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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

驚異的な天才、奥山篤信氏の慧眼「菅官房長官」の本質を看破!!

2020年09月02日 | 政治
 私は昨日取り上げた稲村公望氏(maestro稲村とお呼びしている、「先生」と呼ばれるのを嫌っていらっしゃるので)と、驚異的な天才、奥山篤信氏を「日本の二大智者」と思っており、その並はずれた智慧に毎回度肝を抜かれている。本日の奥山篤信氏は一見ユーモアの塊でおおいに人々を笑わせ、口は悪いが愛くるしい人柄というアンバランスの魅力があるゆえに、その驚異的な「天才」の実力を見せつけられた時には本当にマイってしまうのである。
ではMonsieur奥山(私はそうお呼びしている、なぜかってダンディな趣味のお方で、そのために抱腹絶倒のユーモアのセンスと相まってヴァイオリンの巨匠アイザック・スターンのような百面相の演奏がダブってくるのである。)

では、そのMonsieur奥山こと、奥山篤信氏のエッセイをどうぞ。(もちろん、転載のご許可を頂いている)

◎wikiを読むとスガという男が見えてくる。
なんとワシと同じ🐭 1948年生まれ 学年は一つ下 そんなに年をとってるとは?
まさにマキャベリストそのもの そこまで徹底できる日本人として珍しい。 見かけ抑制された、実質激しい野心家(別の言い方をすれば政治家に必要な悪党そのもの)立身出世そのものを具現化した実行力と判断力 人を見る目抜群、 誰が決め手か瞬時に判断する力 冷酷無比 意外にドンと決断実行力あり。
期待できるのは政府貨幣賛成論者(故丹羽教授の悲願ヘリコプターマネーを実現してほしいものだ)
感じとして二階の言い成りには絶対にならないだろう。むしろ二階を操れる狡猾さがある。まさにマキャベリストとして利用は徹底的役に立たなくなるとさっと交わすだろう。
官僚は意のまま脅しと煽てで自由自在 ついに政治主導がこの男によって実現されるだろう。
維新も創価学会も手玉に取ること間違いない。
橋下など相手にならないだろう。それほどの凄みと脅しとゲシュタポ・フーバーFBI並みの個人情報力を個人ファイルとして溜め込みキンタマを握り財界・野党与党を支配するだろう。(以上)

 ここで奥山氏は「マキャベリスト」と表現されているが、もちろんイタリアのルネッサンス期の政治思想家マキャベリのことである。

マキャヴェリズム(Machiavellianism)とは、政治目的のためならばどんな手段や行為も許されるという考え方。

15世紀末から16世紀初頭にかけて活躍したイタリアの政治思想家、ニッコロ・マキャベリが自身の著書「君主論」で述べた。国家を維持する難しさ、そしてその目的を達成するための思想であることから、政治的な要素が大きく影響しているが、最近では心理学的に使われることも少なくない。

マキャベリズムの支持者をマキャヴェリアン、マキャベリストと呼ぶ。


マキャベリの有名な言葉を少しだけご紹介します・・・
・困難な時代には、真の力量を備えた人物が活躍するが、太平の世の中では、財の豊かな者や門閥に支えられた者が、わが世の春を謳歌することになる。
・弱体な国家は、常に優柔不断である。



ブログ主のコメント
Monsieur奥山、さすがの慧眼、深く同意致します。
安倍のおぼっちゃま(「三国志」でいうと名門出身で優柔不断の袁紹)は勿論、石破も翻弄される。この人(菅官房長官)は司馬仲達タイプかな?人望はない、野心を隠していて仲間を恐れさせる。
この人を見抜いて怒鳴ったのは故三宅博先生のみ。
この菅氏は後世にどう評価されるか、司馬仲達を見ればわかる。また用心深く案外怖がりのところもある。
しかし、岸田氏は貴公子、本当に気の毒だった。奥山篤信氏の別のエッセイを読んで痛切に思った。
彼のような育ちのよい貴公子に北朝鮮からのヤクザのような使者を相手に拉致問題のやりとりをさせた安倍氏も安倍氏だが。
さすがにMonsieur奥山の推理力と洞察力はめったにないほどの見識だ。脱帽です。


あの小沢一郎も菅官房長官を恐れていた。

小沢氏、秋の政局で現政権の「熟練の技」を警戒
「この政権を甘く見ない方が良い」

国民民主党小沢一郎衆院議員が20日、公式ツイッターに新規投稿。コロナ禍における対応などで安倍政権の支持率が低下し、野党合流新党の立ち上げなど、秋に向けて政局に動きが出ている中、「この政権を甘く見ない方が良い。権力維持のためには何だってやる」と警戒を強めた。  
小沢氏は現政権について「目下、国会を開かないことで全てを忘れさせようと躍起だが、それでも国民がなかなか忘れてくれない場合は、当然別の手を打って来る」と予想した。  さらに、同氏は「隠蔽、改竄、虚偽。これまで磨いてきた熟練の技が存分に活かされる」と、8年近く政権を維持してきた要因を“熟練の技”という表現で指摘。「真実を見極めることこそが肝心」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92566e24dce8bfc1e22ddd4bc2097abe60d61d8c?fbclid=IwAR1IgV7vswwy3Sr_F1n25GLwvbT-lXeS_8zb0HCIWjKa9F6Xxxtpwm-iipI
 ところでMonsieur奥山のエッセイでもうひとつ「お見通し」のがあるが、ご許可を頂いていないので今回は見送ります。
岸田氏のことだ。奥山氏は「貴公子」岸田氏に心から同情を寄せておられる。(政治面ではない)。
これを読んで私は本当に岸田氏に同情した。
次の自民党総裁は多分「菅」氏になるだろう。しかし国民はどう見ているのだろうか。その他にも「自民党員」の方々は・・・
 月刊誌「月刊日本」に連載中の奥山篤信氏のエッセイ

奥山篤信氏のプロフィール
1948年神戸生まれ。1970年京都大学工学部建築学科卒、1972年東京大学経済学部卒。1972~2000年まで米国三菱商事ニューヨーク本社6年を含み三菱商事に勤務。2014年上智大学大学院神学系研究科修了(神学修士号)、2014年秋より一学期(約1年)パリ・カトリック大学(ISTA)に留学。退職後平河総合戦略研究所代表理事、平河サロン主宰、作家・映画評論家として活躍

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あざみは踏まれると大きな音をたて、敵の襲来を知らせたというので兵舎の近くに植えられたという。

白百合のような高貴な美しさには及ばないが、そんなあざみをいとしく思う歌です。

あざみの歌(昭和24年)ソプラノは鮫島有美子さん






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