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外は豪雨、なのに家の中は水が無い・・・断水、寒河江でも2日間の初体験

2013年08月05日 | ダムの安全・安心を考える

「天水桶」、聞いたことありますか? 「てんみずおけ」ではありません。「てんすいおけ」です。

まずは「天水」とは何?

『広辞苑』によれば、「そらとみずと。水天。」「天から降った水。あまみず。」だそうです。

たぶん、昔の人々は「天からいただくありがたいもの」として水を受けとめていたのではないでしょうか。

そして「天水桶」とは、「防火用として雨水をためておく桶。昔は屋上・軒先・町角などにおいた。」とあります。

     

今回の集中豪雨で考えさせられました。わが家のあたりも2日間断水し、その大変さにびっくりし、断水の原因となった集中豪雨を恨めしくも思いました。

でも、何人かの友人、知人に教えられました。

「外では雨がザーザー、なのに家の中では断水で水が無い。これおかしいよねー」と。

そうなんです。

雨が降りすぎて土砂崩れが起き、土砂が川に流れ込み、川が濁りすぎて浄水場が能力オーバーで浄水できなくなり、水道が供給できなくなった。

これ変ですよね。

昔の人は「天水桶」とか言って、天から授かった雨水をどう活用するか考えたようです。

それに対して、何百年もの間、進化(?)を続けた現代人は、天水を邪魔者のように排除、処理することしか考えていません。

断水の原因となった山形県の村山浄水場でも、「浄水能力を高める」と言ってるだけです。もっともっと集中豪雨が増えたら・・・、最後、天に人間が勝てるわけはありません。

   

私の提案は、たとえ集中豪雨でも、否、集中豪雨だからこそ、みんなで水の活用を考えるべきだということです。

その一つの例が「天水桶」です。

     

20130804

これは、わが家の駐車場の片隅にある雨水タンクです。

直径1メートル、深さ3メートルあります。15年ほど前に家を建てたときに建築業者にすすめられて造りました。

夏場は庭の植木などへの水撒きに、冬場はポンプで持ち上げて屋根の消雪に使っています。

造るときに50万ほどかかりましたが、その後、庭の水撒きに水道水を使う必要がありませんし、屋根の雪下ろしもこの15年間に2回しかしなくて済みました。私は雨水タンクを造ってよかったと思っています。

これは一例ですが、みんなが思い思いに天水の活用を考えたら、今よりもましな世の中になるんじゃないでしょうか?

あなたはどう思いますか?

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