怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

衝撃でした・・・訪問したら「もう死んだ」と

2014年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム

今の日本は、なんてさむざむとした国なんだろう。

心が冷えるような夜です。

   

夜7時ころ、西川町の自動車保険契約者Mさんのお宅を訪問しました。

昼も夜も、何回も電話しても誰も出なかったからです。

雪が積もりシンとした、まだ新しい住宅団地の一角にMさんのお宅はあります。

毎年、契約の更新に伺っているので、お宅の状況も知っていたつもりだったのですが・・・。

Mさんの家も、車も、暗い雪山の中に埋もれていました。

灯りもなく、通路には人の足跡もありませんでした。

「あれっ!」と思いつつも、「元居た横浜にでも行ってるのかな」とも思い、隣の家のチャイムを鳴らしてみました。

玄関の扉を開けた奥さんが言うには、「亡くなったんです」、「最近」・・・

「なんの病気ですか?」との問いには

「死んでたんですよ。」

     ・・・・・・・・

いつの間にか亡くなっていたそうです。

去年の今頃に訪ねた時は、

「女房が死んでしまって、親しい人もいないし、何もすることもないし・・・。」

「横浜時代の友だちが、たまに訪ねてくるだけだよ」

「女房が元気な時にはしょっちゅう来てた女の人たちも、男一人になったら誰も来ないし・・・」

いかにも所在なさそうにしていました。

   ・・・・・・・・

5~6年前、ご夫婦で横浜から引っ越してきた時は、「田舎暮らしはいいねえ」「山菜も豊富だし・・」、「近所の人も良くしてくれるし・・・」と喜んでいたのに。

奥さんの実家が山形だというので、Mさんは東京のほうの人だったが、田舎暮らしに期待して二人で引っ越してきたのに。

お二人の田舎暮らしは、あっという間に終わってしまいました。

Mさん、さようなら。

期待に応えられない田舎暮らしですみません。田舎の人間の一人としてお詫びします。

多分、田舎も崩壊しつつあるのです。都会のように。

・・・・・

でも、このままではだめですよね。

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