きょうを生きて living in a moment アドラムの洞窟

できることに集中すると美しさが生まれる。

その美しさを感じて息を吸おう。

高校卒業後に勘当

2013-02-28 21:42:24 | 日記
高校の卒業式はかなしかった。

進学高でほとんど進学する中

あしたからの当てがなにもない。

仕事もなく

卒業の翌日

この宗教を選ぶなら家に居られないと

言われた。

布団一組と勉強机だけもって

家を後にした。

玄関に命懸けで反対した

父親と母親が正座して座っていた。

(じゃあ。)

と声をかけると母親は泣き崩れ

父親も泣いた。

学生服をきたまま出ようとすると

父親が

(sectionalismだけは、きをつけるように。)

とアドバイスした。

その言葉ははじめて聞く言葉で耳をそばだてた。

玄関をうしろで閉めた。

大泣きに泣き崩れた両親の声が響いた。

自動車の助手席で


下を向き涙が止まらなかった。


ずっと泣いた。

涙が枯れるまで泣いた。

この先自分の、人生を保証するのは名に一つないという不安より

両親の期待を裏切った自分や

両親の哀しさが胸に突き刺さった

永い旅が始まった。



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12 コメント

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おやごごろというの。。 (てんてん)
2013-02-28 22:07:00

信仰の道を、未知のものとして 不安定のようにみますから おやごごろというのは とても心配されるんでしょうね。


それを振り切る時は 自分自身は正しいってわかっていても 意に添えない子供こころは 切られる思いだったりして。

一世の 戦いの始まり。。

そして 今も。
Re:おやごごろというの。。 (bereshit007)
2013-02-28 23:27:32
一世には、一世しかわからない

世界がありますね。

てんてんさんの経験したことも

いつか書いてみてくださいら。
…涙 (ペンペン草)
2013-02-28 23:53:06
泣けます…。

私も親の期待を裏切ってきました。

ごめんなさい
ごめんなさい

でも父や母を愛してる…感謝仕切れないほどに…
Re:…涙 (bereshit007)
2013-02-28 23:56:43
わかるよ…
思い出したこと (スピネル)
2013-03-01 00:32:47
私は親に愛された記憶が殆どありません 
頭を撫でられたり 抱きしめられたりしたこともありません話しかけても 無視されるか うるさいと怒られるので
口がきけなくなりました 
父が他人と笑いながら話しているのを観たときには
父も笑うことがあるんだと仰天しました
私が小学生の頃ですね
高卒で働き 中学のときからアルバイトをしてたので
そのお金と給料で まもなく一人暮らしをはじめました
親は なんの関心も示しませんでした 
セクト主義に気をつけろと言ってくれたのですね
泣いてくれたのですね
そして ご両親の家を出なければならなかった
bereshitさんは どんなに苦しかったでしょう
ご両親も身を切られる思いだったでしょうね
そのときのbereshitさんを抱きしめてあげたいです
そして その頃の私自身も頭をなでてやりたく
思いました
 
Re:思い出したこと (bereshit007)
2013-03-01 00:38:08
スピネルさんも苦労されたんですね。

辛い気持ちを思い出させてしまってごめんなさいね。


気持ちを働かせてくれてありがとう。
2世が (スナフキン)
2013-03-01 00:39:15
この場所を離れようと決意するときも同じだけの葛藤があるんです。
なぜ,それを,1世の人々は忘れてしまうのでしょうか?
唯一の真の宗教だから?
Re:2世が (bereshit007)
2013-03-01 00:46:53
2世の場合

親と宗教と価値観とカルト的な考えと

これまで生きた人生すべてと

一世より複雑で駆け引きが多いと思います。

二世で同じ経験したら

また分かり合えるかもしれません。

勘当されたような二世もいるし

親が信者だから帰れない状況もあると思います。

そうしたトピックを今度作ってみたいです。
Unknown (新緑)
2013-03-01 01:02:37
スナフキンさんのコメント
なんといったらいいのか…
胸に響きました。
同意します。
Re:Re:2世が (bereshit007)
2013-03-01 01:06:54
行為はおなじでも

一世の場合、親はなにも知らない被害者

だけど

二世の場合、親は加害者になってしまう

そこらあたりが、お互いを理解しずらくしてるかも。

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