怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

日本、朝鮮、中国などの北東アジアを、戦争とテロの「第二の中東」にするな! ④安倍政権は和平への扉を閉ざすな!

2017年10月12日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

驚いたことに安倍政権は北朝鮮の「挑発行動」を非難しつつも、自らが戦争にまっしぐらとなっているようです。

それを痛感したのが最近の3つのできごとです。

安倍首相は、和平への扉を、ひとつ、また一つ・・・と閉じているのです。

[出来事その1] 「対話による問題解決の試みは、無に帰した」9月20日):

国連総会で安倍首相は「(北朝鮮との)対話による問題解決の試みは、無に帰した」と述べ、圧力を前面に打ち出した。これまでの「対話と圧力」から、事実上の転換ともとれる立場を鮮明にした。(2017年9月22日朝日新聞より)

驚きです、「対話」を放棄してどんな解決策を見いだせるというのでしょうか。武力討伐一直線になってしまうのでしょうか。

そもそも、安倍首相は、いつ北朝鮮との対話に努力をしたのでしょうか? 

「対話と圧力」というスローガンは掲げていましたが、それは「圧力強化一辺倒」を誤魔化すための大風呂敷に過ぎなかったのでは。そして今や誤魔化しの風呂敷も不要になったというのでしょうか。

[出来事その2] 韓国政府の人道支援(約9億円)に日本政府が反対

この報道にわが眼を疑い、北朝鮮民衆の苦しみを思うとき怒りに胸が震えました。

韓国政府が同じ朝鮮民族として決めた人道支援に対して、菅官房長官が「圧力を損ないかねない行動は避ける必要がある」と述べ、「韓国側に対して、慎重な対応を求めていきたい」と述べたというのです。(2017年9月22日朝日新聞より)

同じ朝日新聞によれば、韓国が決めた人道支援の内訳とは、①国連世界食料計画(WFP)の栄養強化事業と、②国連児童基金(ユニセフ)のワクチン・医療品支援事業。いずれも妊婦や児童らが対象だというのです。

このような同じ民族としての人道支援に他国が反対する、今まで聞いたこともない冷酷で無慈悲な隣国への内政干渉です。

このような圧力路線が平和をもたらすのでしょうか? 

戦争への憎悪を煽り立てるだけにすぎないと思いませんか?

[出来事その3] 河野外相が北朝鮮との断交、各国に呼びかけ

同日の朝日新聞に小さく載ったのがこの記事です。

これにもびっくりしました。

9月21日、アメリカのコロンビア大での講演で、北朝鮮と国交を結んでいる各国に「外交、経済関係を断つよう強く要求する」と呼びかけたというのです。

世界の平和と安定のために奔走するはずの外務大臣が、率先して「対立国」との断交を、世界に呼びかける・・・⁈ 

たとえ戦争中であっても、水面下で敵国とも交渉し、より有利な和平の実現に努力するのが外務大臣の仕事なはずなのに、河野外相はまったく逆の方向に突進しています。

ふっと思ってしまいました、こんなにも狭量な対応しかできない日本は「ジャイアン」のようなトランプに付き従う「スネ夫」こと安倍の図式なのかも…と。

第二次大戦に踏み込んでいった時の戦前の日本外交を連想するのは私だけでしょうか?

 

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