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時事問題を中心にブログを書く日々です。
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稲村公望先生の「フーバー大統領回想録」(その20)未定稿

2015年11月06日 | 政治

フーバー大統領回想録(その20) 未定稿

トルーマン、マーシャルとアチソンが中国に関して、その政治家道を失った第18番目の事例である。
ルーズベルトが、蒋介石が共産党と合作することにこだわって、中国に関する裏切りの秘密協定がヤルタでできて、モンゴルと、その結果として、満州をロシアに渡すことになった。
トルーマンは、側近の左翼の顧問が強くこだわったことを、マーシャル将軍が、その側近連中の意向を実行する為に任命したことから、全ての中国を犠牲にすることになった。
マーシャル将軍は、そうした政策を通して、政治家道が失われて、トドのつまりは、4億五千万のアジアの人々をしてモスクワ傘下の傀儡政権にしてしまったことが、
毛沢東に中国をあげてしまった壮大な過ちとして評価されなければならない。
モスクワ会議、テヘラン会議、ヤルタ会議、そしてポツダム会議を通じて、中国に係る政策は、第三次世界大戦を引き起こす可能性のある竜の歯が、世界の至る所にばらまかれた。
何年も「冷戦」が続き、朝鮮戦争が勃発し、アメリカが再度敗北してしまう可能性のある恐れのある、北大西洋同盟が弱々しく成立した。

The Dragon's Teeth of World War III
Nineteenth. From Moscow the Teheran, Yalta and the Potsdam Conferences, the policies as to China,
the dragon's teeth of a third world war were sown in every quarter of the world
and were to see "the cold war" over years and finally the hideous war in Korea and the feeble North Atlantic Alliance with all its dangers of American defeat again.

米中の対立の可能性と第三次世界大戦の可能性についても言及している。
以上がフーバー回想録にまとめられた、19の失敗例であるが、それは日本の名誉回復にも繋がる内幕に言及している。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言うが、このフーバーの回想録は、47年の長きに亘って隠されてきた。
今回スタンフォード大学から出版されたのであるが、それが公開されたこと自体に、やはり理由があるものと考えられる。
米国の戦後体制制も虚構の上に立てられており、戦争に敗北した日本も、自信を喪失したばかりではなく、歴史を書き換えられて、真実が隠匿されてきた感を免れない。
「勝者」であったはずのアメリカ側で、こうした「Statesmanshipからすれば敗北」したとする回想録が出たことは、
虚構の修正が求められていることを示すもフーバー大統領の回想録は、日本の正統性を回復する可能性が高い。
日米関係にとって重要なことであり、特に日米間ののど仏に刺さった骨を取り取り去ってしまう可能性がでてきた可能性がある。(おわり)

なお、この文章は、フーバー大統領の回想録の日本語への翻訳が、遅遅として行われないために、その内容を日本の読者に一刻も早く紹介することを目的としてまとめたものである。
この文章を整理した上で、たちばな出版の季刊誌、伝統と革新第二十号に掲載される予定である。そうした所からも未定稿であるので、ご理解をお願いしたい。
フーバー大統領の回想録は、戦後の歴史を書き換えを促す内容であり、大統領であるが故に、歴史修正主義の汚名を着せることはできない、なにせ、その歴史のさなかで執筆された記録である。

★ 私のブログにチャンネルAJIERを通じて稲村先生の許可を得て「プレミアムメールマガジン」から『フーバー大統領の回想録』を転載しているので、まだご覧になっていらっしゃらない方は下記のリンクをクリックなさってください。


稲村先生の「フーバー大統領回想録」

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/91d88b218e1d01dc966d2d138179dd35(その1・2)

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/bff71e65cc5dc652747190e6d304ac2a(その3)

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/1f7dcbd75e3e208e857b3ba6a30dba9c(その4・5・6・7)

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/0e10bb174289bbdeaedf9687203f1c44(その8・9・10)

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/f6cd758148cc7385f568de1802cfe8dc(その11・12・13)

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/48fb0ff8d6d8404d948b436d5aff4552 (その14・15・16)


http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/b42274bd811da5fcf7eea47aa4aa7a44(その17・18・19)




★ 稲村先生が私に丁寧なメッセージを下さいました。感激でした。

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