上高地ビジターセンターだより

上高地ビジターセンターから季節・自然の情報をお届けします

束の間の穂高

2008-10-30 16:43:29 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
今朝一番の河童橋からの風景です。白い穂高にようやく会えました。美しいですね・・・ため息が出ちゃいます。しかし、こうなるとすっかり冬山です。もうアイゼンピッケル無しではこわくてとても上までは登れません。小屋閉めの準備に追われている山小屋の方々も、この積雪で苦労されているのではないでしょうか。

焼岳の冠雪

2008-10-29 09:38:56 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
 再び焼岳。今朝の最低気温は2℃。26日には標高2000メートル付近まで雪になり、穂高も真っ白になりました。今日は恥ずかしがりやの穂高が雲隠れ中なので、振り返って焼岳の写真を撮りました。先週末の想定外の風雨により、カラマツは大分落葉してしまいましたが、そこを補ってまだ十分に余りある雪山の美しさです。

焼岳とカラマツ

2008-10-25 09:28:31 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
 山って不思議です。日によって大きさが違って見えるたり、近くに見えたりするのです。山が近くに見えると天候が悪くなるなんていうことを聞いたことがありますが、本当なんでしょうか・・・。さて今日の焼岳は、とても大きく見えています。カラマツの黄葉がピークを迎えて実に美しい。噴煙だけがゆらりと立ち上る。静と動の絶妙な演出が、この焼岳の魅力です。

冬毛になってきました

2008-10-25 09:13:08 | 植物(上高地ニュース)
 時々姿を現す上高地のおサルさんたち。今日はウエストン碑の近くで会いました。小さな子猿たちも得意の木登りで、道行く人々の歓声をあびていました。こちらはどっしりとかまえて近くに人がいても逃げる様子も威嚇するそぶりもありません。かじかんだ手でフワフワの冬毛をちょっと撫でてみたい衝動に駆られつつ、どこかのコマーシャルで見たようなポーズを写真に撮らせていただきました。

バスターミナルからの穂高

2008-10-20 15:24:17 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
毎朝氷点下まで下がり、カラマツも随分色付いてきました。バスターミナル周辺では金色のカーテンの向こう側に穂高の山々がそびえ、なんとも美しい風景です。シャトルバスから立ち下りた人々を迎える、上高地の顔です。このカラマツの色付きは今週いっぱいでピークとなり、月末にはハラハラと散る「金の雨」が楽しめるでしょう。

サワグルミのお猿さん

2008-10-13 17:20:27 | 植物(上高地ニュース)
ニコニコ顔のお猿さんが、大粒の汗を流しているような・・・とてもかわいらしいので、思わずパチリ。葉痕(葉の落ちたあと)が顔のように見えるのです。これはサワグルミですが、木によって葉痕は少しずつ表情が違います。散策しながら落葉した枝を丹念に探してみると、まだまだ楽しい発見がたくさんありそうです

快晴の焼岳

2008-10-05 14:22:06 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
そして10月4日、お昼前の焼岳です。
秋晴れが続いています。そろそろ涸沢や槍沢では紅葉の見頃を迎えているようです。今朝も大勢の登山者が奥へと向かってゆきました。上高地の谷も、ほんのりと秋色に変わってきて、焼岳の山腹ではダケカンバが黄色く色付き始めています。双眼鏡でのぞいてみたら、山頂には30人くらいの登山者が見えました。最高の展望、羨ましいですね。

朝焼けの前穂高岳

2008-10-05 14:14:44 | 自然・景観・気象(上高地ニュース)
10月2日、新村橋付近から見上げた朝の前穂です。
今月に入ってようやくお天気も安定してきました。快晴の朝はとにかく冷えます。0℃近くまで下がった冷たい空気の中を山へと向かっていたら、6時頃から頭上の峰々に朝日が当たり始めました。凍てついていた山も登山道も、薄暗い中をトボトボと歩いてきた心細さも、太陽の光が差したこの瞬間に、全てがとけてゆきました。