

2007-10-25 14:57:15 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
 連日氷点下の朝が続いています。9時頃になっても、梓川の川沿いはまだこんな状態です。中州のヤナギの幼木も、背後の黄色くなりかけたカラマツも霜で真っ白。少したてば太陽の光が当たって、一瞬にして氷はとけてしまいます。同時に木の葉は水分の重さでハラハラと落ち始めます。緑色のケヤマハンノキ、黄色のシラカバ、時々真っ赤なハウチワカエデ・・・。

栗名月

2007-10-24 08:41:40 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
十三夜の月。夜の7時ごろにビジターセンター裏の六百山の上に現れました。この同じ月を、みなさんもどこかで眺めていたでしょうか。(なんだか遠く離れた恋人への手紙みたいになってしまいましたが。)
いつもは真っ暗闇でライト無しではとても歩けない上高地の夜ですが、月明かりで穂高の白い稜線もくっきりと見え、足元にはカラマツの影が長く伸びていました。
遠くて身近で、普遍で不変・・・月って不思議な存在ですね。

冠雪しました

2007-10-22 14:34:21 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
10月21日、朝の穂高連峰です。真っ白い新雪をかぶっています。稜線付近は40cmもの積雪になっているのだそうです。上高地でも夜間に風花が舞ったのですが、残念ながら(?)積雪にはなりませんでした。降ったら降ったで、アタフタしてしまうのですが、やはり初雪というのはワクワクするものです。この時期の雪は、しばらくするとまた消えてしまうことが多いので、しっかりと目に焼き付けながら写真を撮りまくりました。

ちょっとしたニュース

2007-10-14 11:48:09 | 植物(上高地ニュース)
決して先月の写真ではありません。今朝撮った写真です。何故かアケボノソウが一株だけ、きれいに開花していました。普通は8月の末から9月の初め頃に咲きます。数は多くありませんが湿原などで時々みかける花です。秋も深まり、もう咲き残っているのはノコンギクぐらいだと思って歩いていたのでびっくり!上高地の自然は時々こんな気まぐれなところを見せて私たちを驚かせてくれます。

槍沢も。

2007-10-11 16:44:34 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
雨の中、明日はきっと晴れるはずと信じ登ったかいがありました。次の日は雲ひとつない快晴!!そしてナナカマドの赤い紅葉。何枚も何枚も振り返り写真を撮りました。
横尾まではたくさんの人だったのですが、槍沢につく頃にはほとんど人は居なく、静かな槍ヶ岳を満喫することが出来ました。

涸沢の流れ

2007-10-10 14:07:25 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
雨の中、濡れながら涸沢カールへ紅葉を見に行ってきました。例年に比べると遅れていますが、色付きはとても美しく、ちょうど見頃が始まっています。今日は朝からかなりの雨が降っていたため、いたるところで沢や滝が白い線となって現れていました。涸沢もまるで初夏の雪解けの頃のように水量が豊富で、登山道脇を、水音を響かせながら流れていました。

コナシの実ゆらゆら

2007-10-10 10:52:14 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
日に日に秋の雰囲気が深まりつつある上高地です。河童橋から眺める岳沢斜面がほんのり黄色く色付いてきました。こんなにお天気の良い日は、真っ赤なコナシの実が空の青に美しく映えます。最近はこの実を目当てに猿の群れが度々訪れます。樹の下に、新しい小枝が散乱していたら、それは早朝にお猿さんたちが食べ散らかした痕です。近くには必ずフンが落ちていますので気をつけてくださいね。