ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

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イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

声楽レッスン ベルカントと「声の闘争」 ・ バーバラ・ボニーが歌うリスト作曲「夢に来ませ」 ユゴー詩

2013年07月06日 | オペラ
声楽レッスン ベルカントと「声の闘争」


バーバラ・ボニー、引退して今は声楽教師をしているという。(1956年生まれで現在57歳)
ボニーは現役時はあまり声が豊かなソプラノではなく、叙情的な音楽性で表現していた。
しかしどれだけ勉強していたことか。

こうして教えていることが、確実に若い?歌手に伝わり、楽に高音を出せるようになって
生徒?は感涙。

若いソプラノへの指導 
Barbara Bonney Soprano lesson "Mi chiamano Mimi."

この若いソプラノは中音は充実しているけれど、高音の共鳴に不足している気がする・・・
ボニー先生は今それを言わずにピアニシモでカヴァーし、低い音域になってからクレッシェンドさせている。
多分、この時、これがベストだったのかも。

ではバーバラ・ボニーの現役の時の歌を。

リスト作曲「夢に来ませ」 ビクトル・ユゴー詩

RECITAL BARBARA BONNEY (2000-2001)

"Oh! Quand je dors de Franz Liszt / Victor Hugo
Barbara Bonney (soprano)
Malcolm Martineau (piano)

~暗い表情の私の顔の上、それはたぶん
暗い夢がずっと続いているためであるのだけれど
そこに星が昇るようなあなたの眼差しが射すならば
すぐに私の夢は
輝きだすのだ!



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2 コメント

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この方も好きなソプラノです (うみぼうず)
2013-07-06 23:30:33
 最初に聞いたのは、NHK-FMで放送された「ヘンゼルとグレーテル」だったと思いますが、グレーテルの可憐さが、声だけでもよく伝わり、何度もエアチェックしたテープを聴いたものです。

 映像では、「ばらの騎士」のゾフィーが印象に残っていて、可憐さだけでなく、ちょっとわがままというか、我の強さみたいなものもよく表現されていたと思います。声だけでなく、演技もよかったです。

 ただ、「声が豊かでない」人だったんですか?メディアを通じての鑑賞だったから分からなかった。彼女の声が貧弱に聞こえないよう、多少音響的に調整しているんでしょうか。
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ボニーは軽いリリコの声 (うみぼうずさまへ  ベッラ)
2013-07-07 00:26:16
コメントをありがとうございます。
バーバラ・ボニーさんのような軽くて細いリリコ・レッジェーロ、もしくはリリコの声は、放送ではよく声が通ります。
むしろ声量たっぷりのリリコ・スピントやドラマティコは
全部の声が入りきらないように思います。
やはり実演で聴くとそのへんがよくわかると思います。
ボニーは「アイーダ」や「ドン・カルロ」、またワーグナーの
ブリュンヒルデやイゾルデを歌う声ではないのです。

しかし彼女の頭の良さ、シンの通った声と表現は
モーツアルトやリヒアルト・シュトラウスのゾフィーのような役、またリートにおいて、かつてのローテンベルガーや
エリーザベト・シューマンのような清涼な声は素晴らしい
ですね。
それとドラマティックで豊麗な声の歌手は、細くて繊細な
声の歌手よりも工夫して出さなくても十分に通用するので
教えるときに「なぜ声が出ないのか」と戸惑うこともあります。その点、ボニーは教師としても適格と思うのです。

私も「ばらの騎士」の彼女のゾフィーは聴きました。
このオペラのDVDは3種類持っています。
ローテンベルガーやユリナッチのカラヤン指揮のが
一番好きです。
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