怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

“急性骨髄性白血病”の恐ろしさ・・・12月19日入院、回復していたはずが3月20日朝、急逝!!

2016年04月13日 | 生活のあんしん

いとこの紀ちゃんが白血病で死んだ。突然に。

入院したのも突然だった。

12月18日にかかりつけの医院で血液検査。

驚いたことに、その医者が、19日の朝、紀ちゃんの自宅まで迎えに来たそうだ。

県立中央病院に即入院。

身寄りの居ない紀ちゃんに、母方のいとこのKさんと父方のいとこの私が付き添った。

県立中央病院の医者に言われた。

「骨髄の白血球がほぼ全部ガン化している、重さが3キロにもなる」と。

「一日遅かったら危なかった」と。

 

それから3カ月間、3~4日間の仮退院を間に挟みつつ入院治療を続けた。

「なかなか白血球が増えない」ということだったが、3月に入ったころには「ようやく白血球が増えてきた」と紀ちゃんも喜んでいた。

それが突然、3月20日の朝、病院から電話がはいった。

「今朝から意識不明になった、至急、来てください」

「昨夜からお腹がおかしい、痛いと言うので、抗生物質を2回投与したんだけど」

・・・・・・

急いで病院に行ったときには亡くなっていた。

1日か2日前に電話で明るく話していた彼女があっという間もなく、消えてしまった!

 

           

ばたばたと葬儀をやった。

身寄りがいない彼女のために「喪主」などと言う者にもなった。

 

あれから間もなく1カ月、

肩や首のあたりに襲ってくるのはそうそうとした寒気と、ガンに対する怖さ。

この写真は入院一ヶ月後の仮退院の日、彼女の了解を受けて背中の写真を撮った。

何回も写真を見ていると思うのは、病気の不安と、治療費などのお金の不安、そしてガン患者の孤独が彼女の背中から湧きだしているのでは・・・ということ。

いつも元気に振舞っていた彼女が、どんな想いで旅立ったのか?

(つづく)

 

 

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