教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

円安はどこまで続くのか

2013-01-14 01:52:15 | 経済/経済/社会
とつぜん円安方向に動き出した為替だが。

最近すこし奇妙な現象が起きている。
↓これだ。


http://click365.ovalnext.co.jp/cftc/



これは、CFTCのUSD/JPYの建玉差分である。
平たく言えばアメリカのヘッジファンドのポジション動向みたいなもんだろか。

最近の傾向だけよく見てみてほしい。

ふつうヘッジファンドはトレンド追っかけで為替が動いた方向に自分も乗っかるというポジション(トレンドフォローという)をよく取る。
為替が動いた方向とは逆に張りがちな日本人のFX個人投資家とは正反対のポジションになりやすい。

だが。
ここ1月は、円安に動いているにもかからわらず、CFTCの円ショートの建玉は微減傾向なんだ。



これはどういう意味か?

もうそろそろ円安トレンドの終わりが近いと見て、ヘッジファンドは手仕舞いをはじめたんじゃないかと勘ぐることもできる。

ちなみにこのCFTCの建玉は、夏にスペインのソブリン危機がやや沈静化しはじめてユーロの下落トレンドが転換した局面に対して7週間分先行して手仕舞いをはじめているという実績もある。



ヘッジファンドのカウンターパーティーはどうなのか?

それが日本人のFX個人投資家だとしよう(たいがいそうなんだが)。
そいつらはほぼ常に円ショート(EUR/JPYだけは例外っぽい)である。

世間ではFXは大損こくヤツがけっこういる。
だが、今に限った話をするならけっこう儲かっているはずだ。

そして今までの傾向からいえば逆張りが当たれば解消していくはずなんだが・・・。
にもかかわらず、今回に限ってはトレンドフォローで円ショート積み増しをしているんじゃないかと見てとれる。
しかもここ1月くらいの間で、かなり出遅れてから。



これから予想される未来は何なのか?

FXで日本人の個人投資家と同じポジションを取ると高い確率で負けるというジンクス(というか統計的事実というか法則というか)から導きだせる結論はというと・・・

・そろそろ円安が反転する
・もう少し円安が進んで、かつ、もう少しCFTCの建玉の円ショートが減ってから、円安が反転する

のどちらかではなかろうかと思われる。



CFTCの建玉は週1回(毎週土曜日)しか更新されないので少し遅いのだが、今回だけは注意して見ておく必要があるだろう。
安倍が何といおうが実際に相場を張るヤツらが動かないことには相場は動かないのだから。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
別途返信 (教団「二次元愛」教祖)
2013-01-15 01:10:33
おもしろいところを突かれてしまいました。

ここで返信するにしては長すぎますので、blog記事にてご返信します。
返信する
Unknown (SIS)
2013-01-14 19:03:52
円安方向に持って行くため売り捌くのでしょうかね、円。
米国債ばっかり買って、最後に不履行されてあぼんなのかしら。
まあただ、ドルは確かに終わってる臭いけど、だからといって巷間言われるような基軸通貨の入れ替えが起こるのかと問われれば大いに疑問な気がするのです。
実は基軸通貨って、長期的には嬉しくないものなのかも知れないし。
『ドルは我々の通貨だが、ドル問題は君たちの問題だ』って言い放ったのはG5時代の米国財務長官でしたっけか。
中華の国は米国債をたくさん持っていて、だから米国を言いなりに出来るとは某・田中宇宙人なヒトの『多極化陰謀論』なワケですが、これもなんか共産党に洗脳された宣伝のように見えてしまいます。
シェールガス革命を表沙汰にし始めた米国の理由って実は
『いやもお俺たちさあ、石油買う必要ねんだわ。だからドルも基軸通貨とか、俺たちでいわねえからよ、勝手にしてくんね?』
という意思表示だったりすると面白いんですけどね。
返信する

コメントを投稿